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サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
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室蘭大谷高校 ０−０ 滝川第二高校
2002年12月31日（火）、高校選手権一回戦、平塚競技場にて観戦。
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今年は、決勝は成人の日に行われる。前回優勝校の予選免除が一度だけあった。
平成十二年に優勝した私立船橋高校が該当したが、翌年には廃止。去年の決勝戦では、
試合前に両校校歌が吹奏された。いろいろと改革が試みられている。いいことだね。 でもね、 準決勝まではダブルヘッダー、つまり一枚の入場で二試合見られるのに、 開幕戦だけは一試合。昨日、国立競技場で既に一試合は済んでいるので、その抱き合わせ（笑）になるはずだったもう一試合が、これ。 二試合分楽しませて欲しい（笑）。 さて、夏以来４ヶ月ぶりの平塚。今日は全席自由、ただし、 冬のメインスタンドは影になって冷えるので（夏はその日陰が有難いんだけどね）、 陽光の降り注ぐバックスタンドへ。滝川ニ高の応援席に入り込んでしまう。メガホンを「お願いします」と差し出される。そう言われちゃうと、ねえ‥‥（笑）。 |
 室蘭大谷ゴールに迫る！ |
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キックオフ。一旦下げてロングパス。室蘭大谷のダブルアタッカーが突っ込む！ GK福島が競り合って‥‥倒れるが、大丈夫かな。
どちらも大きく放り込むサッカーだが‥‥ 激しい競り合いが予想されるが。怪我がないように‥‥。さあ３分経過。 滝ニ５番と３番の間や背後にロングボールで来る。室蘭大谷のトップの９番も速い！ 滝ニの攻勢。サイドからドリブルで切り込みシュート。 GKヤマモトの攻守に阻まれる。４分。ここぞと言うときに、ドリブルとショートパスで攻め込んで来た滝ニ。 ８分過ぎて、室蘭大谷のロングパス、 滝ニのショートパスとなる。対照的な戦術だ。 １１分。中盤の競り合いから、滝ニ１６番岡崎のドリブルシュート。 右に一人が流れて空けたスペースに抜けた。こういう高度なコンビネーションも面白い。 どちらも個人の技術がしっかりしている。
無用なドリブルが少ないから、テンポが早くて互いのゴール前への往来が多い。１９分。 ２５分。滝二の攻勢。ただ、 ゴール前までボールを運ぶのではなく、遠くからでも「撃つ」ことも大事に考えて欲しい。 室蘭大谷、左サイドからじわりと、７番が中央に持ち込んでミドル。クロスを警戒して滝ニDFが少し下がった隙を突いた。ただ、 バーの上を越えていった‥‥３０分。 そして室蘭大谷に最大のチャンス、３５分。左サイドからのクロスをGKフクシマがパンチング、 中途半端な距離だったのを拾われて１６番イワブチががら空きのゴールへ‥‥は転がらず、ポストの脇へ。決めておきたかった。決めるべきだった‥‥。
以降、ショートパスとドリブルで攻める方法に変えた室蘭大谷が攻める。
後半。 １分、またも！ パターンが逆転したような攻め合い。室蘭大谷がアルゼンチンのような高速ドリブルと壁パスで攻める、滝ニはクリアが小さい。 大きくつなげば、シュートまでたどり着けるが‥‥。 ４分。１９番が倒れてFK。チャンスだったが‥‥。元々サイド攻撃の少ない滝ニ。
やはりFKでも正確性を欠いたか‥‥。 ９分。 滝ニ１６番のドリブルをカットして反撃！ 室蘭３番だが、ナイスカットと映りにくいその位置。 １５分。どっちもショートパスの展開になったせいか、 中盤の奪い合いになる。ゴールは、どちらにとっても遠いかも知れない。 室蘭大谷8番のクリアに滝ニ9番が飛び込み、ファール。FKのチャンスだ。
しかし、策がない‥‥！ 逆襲、室蘭大谷8番のドリブルシュートはカットされる。ううむ。１８分。 そして室蘭大谷の攻め。右サイド９番スガワラが持ち込んで、中央１０番へ、７番イチカワに落としてミドル‥‥。ううむ。 ２２分。
やはりサイド攻撃の不足は、物足りなく見える。 そして34分。滝ニは逆襲からチャンス‥‥しかし7番アライが切る。その前の混戦、滝ニゴール前で倒れているのは‥‥室蘭5番かな？ 酷だが、 絶好の給水と作戦タイムになるか。それとも、これで気持ちが途切れるだろうか。ボールを返して再開。
滝ニは７番イチカワに代えて４番。終盤は室蘭のパワープレーからの猛攻。 滝川二高は４人が連続して成功‥‥二番手の左利きの７番が、
やや足を引いていて不安だったが、決めたのに対して、室蘭大谷は三番手の２番がポストに当てて嫌なムードとなり、次の３番も外して決着だった。
そして、滝川ニ高は二回戦も鳴門高校を破り、三回戦では‥‥ 勝ったチームの校歌斉唱もないようだ。いいことだ。
応援席に挨拶に来る室蘭大谷チームにも大きな拍手とエール。気持ちがいい。拮抗した内容のいいゲームだった。 |
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