目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

高知高校 1−3 滝川第二高校

2003年1月3日(水)、高校選手権三回戦、三ツ沢競技場にて観戦。

毎度のことながら、専用競技場はいいもんだ。
全日本ユース準優勝の星稜に勝った高知。 そして31日にPK戦を制し見たぞ)、二回戦は‥‥? (見てない)だが、 勝ち上がった滝二。ここは攻めの滝二と守りの高知、かな? 先入観を持つのはよくないね(笑)。雪中の決戦になりました。
専用競技場は、いいんです。客席とピッチが近い。でも、雪や雨が降って、前列の人たちが傘を指すと、手前のタッチライン付近が見えなくなる。 適正な距離は、何事にも必要のようです(笑)。

右CKから先制ゴール!
右CKから滝二先制!

滝二のキックオフ。高知のFKとなる。序盤、大きな展開。走らないと、冷える。滝二は右からの突破はゴールキックへ。速攻の高知。

左サイド、19番のスルーパスに16番、これもGKへ。滝ニの攻勢となる4分。
高知は9番が、ラインの裏を狙って左右に動いている。

8分、高知の守備ラインに対して、平行のクロスボールで打開しようとする滝二の攻勢。しかし、星稜の攻めを封じたという高知の守備も堅い。

滝二の逆襲からの攻め。9分。左9番のアーリークロスはDFの背後に10番がスライディング。GKが辛うじてキャッチ。

15分、 高知はペナルティエリア内に人数を置いて守っている。そして、DFラインから繋ごうとはせずに、 安全第一とばかりにクリア。しかし、ダブルアタッカーの9番と10番が速くて巧いから、何とか追いつけば攻めの形にはなる。

高知5番を倒した滝ニ9番にイエロー。16分。

滝ニ、右CKから先制。

どんぴしゃのヘディングシュート、 8番キンのゴール。見事だった。10番のアシストだった。20分。

堅守速攻のチームが先制されると、攻め手がなく厳しい。23分、 滝二の攻勢となる。

攻め手がない高知。29分、14番の苦し紛れのミドル。このままでは打開策がなく、苦しい。

36分、 滝二の動きも少し落ちたかな。高知のペース。でもなあ‥‥ちょっと工夫がないようだ‥‥。

インジュリータイム‥‥高知、 11番がサイドで頑張るが‥‥ハーフタイム。

後半。
作戦又はメンバー交代などはあるだろうか。前半のままだと、 高知に勝ち目はないかも知れない。

5分。滝二の、組織的かつ有機的な攻め。中央で誰かが持つと、 必ずフォローがいる。信じてサイドに走る味方がいる。

7分、またも滝ニ。7番がトリッキーなドリブルからクロス、 ヘッドは‥‥GKの攻守。7番が活躍するようになって来た。

雪が、そして高知の応援が、更にまた滝ニの攻撃が激しくなる。10分。
そして17分‥‥。

16番オカザキのヘディングシュートが決まる。

7番アライが左サイドでキープ、 一対一のマークを上手くずらして、クロス。待ち受けるようなヘッドだった。滝二の2点めが決まる。

高知は攻め手がない‥‥。 好感を抱いていたのだが‥‥高知の大きく蹴る戦法も、滝ニの早いチェックの前には大雑把に見える。
高知は10番モリに代えて15番サカモト、 22分の交代。

滝ニにも交代、9番タキハラに代えて15番タオカ、22分。
そしてその直後の23分、この交代が奏功する。

右サイド16番オカザキのクロスに15番タオカのヘッド!

オープンスペースに走りこんでいたた16番オカザキに合ったパス、 中を見て丁寧にクロス‥‥見事な組織プレーだった。
順調な加点、3点のリード。こりゃあ、決まりかな。

高知は2番に代えて17番アサカワ。滝ニは7番アライが左右のスペースに上手く走りこんでいる。この点差、余裕を持って組み立てられる。30分。

その滝ニは10番ヒグチに代えて13番マセが入り、更に36分、5番ニシモトに代えて20番ヤマシタ。この流れは変わるまい‥‥。

セットプレーで、堅守の高知から先制点を取れたことが大きかった。
守りは堅いが攻め手に難のある高知が攻めざるを得なくなり、その背後を突く攻め‥‥正に定石通りの勝ち方で、滝川二高が圧勝。‥‥と、 思いきや!

高知は執念のゴール!

9番フクダがドリブルに。GKが釣り出されかわされ、 中へのグラウンダ−のパスを押しこんだ11番キラのゴール。
‥‥

だからサッカーは分からない。だからサッカーは面白い。

雪は止む気配すらなく、第二試合が始まる‥‥。 そして勝った滝ニは、準決勝まで進むことになる‥‥。

このページの最初へ toto予想師 観戦記目次 日本代表選手一覧 ゆにこん一覧