Match of the Day!
さあ、サッカーの世界へ‥‥
デンマーク１−３日本地元開催以外の地、ランキングでは遥か上空の相手、開幕前の不振‥‥などなど。 その中でも特に感慨深いのは、二本のフリーキックだった。 公式ボール「ジャブラニ」のパネルは八枚、空気抵抗を受けにくく、軌道が読みにくい。 更に千メートルを越える高地での試合となれば、空気も薄く、更に予測しづらくなる。 ＧＫ泣かせ、とも言うが、サイドチェンジのロングパスの精度が悪く思えるのも、 蹴り主どころか味方にさえ、ボールの軌道が分からないからだろう。 サッカー以外はよく知らないが、スキーやスケートなど、俊敏性を活かして日本人が活躍すると、 ルールが変更されるということがあるらしい。 しかし、日本人は工夫と努力で克服してしまう。 欧州の自動車市場でも、日本車は何度の高い環境基準を押し付けられては、 はるかにそれを超える水準のものを作ってしまうそうだ。 本田選手の無回転フリーキック、遠藤選手の曲がって落ちるボール。 二人が二種類の軌跡でデンマークゴールに突き刺さったのは、 日本人が初めてこの厄介なボールを克服した証だろう。 翌日の試合、某チームのキッカーが、明らかにそれまでと違う蹴り方をしていた。 本田選手のように、軽く当てる感じのフォロースルーだった。 2010年6月26日（土） |
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