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さあ、サッカーを語りましょう!

日本 0−1 韓国

2002年10月31日(木)、FIFAワールドユースアジア最終予選決勝
TV朝日にて観戦。

日本以外の試合の中継がなかった(韓国7−0インドは録画中継があったけど)ので、日本の前に立ちはだかる相手がどんなチームなのか、 分からずに見続けていました。準決勝は強かなウズベキスタンを相手にペナルティシュートアウトの末に勝ちあがりました。ただ、 ウズベキスタンGKの悪運の強さ(それも実力のうち‥‥?)もあり苦戦の印象でしたが、それでも決勝進出は自信になるでしょう。
一方、インド戦を見た限りでは、韓国はパワーとスピードを主軸という、従来のスタイル。消耗し切ったインド相手に後半だけで7得点。 でも前半は無得点。ここに攻略のヒントがありそう(日本はインドに2−1と辛勝でした)。ただ、 準決勝はサウジが勝つと予想していたんですが‥‥。ウズベキスタンの方が、韓国より高さと一瞬の速さは勝っているでしょう。 僅少差で‥‥日本の初優勝を見たい!


韓国9番のゴールデンゴール!

日本のキックオフから即座に右前線へ。韓国もスローインから攻め込んでくる。20番を挟み込んでFK。まずはピンチだ。
キッカーの7番にリバンドを競り合う成岡、ファールを取る。

日本は矢野や坂田がベンチ。途中で流れを変えられる選手がいる。

左サイド、17番坪内が倒されてチャンス。「速いボール!」と大熊監督の声。クリアからCKだ。3分。零れ球を菊池のミドル、つめる永田。

サイドから高さを武器に放り込んでくる韓国。6分。6番の深い位置から逆サイドへのロングパス。この揺さぶりが特徴だ。

日本も長身の阿部がポストプレーからのキープ、うまくサイドに出す。9分。やや引き気味、慎重な韓国の守備陣に対して‥‥戻りは速いからスペースはないが、 いい形もできつつある。

左サイドからのアーリークロスに阿部の突破、トラップにGKキムが飛び込んで、ホイッスル。 胸を押えてうずくまるが‥‥大丈夫だ。韓国ばりのオープン攻撃だった。13分。

単調な放り込みから一転して、 ゴール前で(ぎこちない)ワンツーでシュートを狙う韓国、18分だった。やや劣勢の状況だ。徳永がロングパスの受け手をブロックしてGKへ。

茂木のスピード、右から中へのドリブル、サイドに開いていた阿部、クロスはCKへ。競り合って‥‥あれ、曲がった時にゴールラインを割っていたか‥‥。

韓国の放り込みに慣れてきた。20番が徳永を追いかけ、倒してイエロー。27分。

29分、今野の個人技の守備から左サイドの茂木へ、 スピードは通用している。アウトで流し込むシュートはわずかに枠の外。惜しかった。

30分を過ぎて、互いに相手の攻め方が分かってきたようだ。

38分。単純な放り込みの韓国。やや圧倒されている感だが、日本の守備も高さと速さでは負けない。そして、大柄な選手でも細かい技術がある。 ただ、疲労からかファールが増えてきた。

FKからゴール前の混戦に‥‥ならずにかわしてクリアする、落ち着いている日本。

リプレーでレフェリーが大写しに。そんなにいいジャッジがあったかな、と思ったら、高らかにVサイン。 インジュリータイムが2分ということらしい。

韓国の猛攻。永田と角田が体を張ってシュートを防ぐ。 ここでこれまでならズドンとやられているような場面を守り切る。

左からの、チェックが遅れたところをクロスを上げられ、ヘッド!  これは川島の正面。

GKからのロングキック、競り合いに後ろからキムドンヒョンにのしかかってしまう永田。FKだ。シュートはバーの上。 ここで前半終了。ふう。

さて、後半‥‥日本はグループリーグではここでの失点が多かったが。、もう大丈夫かな。 そして韓国はインド戦では後半だけで7点を取っている。前半から一転して取り合いになるかも。

韓国にゴール正面からのFKのチャンス。1分だ。 10番のキックはGK川島がパンチング。CKだが‥‥。混戦になり、川島が掴む。

阿部のドリブル突破から力ないシュート(笑)、 マーカーの2番キムが倒れているが。7分。その間に10番チョが入るが‥‥あれ、10番はさっきからいなかったっけ?

日本も坂田が入るようだ。韓国のドリブルシュートが外れて、ここで茂木に変わって坂田が入る。9分。

アナウンサー、ドーハの悲劇とうるさい。それに、あの時にはカズのゴールで韓国には勝っているのだ。 スコアは1−0だったが、内容的に完勝だった。

15分、韓国にファールが増える。右サイド、坂田のヘッドに阿部‥‥。 坂田が右サイドに張っている。そのドリブルも、これまでのようには行かないなあ。

今野にイエロー。20番を倒してしまった。 ここで韓国は23番に代えて19番ヨが入る。190センチだそうだ。これまで以上に高さで押し込むつもりだろうか。FKはこぼれて成岡がクリア。

22分過ぎて、徳永がファール。日本に増えてきた。でもクリアを坂田が拾う。クリアをほぼ全て拾っているのも、日本のペースを支えている。

韓国ゴール前で、17番イムが阿部との接触で肩を抑えてうずくまる。日本のファールが続く。27分。坂田のスピードも、相手を凌駕するほどではない。 が、韓国にも疲労が見える。

攻め上がった角田が倒されて、FKのチャンス。ここで流れを戻したい。が‥‥。

インターセプトからワンタッチでのパスを回し、右サイドからクロス‥‥これは阻まれる。31分。パス交換から日本のペースになりつつある。

ドリブラーのチェは、持ち過ぎる。クリアに追いついて、ダイレクトでクロスかと思ったらそのままドリブル。これはクリア。

日本の反撃、角田を倒して、7番イにイエロー。FKのチャンスだ。33分。そして、逆サイドに追った永田の平行なパスはわずかに合わない。惜しい。

角田が9番チョンを阻んでファール。もったいない。いいリズムだったのに。36分。しかし、競って零れて‥‥川島が伸び上がって取った。安定している。

韓国は全体の動きは落ちたが、わざとゆっくりキープしてファールを誘っている。なかなかしたたかだ。38分、韓国の攻勢だ。

CKが続く。高いボール早いボール‥‥韓国のファールで、日本のFK。39分。

疲れている時に下がらずに攻め込んでくる韓国の根性も、いいね。 ワールドカップで培ったものだろう。

CKの零れ球‥‥川島が指先で弾いたボールは、タッチラインを割らずに韓国が追いつく。 日本もすかさずチェック。いつか、A代表戦では、ここからのクロスでやられたことがある。今のユースは大丈夫だ。 45分!

FKを放り込んできて‥‥川島が飛び込むが‥‥韓国はハンドリングをアピールするが、クリア。矢野が入りそうだ。
アーリークロスを徳永がカットしてCK‥‥タイムアップ、またも延長だ。

延長前半。阿部に代えて矢野が入る。最良のプレー振りだった阿部だが、 これまでの得点を見ると、矢野だろうか。

10番チェの球離れがよくなった。
徳永のサイドだ。怪我の影響はどうだろう。 延長開始早々の競り合いでまた痛めたようだが。そして成岡のミドル。大きく外れたが、久々のシュートだ。4分。

坂田の右サイドからのクロス、矢野が飛び込んで、CK。ピンチからいい反撃だった。CKから‥‥永田のファールになる。

やられた‥‥。

9番チョンの、正面からの反転シュートだった。もしかしたら、 右サイドからウェーブの動きで入ってきた選手に、注意を惹かれたかもしれない‥‥。韓国の十度目の優勝が決まった‥‥。
でもねえ、個々のパワーとスピードで、結局は決めたんだね〜。
思えば、二年前の瑞穂が、 このチームとの出会いでした‥‥。さて、この借りは世界で返そう‥‥。と思っていたら、 ワールドユースで再戦するとは、ねえ‥‥。

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