目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

バングラデシュ 0−3 日本

2002年10月22日(火)、FIFAワールドユースアジア最終予選
TV朝日にて観戦。

この年代は、さっぱり実力の程が分かりません。サウジはともかく、インドも強かった。 このバングラデシュは、その両チームに既に二敗。だからこそ、開き直った強さを見せるかも知れません。日本は是非とも勝って首位を決め、 セカンドラウンド初戦は他のグループ3位のチームと当たりたいところ。その辺りの駆け引きも、厳しい戦いを経て培われるものです。
出来ることなら‥‥日本以外のチームの試合の中継もして欲しい。他の中東の強豪や、お隣さんの中国などの試合内容も見ておきたい。

3点目が決まる!
矢野のヘッドは無敵!

キックオフ直後、右サイドから速攻。CKだ。やる気充分。跳ね返すバングラデシュ。高さはありそう?

バングラデシュも攻める。 右サイドから‥‥CKだ。7番のキックだが‥‥GK川島。

日本のメンバーは、DFラインを少し変えて来たか、 前の方はインド戦終盤のものだろう。

スルーパスが高木へ‥‥これはDFがブロック。6分。 バングラデシュDFも身体をうまく使う。

7分。矢野のポストプレーから成岡の強烈なミドル! これはブロックされた。 かなり引き気味のバングラデシュ。スピアヘッドにでたボールをカットして速攻。矢野へのパスは‥‥GKが倒してしまい、PKだ。9分。
24番矢野が左に外す‥‥。
解説の川添さん、笑っているが、後で泣かないようにしないと‥‥。

それにしても、最近の代表(各年代を含めて)は、PKが入る気がしない。

でもリズムが悪くはならない。押し込んでいる日本。 時折のバングラデシュの速攻にも対処できている。

12分、バングラデシュは右サイド(日本の左サイド)から攻めてくる。 ロングスローからCKとなる。クリア。

高木の持ち過ぎから速攻を許し、バングラデシュの間接FK。23分。3人抜いたと喜んでいる場合じゃない。

川島のパンチングから茂木のカット、落ち着いて組み立てなおす。ふう。

26分。バングラデシュ6番がファール、カードが出る。右からのリスタート、 茂木のクロスは矢野にうまく合わない。

サイドからドリブルで抜けようとする日本。もう少し単純に行かないか。

28分、 左CKのチャンスだが‥‥。カットが流れて、坪内の追い込みから右CKとなる。いいファイトだ。21番高木が蹴る。永田のヘッドは枠の外。

先制、成岡!

中央から右へのスルーパスをファールで止められたリスタート、工藤がクロスに競り勝って、 落としたボールを蹴り込んだ。流れるような、とまでは言い難いが、よかった。30分。

更に更に‥‥右サイドからの17番坪内の高いふわりとしたクロスに‥‥

ヘディングシュート、矢野のゴール!

34分。リードを広げる。

このメンバーでは初の公式戦という。これでリズムを掴んで、硬さもほぐれてくるだろう。

バングラデシュは、足元の技術はあるし、タックルも上手い。高さがないのか‥‥身長差はありそうにも見えないが、競り合いはほぼ日本が勝っている。

矢野がハイクロスに飛び込み、GKとぶつかる。今度はGKへのチャージでファールを取られる。38分。治療が長引いている。大丈夫かな‥‥あ、交代だ。
この間にも、守備陣に指示を出す大熊監督の大声が聞こえる。あ、バングラデシュのGKくん、立ち上がって腕を回している。大丈夫かな?  よかった。

茂木、高木の左サイドからの、横パスからの展開だが、右にいない。44分。
解説の川添氏、前へ前へと要求するが、日本チームは、 最終ラインからの組み立てを意識してシミュレーションしているように見える。

サイドからのクロス。 人数の多いバングラデシュが(確率的に)競り勝つ。あれ、零れ球を競って、バングラデシュ6番かな、倒れる。再開して‥‥。

茂木がドリブルから倒される‥‥笛はない。さすがに二度のPKは取り辛かろう。
バングラデシュがボール奪取から反撃‥‥ここで前半終了。

さて、後半。メンバー交代などはどうかね。
押し込む日本。右からのクロスを矢野かな、胸で落としてミドル‥‥リバウンドを菊地。 これはバーの上。3分。

混戦から茂木のシュート。GKの見事なパンチング、CK。

落ち着いて最終ラインで回して、 前線がスペースを作って動くタイミングを計る。解説と実況、前から押し込めと連発するが、リーグ最終戦、2点のリード。 無理をすることもない。

よし、矢野のヘッド!

左からの茂木のクロス、23番のブロックに競り勝って決めた。 いい時間帯にまた決めた。9分。

あれ、バングラデシュのGKムンナくんがまた倒れている。矢野のゴールシーンとは無関係だが‥‥。 茂木とぶつかったのかな? 20番タリクと、今度こそ代わる。

日本も、大井に代えて阿部祐太郎が入りそうだ。 「中盤引いた所に阿部入れるから」と、大熊監督の大声(笑)。

相手が引いて守っているから、守備に人数がいらないということか。 リードしてるしな。

バングラデシュのロングスロー、ちょっとファンブルした川島‥‥詰めてきた4番の肩が顔に当たり、治療。 手前でバウンドする、見事に長いスローインだった。インド戦は、同様のボールを、FKから決められたのだった。

阿部が詰める、遠目から矢野のヘッド。GKタリクが下がりながらのセービング、左肩がポストに当たる。大丈夫かな。勇気あるプレーだった。16分。

18分。やはり下がったままでは退屈するのか、上がってきたバングラデシュ。そうなると日本の中盤のプレスの網にかかる。 早めにキープ力のある前線に出るから、守備で苦労することになる。
日本にいいリズムでことが運ぶ。

確かに阿部が下がり気味で、スルーパスを何本か狙っている。ちょっともったいない気がする。ツインタワーで攻めてもいいかな。が、 タイプの違うダブルアタッカーを置くという意図なのだろう。
22分。坪内のサイド突破からCK。

バングラデシュは17番に代えて12番ダリムが入る。 相手CKの時に代えるのはご法度だぞ。何とかクリア。

日本も、茂木に代えて坂田が入る。25分。阿部とのコンビは‥‥これはまだまだ。

28分。 リードは3点、相手は引いている。無理して怪我をしても詰まらないから、あまりがむしゃらに得点を取りに行かなくてもいい。

阿部のミドル‥‥と見せかけて、流して高木のループ。これはGK正面。34分。まあ、リードしているから出る余裕だろうか。

日本は13番馬場が入りそうだ。 もう1点取ってすっきりと後味よく勝ちたいが、このままでもいい。残り10分。残り6分ほどで、高木に代えて馬場が入る。

坂田が顔を打たれたが、流す。拾った馬場のミドルはわずかにバーの上。44分。
レフェリーも、 終盤には飽きるのか疲れるのか、ジャッジが雑になる。それともバングラデシュに同情しているのか。

バングラデシュは、え、 14歳の選手が入るようだ。10番マハムードに代わる。

少し勢いの出るバングラデシュ。先ほどのロングスロアー22番が出る。
GK川島が戻りながらのキャッチ。前線にフィードして、タイムアップ。

菊地選手を右のアウトサイドで使い、 ストライカーの阿部をトップ下に置くなど、選手達を様々なポジションで使い、選手層とプレーの幅を厚くしようという大熊監督の意図でしょう。 このバングラデシュ戦の勝利で、更に成長した感があります。次に一勝すれば、ワールドユースの出場権を得ます。その相手は‥‥。

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