サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	羽黒高校 （山形県代表）	1−1 PK 4-1	城陽高校 （京都府代表）
2004年12月30日（金）、高校選手権一回戦、国立競技場にて観戦。

いよいよ２００３年、平成１６年も終盤。天皇杯と高校選手権で、年越しとなる。去年は初出場の筑陽学園が準優勝するなど、 各チームの差は縮まってきている‥‥あれ、毎年聞く台詞だが。 開幕戦、初めて見ることになる羽黒と城陽、どんなサッカーだろう。楽しみだ。 ところで、京都府の北側など、台風２３号の影響はどうなんだろう。後述するが、 新潟は注目されているのだが‥‥。ま、不幸な災害は多くあるので、 支援の多寡もどこかで線を引かなくてはならないのが現実なのかな‥‥。 ‥‥と考えていたら、東南アジアで地震と津波！　お見舞い申し上げます。 そして開会式では、鵬翔高校のキャプテン、ちゃんと「台風や地震で苦しむ仲間のためにも」力を尽くすと力強く宣誓。よかった。

ＦＫを直接決めて城陽（白）が先制！		羽黒（黄色）の同点ゴール！

試合前にイメージソングを歌うアイドルが出てきた。黄色い声が上がる。おかげでメインスタンドが満席だった。こいつら、 たしかINAS-FIDの時にも何か歌ってたな。一曲仕上げて退場。バックスタンドは無反応。ザマミロ（笑）。 さて‥‥城陽高校のキックオフ。 右サイドから押し込んで‥‥１２番へのスルーパスを狙う。カット。序盤から試合のペースを、どちらも先に取りたい模様。 城陽高校、１４番の左への突破、クロスはＧＫ‥‥の前で掻っ攫う１２番、惜しくもゴールラインを割る。いい闘志だった。２分。 城陽のパスワークがやや優勢。しかし、羽黒７番のミドル！　この試合の初シュートだった。混戦から個人技で抜け出すと、羽黒のチャンスとなる。 城陽５番のアーリークロスはＧＫのパンチング、ＣＫへ。９分。これはクリア。羽黒が押し込む。 大柄でテクニックに勝ってはいるんだが‥‥。 １３分、城陽高校がドリブルで強引に突破を測るが、それは本来のスタイルではあるまい。 城陽高校１１番が左へのスルーパスを受けて持ち込み、シュート。まずパスで崩すのがいいと思う。１４分。 城陽高校１２番かな、倒されてＦＫのチャンス。これもスルーパスを受けてのものだった。 このＦＫを直接たたき込んで先制！ １８分、７番北川の右足が炸裂した。見事。 羽黒の個人技による攻撃が、強引に感じられる。ブラジル人１０番へのマークはしっかりしている城陽、羽黒は組織‥‥コンビネーションに欠けている。 まるで城陽高校がスコットランド、羽黒高校がコロンビアみたいだ。 ショートパスをつなぎセンターハーフ１０番にボールを集め、 １１番が左サイドでスルーパスを受けるや、斜めに、ゴールへ突進。７番をつけてたらストラカンだ。 羽黒高校は、大柄でテクニックもあるが、組織力に欠けるなあ‥‥。 ２６分、やはりダイレクトパスから抜け出す、いいパターンで３度のチャンスを作る城陽。 左で５番が倒されＦＫを取る。 ３１分、羽黒１６番に代わり２４番が入る。こりゃあ、戦術的な交代だね。 高さより速さのあるディフェンダーを入れたいところだろう。 １０番を倒して、ペナルティエリアを飛び出した城陽ＧＫにイエロー。 そして羽黒にＦＫのチャンスだが、 ８番のキックはポスト左へ。 これは明暗を分けるＦＫとなるだろう‥‥か（笑）？　２３分。 羽黒高校がスイッチが入ったかのように攻める。右から７番のクロス、１０番のボレーはバーの上。３８分の攻防。 押し込む羽黒高校、左サイドで粘って中へ。右から２番のシュート、これはバーの上。城陽高校が押し戻してハーフタイム。 後半。 羽黒のキックオフ。しかし、城陽左ＣＫだ。再度、続けて取る城陽のチャンスが続く。 守備陣はさすがに上背もある城陽。 城陽は前半と同じサッカーでいい。羽黒は‥‥難しいな。１９番が倒れて左ＦＫだ。８番と９番が立つ。 ９番が蹴ってヘッドで折り返して‥‥しかしＤＦが見切ってゴールキックへ。７分。 短い時間で試合のペースが移る。城陽５番カワムラのミドルはバーの上。これで途切れるかな。８分。 １５分、互いに攻め手がなくなってきたか、淡白なクロスに力のないシュート。 羽黒は追いつかなければならない立場なのだが‥‥。 そして２２分、ＦＫのチャンスは羽黒、ラインの裏に飛び出して、いや飛び込んでヘッド、バーの上。 でも、羽黒はゴールになりそうな感じがあまりしないなあ‥‥。 羽黒１９番に代えて２５番。そして正面からのＦＫは、２８分。 これは１０番かな、バーの上。城陽も交代、１０番に代えて１８番が入る。 羽黒が右から壁パスでゴール前に。どこかぎこちない（笑）。そして１０番が右から‥‥これもクリア。 ＦＷは個々に突破を狙って来るので、城陽は一対一で負けないことだけを考えればいい。 羽黒高校、同点！ 左から１０番が持ち込んでマイナスのラストパス、中央を経由して右から７番、フリーで押し込んだ。 入場者数の発表。８４３１人。アイドル目当てを除けば‥‥ちょっと寂しい数字だな。 もう少し大会が進めば、準決勝くらいになればもっと増えるだろうか ２５番のヘッド、左から９番のボレーは大きく上へ。羽黒にリズムが出て来た。 左ＦＫのチャンスを活かせず、あれ、城陽はＧＫが交代。 残り１分、ペナルティシュートアウトに備えてのことだろう。 １番に代わり１７番が入る。 そのＧＫモリのパンチングで難を逃れて‥‥いや、またも羽黒が正面ＦＫのチャンス、壁。更に続くＦＫの攻勢。 羽黒９番かな、倒れて担架に乗る。そして８番のキック‥‥クリアして‥‥タイムアップ。 ペナルティシュートアウトでの決着。ちょっと意外な感じだが‥‥。 そして‥‥４−１で、羽黒高校の逆転勝利となった。 城陽高校の方が面白いサッカーだったんだが‥‥。 さて、明日はどこへ行こうか‥‥。

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