|
サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
| 奈良育英 １−４ 仙台育英学園高校選手権、2003年12月30日（火）、国立競技場にて観戦。 |
|
|
さて、今年度もこの季節です。今月上旬は、東アジア選手権にワールドユースそれに天皇杯と、
目白押しでした。２週間のインターバルの後、高校選手権の開幕です。 開会式の途中から入りました。その直前、 総武線では仙台育英のジャージの集団に遭遇。信濃町で降りて行きました。幸先が‥‥いいのか、悪いのか（笑）。 さあ、開幕ですが、 決勝１２日までの短期決戦、最後まで勝ち進むのは、どのチームだろうか？ |
|
|---|
|
日本のマスコミ風に言うと、奈良と仙台の育英ダービーか（笑）。黄色の仙台に、今日は白の奈良。 仙台のキックオフ。一気に奈良ＧＫまで、 そして攻め込む奈良、仙台も速攻‥‥。 仙台６番のFKは、遠い位置だったが、狙ったのだろうか、バーの上。３分。これが先制点への布石になるんだね。 逆襲の奈良、右からのクロスはGKがキャッチ。 ５分まで、奈良の攻熱。１１番右からの突破によってＣＫそして左からスローイン‥‥ただ決定的ではない。 奈良１１番が、パスカットからGKと一対一‥‥これはクリア。次は左サイド仙台７番が大外へのパスを狙って、CKになる‥‥。 そろそろどちらにもチャンスが芽生えて来た。 奈良１０番の右からのクロス、GKが出られない位置、９番が飛び込むが、足先を掠める。 ９分。ここまでで最大のチャンスだった。 風はあまりないが、奈良は順光になる。味方のＧＫがまぶしい。１３分、ショートパスでマークを集めておいて、 ロングパスのサイドチェンジ、いい戦術だ。 １６分、奈良は右サイドからクロス、９番が合わせるがGKへ、そこへ飛び込んだところが、 これはファール。いい攻めだった。決まっていてもおかしくなかった。 奈良の右、仙台の左からがともに起点になっている。 仙台はディフェンダーが４人いても３番か２番が上がってもカバーリングがなく、そこを奈良１１番がフリーで持つことができる。 ゴールキック、奈良４番を倒して仙台１１番にイエロー。風も少し出て来た。接触プレーにファールを多く取るジャッジだ。２１分。 奈良１１番を倒した仙台１３番にもイエロー、奈良にFKのチャンス、風を利用して戻るカーブのロビング、必死にクリアする仙台。 ２９分、仙台は攻守に亘って個人の力量で解決しようとしている。組織として噛み合っていなうと、いい攻撃が生まれるのだが‥‥。 ３２分、右サイドに出てFK‥‥奈良DFとGKのパス交換の隙を突いて掻っ攫うが‥‥辛うじてCKに逃れる。仙台のFWはこういうところが巧い。が、 セットプレーに工夫が欲しい。 仙台３番と７番が奈良１１番を挟み込んで倒し、３番かな、イエロー。FKのチャンスだが、何とかクリアして仙台の速攻。 しかしこれもまたファールで止めて、FKのチャンスは仙台。 これが決まった。６番石井のロングキック！風を読み違えたか、出掛かって戻ったGKの指先を越えて、ネットへ突き刺さった。意外な形の先制点だ。勢いづく仙台、ＣＫのチャンス、 その左コーナーから 中央、飛び込んだ１１番佐藤！ジャンピングボレー（飛び蹴りに見えた！？）が決まった。泡を食って攻め込む奈良。ここでハーフタイム。劣勢に見えた仙台だが、一本のフリーキックで流れを引き寄せた。しかし、まだ後半がある。 どうなるか‥‥。 後半、奈良１４番牧田が入り、１９番に代わる。早速猛攻の奈良、右ＣＫはＧＫがキャッチ。あれ、頭を押さえて倒れたまま‥‥。
仙台に３点めが入る。右サイド１１番がゆっくりと持ってクロス、ヘッドのクリアを、競らずに落下地点を読んで拾い、中へ。すばやく押し込んだ。誰だろう？奈良は右からのアーリークロス、中でヘッド‥‥バーの上へ。散発的になった。１３分。逆に仙台、１３番のクロスに飛び込む‥‥これはGKが阻む。 同様の形の攻防だったが、仙台の攻めの方が鋭く見える。 １８分、少しペースが落ちてきたかな。ま、仕方がないか。互いに味方の出足が鈍くなり。 ドリブル、潰されてファール、という時間帯だ。 バックパスを、コースにうまく入って奪った奈良１３番のシュートは威力が乏しい。２１分、 風も強くなってきた。 奈良、左から切り込んで６番のシュートはGKが正面で取る。奈良はシュート、キック力が弱い。 奈良８番が取ったFKを６番がゴール前へ‥‥中で合わせたが、ポスト左へ。ゴールが遠い‥‥２６分。 奈良１１番のＣＫに振り降ろし叩き付けるようなヘッド、実らない２７分。ワンツーでＧＫと一対一になる９番、それも阻止、 直後のＣＫもクりア‥‥２９分の攻防。 逆に仙台１８番のドリブルを止めきれずに、PKだ。３０分。しかし、これはGKがセーブ、キックも弱かった。 クリアしてCK‥‥ポスト右に。もう急がない仙台。 仙台の交代。１６番宮尾、１８番阿部が入り、６番石井、９番水上が下がる。３２分、 仙台はこのままでいい。 奈良、何とか１点を取り返す。３５分、８番が右サイドから持ちこんで、中央１０番へ、 マーカーともつれながらも反転シュート、ＤＦにカバーされるが、何とかゴールマウスへ転がり込んだ。しかしその直後、 仙台１６番宮尾のゴールだ。１８番阿部が中央でキープ、やや右から１６番宮尾がループ気味のシュートを決めた。 交代で入った選手が、ゲームの流れにちゃんと乗っているという証左だ。３７分。奈良３番が巧みなドリブルからクロス、詰めていない。 もったいない。CKからヘッド、これも誰かが詰めていれば‥‥。 仙台１１番サトウが幾度となく守備ラインの裏を窺い、
GKと一対一の大きなチャンスになることもあるのだが、全て阻まれる。こういうのを決めておきたい。
|
| このページの最初へ | 観戦記目次 | 日本代表選手一覧 | ゆにこん一覧 |