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さあ、サッカーを語りましょう!

三鷹
(東京都代表)

3−1

高知中央
(高知県代表)
2007年12月30日(日)、第86回高校選手権、 国立競技場にて観戦。
Honya Club.com

国立でのゲームだから、都立三鷹にとってはホーム、高知中央にとってはアウェイの雰囲気開会式の選手入場の時でも、拍手と歓声に差があった。 いつも場所に陣取ったのだが、高松中央の応援席の背後。ガラガラだ。でも、シートがチームカラーと同じオレンジだから、 気後れせずにいいゲームを見せて欲しい。
その開会式が進むにつれて雲も広がり、いつしか空一面を覆う‥‥。そしてぽつりぽつりと‥‥。 今大会の波乱の前兆なのだろうか。その前に、試合中には降らずにいて欲しいのだが‥‥。


三鷹の左コーナーキック。

高知中央の先制ゴール。

高知中央のキックオフ、雨が降って来た。困った。序盤から速くてコンパクトなサッカー。もうコーナーキックを取る。1分過ぎだ。

4分、三鷹が右サイドで粘って持ち込むが、実らない。ダイナミックさでは高知中央に分があるここまでの展開。

11分。まだ降っている。メモが取り辛い。どちらもショートパスをワンタッチで、2本くらいは繋がるが、3本目でミスをする。 高知中央10番のインターセプトが利いている。まだ奏功しない。

三鷹は速攻からチャンスを作る。初めてコーナーキックを取った14分。7番がキープレーヤーかな、注意しておこう。

17分頃から雨足が強くなる。晴れ間も覗かせながらも降り続く。やれやれ。三鷹は7番と11番が入れ替わり立ち替わり左サイドに顔を出す。 高知中央はこのサイドを何とか止めないと‥‥。

28分、三鷹は6番に9番までもが左サイドに顔を出すようになった。高知中央は止めきれない。辛うじてシュートミスに 救われているが、スタンドの応援団は拍手。防いだんじゃないぞ。相手のミスだぞ。

32分、高知中央の攻勢に‥‥なるか。いや、またも三鷹7番が左サイド突破。
おいおい流経柏のジャージ、堂々と人の前を横切るな! 無礼な輩だ。

35分。慌しくなった三鷹の攻め。いい意味で早くなったということ。横のポジション取りから抜け出して‥‥オフサイドじゃねえぞ。ミスジャッジだ。

アウェイの高知中央応援席側に座ったのだが、その眼前、進行方向左サイドを三鷹の7番や11番が破りにかかる。高知中央はこれを防ぐことが出来るのか。
そういう、三鷹の狙いのはっきりしているサッカーが実は好きだ。
高知中央はショートパスをワンタッチで繋いでリズムを作ろうとしているが‥‥序盤のようにパワーで押し込んでいた時にゴールがあれば‥‥。

さあ後半は三鷹のキックオフ。雨も上がり、晴れ間も広がりつつある。もう大丈夫かな。

やはり左サイドに狙いを絞る三鷹。高知中央はストッパータイプではなく、小柄でもいいからスピードタイプを置かないと、いつかやられそうだ。2分。

高知中央、9番の先制ゴール!

左CKのこぼれ球を中央でミドル、右ポストを叩いてゴールイン。見事なシュートだった。4分。

これで高知は動きがよくなるだろう(か?)。 運動量では勝っているから、ミスさえなければ追加点も取れるだろう。

6分、三鷹の攻め。パスワークからマークをかいくぐってシュート、クロスバーか、惜しい。あ、オフサイドか。まだまだ、勝負はこれからだ。

三鷹の攻めが多彩になる。失点して開き直ったのか焦りからなのか。8分、そこはまだ分からない。FKのチャンスだ‥‥が。

高知中央に交代。22番が入り6番がアウト。右サイドの守備だろうか。12分。

三鷹は右サイドをスルーパスを狙うようになった。前半の左サイドからのクロス攻撃と併用すればいいな。15分。

三鷹、10番の同点ゴール。

高知中央5番のGKへのバックパスが弱かった。抜け目なくカットに入った三鷹10番がGKをかわして流し込む。17分、その狡猾さを褒めるべきであろう。

高知中央が押し込む、攻め込む。CKを二本。この勢いを見ると、返す返すもあの失点はつまらぬミスだった。まあ、仕方があるまい。狙っていた方を褒めるべきだろう。

24分、三鷹が連続してCKを取る。どちらもゴールへ迫る意識の強さが見られる。初戦の固さもとれたようだ。

が、ミスでチャンスを逃し相手のミスでピンチをしのぐ、これも共通だなあ。

三鷹が逆転のゴール!

右からの攻撃、高知は足が止まった一瞬、10番がトラップから反転シュート、見事。
そして直後に三鷹に交代。11番に代え19番投入。29分。

この三鷹の10番、中盤のタッチも多く、そりゃその分ミスも多く見えるが、抜け目のないゴール前での動きがいい。撃つ瞬間の落ち着きもいい。高知は22番に代え18番が入る。

三鷹、決定的なゴール。

今度は左からスルーパス、オフサイドの味方は知らぬ振りをして追い越した選手へ、シュート、GKが一度は防いだが詰めていた3番がヘッドで押し込んだ。32分。

やっとバックスタンドに陽光が差してきた。
三鷹は4番のスルーパスに12番かな、GKと一対一になるが、防がれた。35分。高知はクリアにも迷いがある。

両軍に交代、ちょっとややこしい。高知中央は14番に代わり19番が、三鷹は14番に代わって17番がそれぞれ入る。

インジュリータイムは3分との第四審判の掲示。直後に電光掲示板にも出た。もしかして俺たちと同時に知ったのかな(笑)、まさか、ね。

高知中央のCKが左、右と。クリアした三鷹、左サイドへ大きくクリアー、いや、追う、走る、速い。追いついて、何だキープか。 そしてタックルをかわして繋いで‥‥タイムアップ。

やっとスタンドが暖かくなって来た。毎年の観戦で、一日は必ず雨か雪がある。 去年は準決勝の(何故かこの季節に)豪雨だったし、 いつかは大晦日の大雪もあったっけ。今年はこれでミソギは済んだかな? 明日からは穏やかな晴天が続いて欲しい(笑)。

初戦の固さからかどちらもミスの多かった前半。チャンスの芽を自らのミスで潰し、相手のミスでピンチがたまたま防がれた(そういう状況でも応援団は拍手をする)‥‥。 大きくパワフルな展開で押し気味だった高知中央に対し、徹底して右サイドを崩しにかかった三鷹。結果としては後者が勝ったのだが。
後半には中央や左サイドからの突破と多彩なパターンを三鷹が見せ始めると高知中央は対処し切れなくなってきた。 特に同点ゴール。バックパスにうまく反応した三鷹10番のゴール、これで三鷹には余裕と平常心が戻り、高知中央は迷いを深めていったようだった。
さて、明日は‥‥。今年の見納めの試合はどこにしようか。 そして都立三鷹はどこまで勝ち上がるか‥‥。

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