目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本 １−０ ウズベキスタン

2002年10月5日（土）、アジア大会
TBSにて観戦。

さあ、引き分けでもグループリーグ突破が決まる一戦。
ウズベキスタンか‥‥。思えば、ジョホールバルで完結したフランスへの途上、 初戦は６−３で勝ち、その後は１−１が続いて‥‥２０００年のアジアカップでは８−１と、 日本の大勝か接戦のどちらかになる。負けた記憶がないのが幸いだが（笑）。今日はどっちになるのだろう。
それにしても、 各グループ1位が通過、２位は好成績のチームが上位進出とは、厳しいね。二連勝でも気が抜けない。 見ているほうは熱戦が続くのでいいのだが。

例によって開始早々中山が倒される。ウズベキスタンはでかいから、今日の中山の役割は大きい。
あれ、松井も足を痛めたようだ。６分。 ロングボールを上げてくるが、集中していれば凌げそうだ。
石川が交代で入る。早い交代は誤算かも知れない。あるいは大事をとっての、 セカンドラウンドの先までを見ての交代かもしれない。

大久保が倒されて、いい位置でのＦＫ。丁度１０分。左ＣＫより少しゴールよりだ。 森崎が蹴るが‥‥あ、アゲンだ。ニアに飛ぶが、ＧＫ。ううむ。この時間帯は日本が攻めている。

１３分を過ぎて、ウズベキスタンが攻める。 ２０番のＦＫは‥‥クリア。第一戦から考えると、日本の守備も落ち着いてきた。あ、中山が顔を抑えて倒れる。

中盤の早い攻防からウズベキスタンのＣＫ。青木が足を痛めたようだが‥‥。体格では差のないはずの中山が競り負けるもんなあ。

さて、大久保が倒れてＦＫ。２１分。小柄なドリブラーが前線で生きる相手だろう。狙うのは根本。正面、２０メートルほどか。
そのキックは壁に当たってリバウンド‥‥大久保が押し込んだが、残っていたポジションがオフサイド。そうかな〜（笑）。２２分。

もう２５分。引き気味でマンツーマンのウズベキスタン。日本は焦らなくてもいいはず。

石川のクロスはカットされる。 ＤＦラインで回して、相手が焦れて出てきたところを縦パスで崩すとか‥‥。
４番ハリコフのキープを田中隼麿がカット。
お、最終ラインからのロングフィードを受けようとした中山が倒されてＦＫ。３０分。キッカーは根本かな。技を使ってきたが、ＧＫの正面か。ううむ。

中山が潰れて零れ球を大久保が前を向いてキープ出来る。３５分。日本に形が出来つつある。ウズベキスタンの中盤のパスになら対応できるし、 ミドル、ロングシュートも、撃たれた瞬間は比やっとするが、今のところ枠に行かない。だから、無理しなくていい。

あ、大久保が足を払われて倒れる。３番アリクロフへのイエローはいいとして、怪我は大丈夫かな？　抜けていれば大きなチャンスだったが。３７分。

森崎のロングパスに根本が走り込んで‥‥合わずにＧＫ。ＤＦラインの裏へ、いい狙いだ。

おお、中山が倒れてＰＫ。１８番にカードだ。大久保が下がって受けて‥‥走り出す中山。たまらず潰してしまった。
蹴るのは誰？　大久保は外している（笑）からか‥‥

中山本人が落ち着いて決めた。３９分。

ＧＫが先に出てきたのだが、インサイドで冷静にコースを狙った。

右サイド、２２番へのマークが一瞬遅れたが‥‥ミドルはポストの遥か外。この瞬間にシュートを選択するのはさすがだ。４３分。このまま、 このスコアで行こう。

中山の完璧なポストから回り込むように石川。惜しくもＧＫに阻止されるが、攻撃の組織もよくなってきた。ここでロスタイムに。
危うげない展開でハーフタイムへ。これまでで‥‥特にバーレーン戦の後半とは比べようもない、 安定した戦い方になった。

代表の試合の時には、必勝祈願の水垢離に当日はビール断ちもするのだが、もう大丈夫かな？　 後半は飲みながら見ようかな‥‥。念のため（？）エビスじゃなく、キリンにしよう。

さあ、後半。６番阿部が入る。 青木に代わったようだ。ＤＦラインの中心に入るのだが、コンビネーションは大丈夫かな？ 青木もそうだが、松井の怪我も大丈夫かな‥‥。

ウズベキスタンのキックオフだが、ハーフウェイライン上に５人も並ぶ。こりゃ、来るぞ。と思ったら石川の逆襲のドリブル。中央へのスルーパスは通らず。

右サイドからの組織的な攻防が続く。いいね。攻めるときはゴールを意識して、守るときは思い切ってボールを下げる。ＣＫからクリアをまたカットして、 中山のミドル。３分。

あれ、もう７分。このままあと４０分過ぎて欲しい（笑）。ウズベキスタンは焦って放り込んで来るようになった。 深いパスなので、ラインを揃えるより前線のチェックをしたい。アーリークロスを黒河がパンチング。９分。

不意をつかれた右サイドからのクロスを田中がカットしてＣＫ。ショートコーナーを功名に奪ってクリア、大久保が一人で突破する。１２分。 しかし‥‥１３番鈴木が倒れる。５番ウスマノフにカード。

逆襲から‥‥田中隼麿が高速ドリブル！　倒されてＦＫだが、ううむ、 自分から倒れたような気もする（笑）。１４分。
名手阿部が蹴るか。壁。１３番鈴木が戻る。

日本のＦＫ。ショート。 森崎の浅めのクロスはラインを割る。あれ？　鈴木は駄目？　これは困った。

負傷交代が３人とは、あまり聞かない。 危険なプレーを阻止できないレフェリングに問題があるはずだ。
駒野が入るようだ。

５番のミドルはバーの遥か上。２０分。ＤＦラインから放り込んで来るウズベキスタン。士気を鼓舞する阿部。

２６分。空中戦ではやや分はウズベキスタンにある。キープ力もあるが、スピードでは日本が上。 ゴール前に釘付けになるが‥‥クリア。ふう。

中継のアナウンサーは日本のゴールを期待しているようだが、 無理して攻めなくていい。８番のサイドでのキープに駒野がタックル。スローインから日本のＧＫ。 これ以上、怪我人が出たら交代選手の補充はできないのだ。速攻から攻めるぞ‥‥相手の戻りも早い。と見るや、 ＤＦラインにまで戻す森崎。それでいい。３１分。

１０番の右からのクロス、中央でハリコフのヘッドは‥‥ふう、ポストの外に。３５分。 テレビ画面の角度のせいで、ちょっと冷やりとした。深い位置からのクロスを、相手と競り合いながら黒河がキャッチ。３７分。
恐らくロングボールの放り込みになってくるだろう。

１５番三田がファール、サイドに出されたが‥‥ミスキック。ウズベキスタンも疲れている。 ３９分。日本のGKだ。

中山から駒野とサイドへ‥‥でも戻す日本。それでいい。４１分。相手がプレスをかけて来なければ、 最終ラインで回していればいい。

２４番ハミドラエフが入る。オーバーエイジらしい。
またも倒れる中山。彼はともかく（笑）、 相手の振り回す（故意ではなくても）肘が丁度日本選手の顔の辺りに来るのだろう。怪我には注意して欲しい。この大会が終わりではない。

８番の突破に駒野がワンサイドカットでGKへ。４４分。
左からのFKのピンチ！　しかしファーのゴールラインを越える。日本の集中も途切れない。 ４７分！

中山の強引な突破からのシュートは外れるが、これも相手にはプレッシャーになる。かつての西ドイツのブリーゲルのようなドリブルだった。
GKから再開して‥‥勝利を告げるホイッスル！

初戦の堅さもなく、 第二戦のばたばたしたところもなく、更に３人も負傷交代というアクシデント。全てを乗り越えて、 チームが成長して行く過程を見ることが出来た。準々決勝の対戦相手は中国だ。
余談ですが、 急いでチャンネルを変えると、NHK　BSでは、神戸を下した浦和の、永井選手のインタビュー。 その間はしーんとなる浦和ファンのマナーにも感心しますね。レッズの９０分勝ちに賭けていて正解だった（笑）。

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