サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	岐阜工業高校 （岐阜県代表）	１−０	城陽高校 （京都府代表）
2005年12月31日（土）、第８４回高校選手権一回戦、柏の葉公園総合競技場にて観戦。
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どちらも大きく展開するサッカーを目指しているようで、好感の持てる内容でした。 高校の段階だと、試合のペースをコントロールするのはなかなか困難です。 いい流れの時に点が取れるかどうかで、結果が大きく変わってしまいます。 昨日の開幕戦、 今日の第一試合が好例。いい内容のチームが点が取れないままに、いつしか相手ペースとなって、失点、敗退。 岐阜工は後半の序盤にうまく先制点を奪い、これも象徴的でしたが、交代が当たった形。ベンチも含め、総合力で城陽に勝りました。 最小点差でしたが、順当と言っていいでしょう。

暗いのは逆光だからです。		「笠工」の先制ゴール！

第一試合は大阪朝鮮の初勝利。前回よりも組織力が上がったか、それより、落ち着いて試合に臨めたからだと思う。チームとしての経験があったんだろう。 しかし、すぐに第二試合の応援団との入れ替えがあるのに、再三のアナウンスにも関わらず、動こうともせずにブラスバンドは演奏を続けている。困ったもんだ。 去年と同様、城陽はまた旗や幟を大量に持ち込んでいる。 岐阜工、右１０番から２番へ戻してクロス、ヘッドはＧＫがキャッチ。２分。 第二試合はバックスタンドに移って観戦。目の高さがほぼピッチ並み。トラックはあるが、局面の激しさが伝わってくる。 右から７番、中の１０番へと繋いで、左からシュート。バーの上だったが、城陽のチャンス。５分。 どちらも展開が大きい。 ２番が倒されてＦＫのチャンス、６番が蹴るがＧＫのかすめて‥‥。 ＣＫだが、これはＧＫがキャッチ。１３分。ライナー性の、ゴールから遠ざかるボールを多用するが、もう一工夫欲しい。 立て続けにシュート２本の岐阜工。いいペースだが、前半のいい流れの時に点が取れなかったチームが、 昨日もさっきも敗退している。１５分。 岐阜工のチャンス。左から崩してシュート、ポスト。リバウンドのヘッドはクロスバーを越す。惜しかった。１７分。 城陽１８番も強引に中央をドリブル突破。しかし岐阜工ＤＦも強い。城陽は最終ラインを経て右に展開。スローインだ。 城陽の攻勢。左クロスに８番が飛び込みＧＫと競る。これで右ＣＫを取った。チャンス。 ハーフウェイラインのどちらかのサイドで誰かがボールを持つ、ルックアップの視線の先には必ず複数の味方がゴール前への突進を目指そうと、 手を上げてタイミングを計る。岐阜工の大きな展開には好感。２９分。 城陽は左ＣＫを取る。初かな。 右サイドから折り返して‥‥ファールがあったようだ。３２分。 城陽、右ＣＫをクリアしてハーフタイム。攻め合っているから、ゴールはないが退屈しない。 城陽のキックオフで後半開始。 いきなりロングシュート。ＧＫ正面。 これは西目高校の前身、西目農業の得意技だ（笑）。 岐阜工は二人同時に交代。メモが追いつかない。 どちらも後半開始から勝負を決めようとしている。 岐阜工、先制！ 右サイドから持ち込んだ７番が丁寧に中へ、グラウンダーのパスを押し込んだ。 １３番のゴールだ。 岐阜工は交代した１３番と２３番のダブルアタッカーにしているのかな。 ６分、序盤は合ってなかったコンビネーションが、徐々に噛み合ってきた。 城陽も攻めることは攻めるのだが、岐阜工はボールに対して、必ず二人がチェックに行く。 フェアで激しいプレスに、城陽は潰されていく‥‥。１０分。 城陽９番に代わり１９番が入る。 前線でボールが落ち着くところが欲しい。１７分、この交代で状況が好転するかどうか‥‥。 クリアに飛び込んだ城陽１１番のカット、そこから基点に‥‥なれない。先程の交代も、戦術的にはまだ実っていない。 組み立ててもいいし、守備の組織もきちんとしている。なのに岐阜工のセットプレーは工夫が見られない。７番に代えて２２番が入る。 こっちも交代のタイミングが早い。１５分。 城陽も１０番を下げて１６番への交代。１７分。右からのＦＫは‥‥ゴール前を横切って、岐阜工のクリア。 その直後の交代だったが、流れがよくない城陽。 何とかゴール前の混戦に持ち込んでいる城陽、段々とゴールには近づいているが‥‥。 シュートコースに身体を投げ出してのブロック、岐阜工の守備をあと一歩で崩せない。３８分。 左コーナーに持ち込んでキープする岐阜工。最小点差ながら、順当な勝利か。もちろん楽に勝てたわけではない。 さて、次は‥‥明後日に三ツ沢へでも行ってみようか‥‥。

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