目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本 ５−２ バーレーン

2002年10月1日（火）、アジア大会
TBSにて観戦。

パレスチナを何とか下した‥‥でも初戦だし引いて守っている相手だからいいかな、とも思えるＵ２１日本。 若いチームだから、ここで一勝したのは大きい。成長も楽しみ。
この第２戦は、 ウズベキスタンを３−０で下したバーレーン。強敵ではあるようだが、その方が、全員が自陣に引いて守るよりはいい。緊張感を持って戦える。 グループ１位がセカンドラウンド進出。勝って欲しい。
そして中継はＴＢＳ‥‥また後半終了間際で放映を打ち切りにするのだけは勘弁願いたい。

共に初戦を勝った同士、首位攻防。のっけからバックチャージで中山が腕を痛めて‥‥大丈夫かな。ＣＫも取って、まずは押し気味だろうか。

モハメドジャバーのバックヘッド、遠目からだったのでＧＫ黒河が余裕のキャッチ。３分。
４分。右ＦＫを根本。 左足でカーブをかけるキックだが‥‥。初戦は根本のクロスが不満に感じられたが‥‥。

日本、猛攻。６分。 クリアミスを拾っての、右サイドからのクロスに大久保！　でっかくクリアされる。
あれ、ＧＫが倒れている。ショートから、森崎のクロス、 中山を越えて、ヘッド‥‥ＧＫか。惜しかった。

１１分、左ＦＫを中央の１０番サルミーンのヘッド！　バーの上だったが、フリーだったぞ。
青木のリベロの動き。最終ラインでカットすると、ドリブル。右サイド石川に出すが、大きい。でもよかった。

日本先制！

右サイド石川のクロス、９番松井がダイレクトで折り返し（ボールを見ている目がいい！）大久保のこれも見事なボレー。見事！　１５分！

たたみかけて、右ＣＫ‥‥これは大きく、逆サイドからの折り返しは外へ。あ、ジーコ監督が見ている！

中山、浪速のゴン！

アーリークロスを、遠目から捻って放ったヘッド、ＧＫの手をかすめて、いいコースに飛び込んだ。 これも見事。１９分。

１９番ペサリがその中山を倒してイエロー。２０分までにバーレーンに３枚も出ている。

中山がしつこいマークに少々いらだつ。25分。でもファールは取れるんだから‥‥。

日本、松井だ、三点目だ！

相手のドリブルをプレスでカット、右サイドに出た早いパスに大久保が丁寧な折り返し、中央で松井！　ＧＫともつれて、少しもたついたが、 ボールは転々とゴールマウスへ。２７分。

バーレーンは、個人の技術で突破しようとして、 それでもほぼ互角の日本の守備に止められ、更にサポートが早い日本に奪われる。そこからのまた早い攻撃が火を噴くのだ。 特に大久保の個人技（選手権の時から、 更に成長したようだ）はバーレーンのチェックを簡単に外している。

２９分、バーレーン２番かな、強烈なミドルが黒河の正面。これは中東らしい。注意だ。
あれ、バーレーンがいい攻撃の後だが、７番にイエロー。 シミュレーションかな。斜めのスルーパスを日本の右ＤＦが上手くカバーした直後だった。
ちょっと落ち着いてきたかな。３３分。

さて、バーレーンのラフプレーで中断の後、ＣＫだ。黒河のパンチング。ここは凌ぎたい。
右ＣＫ。ミスキックをクリア。まだだ。 サルマンのクロスをこれは黒河がキャッチ。３７分。バーレーンが壁パスを多用するようになる‥‥チェックに行った森崎にイエロー。

３点をリードして少しほっとしたのか、中盤のプレスが甘く、下がり気味になり、バーレーンのパスが繋がるようになった。 ４０分経過。ここは攻め切るか、思い切って守るか‥‥。

しかし、攻め日本が４点めだ！

クロスを１０番が落として、走り込んだ大久保のアウトサイドのボレーにぴたりと合った！ やや劣勢だったので、バーレーンの気勢を殺ぐ追加点だ。

終盤やや攻め込まれたが、無失点、しかも強敵と思われた相手に４点のリード！　そのままハーフタイムへ。

後半は日本のキックオフ。メンバーの交代はない。バーレーンはカードをもらっている７番が下がる。果敢に攻める日本。

バーレーン１４番に池田がディレイ、石川と当たるがファール。フェイントが上手くなかった。そのＦＫ、右サイド、 フリーのヘッドで折り返されるが‥‥クリア。

更に放り込んでくるが‥‥あれ、倒れて、ＰＫだ。

黒河の逆を突かれて、 １４番ラシドのゴール。

５分。レフェリーの判定がちょっと不安定だが。まだ３点も差はある。落ち着いて行こう。 ２番モハメドにイエロー。

お、台風２１号が鎌倉に上陸だそうだ。道理で外は大暴風雨が荒れ狂っている。 ２０時１４分。これから風雨も強くなるのだろうか。台風を吹き飛ばす日本の快勝を願う。

さあ、１９番が倒されてチャンスが‥‥。 ううむ。バーレーンは倒れ方も倒し方もうまい。
おお‥‥。右サイドを素早いワンツーで突破されて‥‥。

１４番サルマンのゴールが決まる。

９分だ。ここで中山に代えて１１番田中達也が入る。嫌なムードのバーレーンの攻め。 クリアを中央で大久保が拾う。キープ力があるから反撃の糸口になる。田中も、スピード派だがキープできる。

よし、奪って中盤でキープからサイドへ。 これでマークも混乱する。右サイドの石川に出て、倒されてＦＫ。１３分。

速攻をカットした青木にイエロー。１４分。 またも右サイド（バーレーンの左）を突破されて、ＣＫ。
スローインを何とかカットして、 またもバーレーンのＣＫ。え、田中隼麿をここで？　石川に代えるのはいいが‥‥。やっとクリア。１５分。

惜しい！　正面からのＦＫ、 壁の出来ない間にスルーパス、ＣＫに逃げられた。１９分。ＤＦがゴール前に、中盤が下がってカバーする。いい組織だ。

ヘッドの競り合い、バーレーンのヘッドがオフサイドラインを抜けて大久保‥‥ファール？ ２０分。変な判定だ。ま、いいか‥‥。

バーレーン１３番が鋭い切り返しからクロス、黒河がつり出されて‥‥でもＤＦ三田がクリア。違ったチームに思える後半のバーレーン。２３分。

ああ‥‥松井がカバーに入ったのはいいが、３番アブドラを倒して、右からのＦＫ。２９分。凌ぎたい。 一人目はフェイント‥‥ヘッドで落として‥‥クリア。潰されて、ＦＫ。落ち着け〜。

森崎のミドルはサイドネット。３０分。 何時以来のシュートだろうか。

松井や大久保が中央で持つと、サポートがない。キープ力を信頼してパスコースを遠目に取っているのだが、 それがよくない。
３２分、６番阿部が入る。松井に代る。バーレーンも３人目の交代だ。

「頑張ろう！」の声は、山本監督だろうか。３７分。

中盤に人が少ない気がする日本。トップに出過ぎているんだろうか。 ただ、バーレーンもラストパスやシュートの精度に欠けるようだ。

最前線の右サイドでの混戦から抜けて、鈴木のシュート。ＧＫのカット。４１分。 畳みかけて攻めたい。阿部のクロスから逆サイドのＣＫ。

４２分、お、ショートからキープするが。ＧＫから反撃かな。速攻を止めた鈴木にイエロー。 ＦＫからミドルが来る。黒河が正面でキャッチ。ふう。

よし！　田中達也のドリブルシュート！

４４分。これでいい。 中央で溜めて右サイドの田中へ。力強い顔を上げて前を見据えてのドリブルからシュート。やはりパスを受けた時の、出してとの距離がよかった。

インジュリータイムだ。これで勝負は決まったかな。あれ、接触プレーで担架。バーレーンの選手だ。ＧＫを急ぐが‥‥。

ふう。勝った。グループ単独首位となった。肩が凝った。さあ、次のウズベキスタン戦も勝とう！
ＴＢＳも、９０分フルタイムを中継し終えてくれた。何年ぶりだろう。

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