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サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！ |
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日本 ４−１ イラク2000年10月24日（火）、アジアカップＮＨＫ ＢＳ−１にて観戦 | 
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今の日本の実力なら充分に勝てると思う。しかし‥‥７年前のように、こちらが緊張してきた。イラクとサウジは、
中東の中でもきちっと組立てて来るスタイルだ。 ダーティーとの報道もあるが、タイ戦を見る限り、 激しいが汚くはなかった。恐らく、日本がグループリーグ突破を決め、 他の組を見て慌ててイラン−イラク戦を見た記者のやっつけ仕事だったんだろうなあ。 さて、 今の日本の中盤の構成力や守備力なら圧倒できると思う。ま、勝負はやってみなけりゃ、分からない。 |
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カタール戦から、またレギュラーに戻した日本。これで負けるもんか。前線にタカハラとニシザワ、
現在最強のダブルアタッカーだ。ＤＦはナカザワが入る。言うことなしのベストメンバーだ。 イラクのキックオフ。右サイドを大きく狙ってきた。
カメラの位置がやや上過ぎるな。遠くて背番号が見えない。 イラク先制！ １０番アバス・ジャシムのミドルシュート。両サイドがスピードで振り切られる。そして右をナカザワが振られ、拾ったボールをスルーパス、 クリアがジャシムの足元。フリーでミドルシュートを食らった。４分。まだまだこれから。シュンスケからのスルーパスがぶれる。 ７分。これで３本。イラクのチェックが速いせいか。しかし、イラクもこのペースが終盤までもつだろうか。 よし！ 同点！右シュンスケのＦＫ、中に入れると見せて、中央に上がってきたナナミ！ 綺麗に突き刺した！ ９分。日本のペースになりつつある。ニシザワからモリシ、わずかにそれて、ＣＫ。イラクも、押されているのではなく、ペースダウンしたようだ。 タカハラ！ １２分に逆転。イラクの中盤のやる気のないパスをモリシがカット、自らのシュートのリバウンドを中にパス。 タカハラが冷静に押し込む。モリシが大きく早く質のいい動きだ。イラクが中盤でカットするが‥‥スローイン。 プレスに来るが、ワンツーで軽やかにかわす。いいぞ。 イラクは９番アブドル・ジャバーが入るようだ。１６番オベイドに代える。
この交代は攻めのリズムか中盤の劣勢挽回だろうが。モリシにマークらしい。でもモリシは縦の動きもあるから、意味がないと思うが‥‥。
またもパスカットからモリシのドリブル‥‥倒されたが‥‥モリシのファールか。 やはり動き回りポジションチェンジを繰り返す前線の三人は、マンツーマンでは押さえ切れまい。 日本のリズムだ。イラクは引いてきた。速い攻め上がりも怖いが、押し込み続けていれば、点は入る。 シュンスケ得意のコースのＦＫだが、右に外れる。惜しい。 ２５分、イラクが左ＣＫ。初めてかな。ヨシカツのパンチング。 モリシが拾って‥‥ミスキックだ。う〜ん、イラクのペースになりつつある。シュンスケのファールで、イラクにＦＫ、危ない！ ６番タルクアジスがニシザワを倒して‥‥また傾くか。２８分。 決まった！ ナナミ！左サイド、 モリシのドリブルから、競ってこぼれてナナミ！ ＧＫの位置とコースをよ〜く見て浮かしたゴール。ＤＦにも当たったかな？ 見送るしかないイラクＧＫだった。モリシがまたまたニシザワへチャンスを作って、右ＣＫ。３１分。先程と違って、
日本優位のムードだ。マンツーマンにしたのが、ここまでのイラクの失策だろう。 ３７分、イナモトの自己主張のミドルシュートはバーの遥か上。 ちょっとイラクの攻勢になるか‥‥ヨシカツがシュートをがっちりと掴む。 やや足が止まってきた両チーム、４０分を過ぎたが‥‥。 日本の流れるような左サイドからの攻撃。モリシとシュンスケの動きの質と量のよさ、ナナミとイナモトとミョウジンのバランス感覚‥‥。 それはともかく、もう１点欲しいなあ‥‥。ま、悪くともこのままで行きたい。 イラクはドリブルはうまいが、ロングパスが不正確だ。
あ、シュンスケにイエロー。故意ではなさそうだが。お、ちょっと荒れてきた。今度はイラク９番ジャシム、モリシへのファール。 さあ、後半。 ２分、イナモトから右サイドフリーのタカハラ、クロスに飛び込むモリシ。ＣＫからナカザワのヘッド、これはＤＦがクリア、 畳みかかる日本。突っ込むモリシとアキ！ 惜しい‥‥。 激しく当たるようになってきたイラク。しかし４分を過ぎると、 イラクは鋭さを潜めるようになる。前半と同様だ。 右サイドを破られる。２度あった。ここは何とかしたい。背後に出されるか、 パスカットからだから、この局面に関してのみ、後手に回ってしまう。 ９分、背後を突かれる！ ヨシカツがナイスセーブ。 イラクでも一番のキープ力の１０番。でもＣＫだ。たやすくカット。この一瞬が怖い。ヒヤリとするイラクの攻勢、１０分過ぎだ。
イラクは二人目の交代。８番フェイヤードをどこに入れるか？ トップを増やしてきた。１３分。パスをカットして早く裏に‥‥オフサイド。 よし！ ミョウジン得意のミドル炸裂！タカハラが左サイドをキープ、ナナミにたくして、 鋭いクロスのこぼれた所をズドンと決めた。見事！ １７分。ははあ、イナモトを下げてモチヅキ。カードもあるし、疲労もあったか。 モチヅキが右サイドかな？ ミョウジンが守備的ＭＦに入る。 ２４分、膠着。この点差で膠着は、いいことだ。
右サイドは８番が入ってから怖くなくなった。 オクはやはりトップ下。下がってもらおうとする動きだ。 モリシが横の動きが大きいのに、オクは前後かな？ タカハラにファール、イラク２番にイエロー。 モチヅキが小気味のいい右サイドのキープから、 オクのミドルは上。３３分、日本はアウトサイドが守備をきちっとするので、前半ほどイラクのサイド攻撃に迫力はない。放り込んでも、 高さではほぼ日本に勝てない。 シュンスケに交えてオノ。 さあ、インジュリータイムだ。３分。ここは前線でキープしたい。 足が止まったかな。イラクもさほど無理もしない。日本も、これで決まりと思ったか‥‥疲労も出るだろう。 よし、勝った！ さあ、 次の相手は中国！ 西アジア開催の大会で、日本中国そして韓国が準決勝進出！ ２００２という目標があればこそ、でしょうか。 ドーハの時は、日本に２−１とリードされながら、 ロスタイムにも（当時は表示がなかった）ゴールキックを放り込まずに丁寧に繋いで来るなど、薄気味悪い（笑）チームでしたが‥‥。ちょっと、 往時の面影がなくなりました。 しかし、アジアユース決勝では見事にやり返されました。こうして、 勝ったり負けたりして、「伝統の一戦（いわゆるクラシコ）」になっていくんでしょうね。 |
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