サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう! |
日本 3−0 UAE2002年10月25日(金)、FIFAワールドユースアジア最終予選TV朝日にて観戦。 |
アラブ首長国連邦‥‥UAEです。UAEねえ‥‥。強敵なんですが、A代表では負けた記憶は、最近はありません。ただ、ワールドカップの準備期間中には、
欧州や南米との対戦が多かった分、アジア地域のチームとの対戦が、2年前のアジアカップ以外にはあまりありませんでしたから。 しかし、 ユース年代は、分からないですね。恐らくA代表なら日本の圧勝が期待出来るバングラデシュや、 特にインドには苦戦しました。しかし! サウジに逆転勝利も上げてます。 勝ちましょう! 油断さえしなければ、勝てます! |
成岡の先制ゴール。 |
UAEのキックオフ。やはり大きくけりこんでくる。蹴り返して‥‥阿部のヘッドは‥‥あわない。 逆にUAEの攻撃。角田が体を張ってブロック、 更に攻め返す。 日本、先制!逆襲からの左CK‥‥中央からこぼれて‥‥DF3番かな、クリアする鼻先、 全力でダッシュして突っ込んだ成岡が弾丸シュートを決めた! 見事。6分。出鼻を挫かれた形のUAEを押し込む日本。もちろん、 このまま後84分が過ぎると思ってはいけないが、この先制点は大きい。 突如、中盤で早くつなぐUAE。テンポを意識してあげたが、 角田がファールでカット。23番のゴール前の組み立てをカット。 中央からの攻め、右に流して、徳永のシュート。GKが阻むが、いい形だ。9分。 ロングパスが左サイドの深い位置から右に出る。阿部へのボールは、深すぎた。 7番菊池がリベロの位置かな。当たりの強いタイプではないのだが、 高い戦術眼とコーチングでまとめているようだ。 13分。UAEの右サイドからの攻めからFK‥‥7番ワヒービのバイシクルは大きく外れる。 9番茂木が右サイドに張っているが、オフサイドかパスが深いか‥‥。2番との対決も面白そうだが、徐々に利いてくるだろう。15分。 「もっとサイド変えろ!」と大熊監督の大声。その通りに、坪内のクロスが、やっと右サイドに間に合い、徳永がグラウンダーで丁寧に折り返して、 茂木‥‥これも丁寧なシュートだったが、ポスト右に転がっていった。惜しい。16分。 UAEも、早めに点を取られたせいか上がり気味に来る。 しかし、時折見せる攻撃も、日本のクリアは味方につながる。 逆襲! ラインの裏を坪内が走る! 25番がトリッピング‥‥PKだ。 阿部がきちっと決めた。彼の今大会初ゴールだ。予選以来だそうだが(笑)。さあ、20分までで2ゴール。じっくり行こう。26分。13番タリシュの正面左よりのFKから‥‥零れて拾った今野がファールを誘う。 ややUAEの流れになりかけていた。 中盤で一度溜めてから前へ‥‥何度もオフサイドにかかる。まあ、いいだろう。 やがて相手が警戒してラインを下げるだろう。 31分の波状攻撃。茂木へのロングパスが合った。しかし背後にはDFが。フォローもあり、
最後はクリアが角田に当たり、茂木のシュートだが‥‥。こういう崩す形は始めて見た。 坪内が必死にクリアして、 右サイドにつなぐ。奪ったUAEだが‥‥タッチの外へ出してしまう。あ、坪内が倒れているからか。33分。
ジーコ監督が悩んでいる、4−4−2の左サイドバックに、坪内がもう少し成長すれば、格好ではないか。 スローインを受けて反転した阿部を倒して2番アルハマディにイエロー。FKのチャンスだが‥‥大丈夫だ。14番が蹴る。これはカットされる。 10番メハイニのミスから日本のスローイン。41分。 21番ナクビが今野を倒してイエロー。UAEは、 この状態が続けば焦ったり集中が切れて、ファールを連発してカードをもらい、自滅するだろう。 菊池はボランチだね。広い視野とロングパスの精度の高さ、そういう選手が当たり負けしない強さを身に着ける、アジア大会の時の名波や、 フェイエノールトの小野のような役割だろう。そう、名波から始まった現代日本のボランチのタイプのひとつだ。 おお、
スルーパスを川島が‥‥DFのブロックが目に入ったか、ファンブル。ふう。 日本のキックオフ。この試合、 最後の日本のキックオフにしたい。UAE23番が強引に右サイドを抜けてくる。倒してしまったが、フェアの判定。相手も、 後半開始の時間帯を狙っているようだ。 永田のクリアを拾った角田ももたつき、UAEのFKだが‥‥辛うじてクリア。2分。 この攻勢を凌げば日本のリズムにもなるだろうし、自信になり、成長につながる。 右サイド、茂木の粘りからCK。この辺りからリズムを取りたい。 クリアを狙うUAE‥‥菊池がスライディングで的確なカット。 7番の横へのドリブルで振られて、倒してしまった。5分。正面からのFK。 メハイニが蹴りそうだが‥‥バーの上。ほんのわずか落ちきらなかった。危険な時間帯を何とか凌ぎきっただろうか。 それでも時折見せるUAEの鋭い攻め。時折だからこそ、怖い。11分。角田と23番が相討ち。茂木に代えて坂田。やってくれるだろう。 7番ワヒービ。ちょこまかと動き回る。いい動きだ。倒して、正面のFKだが‥‥。これは大きく枠の外へ。 日本は少し動きが落ちた。16分。 坂田のドリブルでかき回したいところだ。 危なかった。右サイドで、タックルをぎりぎりでかわされて‥‥中央に全力で走りこんだ、 25番モハメドの渾身の力を込めたシュートは宇宙開発。 おお! 成岡。18分、左サイドに突進した成岡、 中央に出すと見せて、ニアに流し込む。カバーしたDFがキック‥‥ネットに突き刺さる! 逆の右サイドで坂田が高速ドリブルでマークを集めて、 左に出たものだろう。中盤がマークで手詰まりになった27分、最前線の坂田のスピードを活かそうとする。 31分。UAEの2番、足がつったようだ。阿部との競り合いで転んだ。このUAEには、強さを感じない。 強さというのは、個々の強靭さ、いわゆるフィジカルのことだ。 UAEの選手がタッチに出す。今野が腹部を押えて倒れる。
カードももらっているし、鼻も負傷しているという。工藤に代えるか。34分。 右から展開し、坂田、阿部とつないで成岡‥‥GK。あれ、小林大悟が下がって工藤が入る。CKは直接GKが取る。 38分。大久保も入りそう。日本のファール、UAEが右FKのチャンスで、永田に交代。よくないタイミングだ。10番メハイニのキックは‥‥あらら、 何の工夫もなくバーの上。 UAEの攻めは相変わらず、鋭いが散発的、散発的だが鋭い、どっちだろう。 4分のインジュリータイムも、 落ち着いてUAEのコーナーフラッグ付近でキープ。余裕を持って、タイムアップとなりました。 さあ、 ここまで来たら初優勝を目指しましょう! |
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