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さあ、サッカーを語りましょう！

U23日本代表　１−１　ロシア代表

国際親善試合、2004年2月11日（水）、TV朝日にて観戦。

テストマッチだ。どれだけ仕上がっているか、先のイラン戦とは異なる選手の力や組み合わせを見たい。予選への準備だ。その予選だってグループリーグだぞ。 それを「負けられない試合がそこにはある」としつこく連呼するTV朝日、うるさいぞ。

それはさておき、ロシアはフル代表が日本の若手の相手をしてくれる。ありがたい。一昔前には信じられないことだ。 （とは言っても、決してベストメンバーではないそうだが）日本の実力が高く評価されている証拠だし、 ワールドカップで世話になったお返しだ、と言われると、それもうれしいですな。
そのワールドカップと直後のもう一つと、 今世紀三度目の対戦ですね。

468-60a

まず日本のスターティングラインナップが発表。
攻撃陣は代えて来た。高松と坂田のダブルアタッカー。守備陣は変わらず。 中央の闘莉王と左右。守備はこのメンバーがメインになるだろう。

ゆっくとした立ち上がり。
右深い位置で高松へのファール。1分。 松井と根本が立ち、松井のキックはクリア。シュートで終えたかった。

アーリークロスからロシア11番が胸でトラップ、 右サイドに抜け出して‥‥ハンドリングかな？

左サイドから中央にかけて、うまくボールを奪って攻撃にかかれる日本。
FW高松も果敢に挑んでいるのは、同じく高さが武器の一つである平山を意識してのものかな。

ロシアの高い攻撃。右からのFKに7番のヘッド、クロスバーに当たる。なかなかクリアできずに、少々もたついたがGK黒河が取る。8分。 7番のヘッドは、マークのずれもあったかな。

CKからロシアの速攻。１１番ケルジャコフが右サイドを駆け抜ける‥‥何とか凌いだ。 ロシアもテクニックはあるが、ちょっと大雑把な感じがする。このCKも闘莉王が上がったカバーリングはよかった。

日本は１５分、パスを繋いでゴール前で松井のドリブル。スルーパスを狙ったのか？ 難なく取るロシア。でも、松井のドリブルはこの辺りが効果的だ。 いつかのようにライン際で持っても意味がない。

ロシア3番の強烈なミドル。GK黒河がCKへ逃れる。CKが続く。 いい経験になりそうだ。17分。

２３分、中央を持ち上がった闘莉王から左サイド坂田へ、これは長すぎた。 このコンビネーションがまだまだ向上の余地だ。

逆襲から那須が正面衝突から抜かれる。相手は６番かな。GK黒河がカバーするが、 リーグではあまり見ない那須のせり負けのシーンだ。２５分。意外にスピードのあるロシア。

お、松井のミドルシュート。初シュートか。２６分。 決まればミャンマー戦以来かな。

高さ対策が不充分だとそれはそれで困るが、 そもそも民族や人種的な差があるんだから、好んで空中戦に持ち込むこともあるまい。速いドリブルと早いパスの併用で、地上戦を挑むべきだ。

那須のカバー、左サイドを縦へのフィードからチャンスだったが、松井が持って、最後は根本かな、オフサイド。30分。 いい形が始めて出た。

高松のゴール!

３２分、闘莉王のドリブル中央突破、踏ん張って頑張って、４番に倒されたが、 ファールのアピールなどせずにGKと競り合い戻す。待ち構えた高松が丁寧に決めた。 ファールのアピールが如何に無駄なことか。そんなことをしていたらこのゴールは生まれなかった。

ロシア同点

11番が競り合ったボールが真上へ、逸早く落下点からインサイドのパス、 オフサイドぎりぎりのタイミングだった９番ブルイキンの足元にぴたりと合い、後は流し込むだけ。３８分。

１１番ケルジャコフが右サイドからダイレクトのシュート。日本は得点に驕ることはなかったが、失点で慌ててはいけない。
松井のマルセイユルーレット。もっとゴールに近い位置でやってくれ。４３分。

ロシア１１番ケルジャコフがサイドを徳永と競り合ってシュート、 ここでハーフタイム。この選手、田中達也みたいだ。

さあ後半。根本に代えて森崎浩司。ロシアも交代があるようだ。
ロシアの両翼を、日本はDFがマークするのか、アウトサイドが当たるのか、はっきりとしてきたようだ。

４分、高松が粘ってCKだ。 ショートから低い球だが、カットされる。

１４分、田中隼麿からのクロス。高松には‥‥合わない。やっと見られたこのクロス。
ロシアの猛攻。カットしたボールが２本続けて相手に。黒河が倒れた位置にシュートも飛んで来て、クリア。黒河は大丈夫かな。１６分。

放り込んで来るロシア。こぼれ球を何とか拾いたい。

３番青木が入る。森崎和幸に代わって、本来のボランチに入りそうだ。 ホンミョンボかベッケンバウアーを育てようとしての青木のリベロ起用と思っていたが、 闘莉王の出現で、その育成は終わったようだ。アジア大会の決勝の失点は、言いたくないけど、 どっちも青木のミスからだもんな。
その青木のミドルだが力んだか。２２分。え、これが日本の後半初シュートか？

観客数のアナウンスが漏れ聞こえてくる。１万６千ほど。空席がちらほらあるし、二階席はがらんとしている。２５分、１１番を止めた闘莉王にイエロー、 １４番のシュートは大きく曲がって‥‥ぎりぎりでポスト右にそれる。

２４番平山と１１番田中がその番号を見せる。最前線を揃って代えるのかな？ ワールドユースに高校選手権と活躍を見せてくれた。 ロシアの高さにどれだけ通用するだろうか。スタンドも活気づく。こういう効果もあるもんだ。

しかし１１番のシュート、GK黒河が正面ではじいて、 ロシアのCKとなる。
がら空きの右８番が‥‥アーリークロスで助かった‥‥と思ったら５番の強烈なシュートが来るじゃないか。３２分。 展開が速くなってきた。

３６分、右サイド鈴木からのクロス、平山が競り勝つ。真横の田中が飛び込むが、ん？　ファールらしい。しかし、高さは通用する。 相手はA代表なのだが、もうひと踏ん張りすれば勝てそうな気がする。

バックパスを掻っ攫った平山、キープして‥‥持ちすぎたが、 青木を経由してサイドへ、平山だ。シュートはGKが阻むが、CKだ。闘莉王が担架で出るが、大丈夫かな。３９分。平山も腕を大きく伸ばしたGKには適わない。 でもパンチングだ。

オフサイド‥‥FKをヘッドで繋がれてゴールイン‥‥ではない。ふう。４２分。

４４分だが、ほぼ日本のペースだ。
田中達也が猛然とドリブル、そして‥‥タイムアップ。

余談ですが、アジアチャンピオンズリーグのグループリーグでは、 横浜Fマリノスとジュビロ磐田と、どちらも快勝スタートだそうだ。特に、 ジュビロにはA3で裏切られたからなあ（笑）。今年こそはちゃんと勝ち進んで欲しい。
さて、 明日はA代表の対イラク戦だ。 忙しいったりゃありゃしない（自宅でテレビ観戦だけど）。

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