目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

パレスチナ ０−２ 日本

2002年9月28日（土）、アジア大会
NHKにて観戦。

中国U21に０−１で敗戦した後、ジュビロに０−７とこれまた大敗。どうなることかと思ったが、 それ以降のJリーグ、U21代表選手たちの活躍たるや、目を見張るものがありました。今大会、U23の年齢制限付きだが、オーバーエイジも参加可能。 ところが日本はU21、でも期待できるかな？
対するパレスチナ‥‥一言で表すと、政情不安。ベストの布陣などとうてい組めないという。 この大会は、アジア地域に属する全ての国と地域が選手を送ってきたそうだ。
平和にサッカーが楽しめる日が早く来るように‥‥。

キックオフ、右サイドからロング、中山が競り勝って、大久保が拾う。パレスチナはでかそうに見えたが、全員が大柄という訳でもなさそう。
３分。右FKのチャンス、５願ジェンディーアにイエロー。１２番根本のキックは‥‥巻き過ぎたかな。

初戦の硬さもあるのだろうか。七分は押している日本。サイドからのクロスが弱い‥‥パレスチナは、 クリアをヘッドで味方に落とそうと‥‥タッチライン外へ。この辺りのコンビがよくないのかな。８分。

１０分。ほぼ全員が引いて守るパレスチナ。
折角ＦＷを三人もおいているのに、パレスチナＤＦのバックパスにプレスをかけるのは中山だけ。 ‥‥と思ったら、１１分、１２番根本のミドル。周囲にフォローもあった。

１６分。左サイド、根本のクロスに、 ゴール前に大久保‥‥これはカットされて‥‥ＦＫだ。よくなってきた日本。さあ、森崎かな。あ、ファーサイドに来たか。

ちょっと攻め疲れか、２２分、パレスチナのクロスにちょっと慌ててないか。中山に当てるまではいいのだが、拾えない。 アーリークロスも５番がカットする。１２番根本がクロスをよく上げるが、不正確だ。

松井の深い位置から右に出た中山が突進、フォローした松井だが、ＧＫが阻む。いい形だった。もう一人が絡めば、点が取れる。２６分。

パレスチナのＦＫから、クリアを繋いで、右サイド田中隼麿のクロスはＣＫに逃れる。チャンス！　ファーから飛び込んだ中山のヘッドだが、 ＧＫ正面に転がり込んだ。惜しい。
３０分‥‥セットプレーからのパレスチナの攻勢。 攻め続けておいて、突如守勢になると、怖い場面となる。逆襲から中山のヘッドはファール。ううむ。３１分。

押し込んでいるんだが‥‥引いて守っているのをこじ開けるのが大変だとは分る。でも、ねえ‥‥。４３分。前半で１点は取りたいが‥‥。

パレスチナの攻勢を奪って速攻‥‥大久保は潰される。ここを丁寧に！　といいたい部分が、甘い。雑だ。

左サイドの攻防、松井に３番シュベールがタックルしてイエロー。ここで欲しい！ クリアされてＣＫ‥‥あれ？　オフサイドか。

後半。
メンバーを２人代えてきた。田中達也と石川直宏だ。前田は？　まだか。

早速田中達也の早いドリブル突破。 ドリブラーを入れてきたようだ。パワープレーでもないしフォローもよくないから、高さだけの中山では、勝てない。

押し込む日本。右サイドに大久保が流れて受けるが、孤立。３分。そして左サイドの田中、ドリブルからＣＫだ。チャンス。

クリアを胸で落として、１４番石川のミドル。いいね。バーの上だったが、この試合、初めてわくわくしてきた。
でも５分頃にパレスチナの攻勢。要注意だ。ＦＫとなる。ジャンディーヤのキックはバーの上。壁に当たったようにも見えたが。

１４分。守備から速攻。そして時間稼ぎ（笑）。パレスチナの狙い通りかも知れない。
右サイド、露骨な時間稼ぎの後、 中盤でのパスミスから速攻、田中が左サイドに抜けてＧＫと１対１、おっと追い込まれたかと思ったが、 倒されてＰＫ！ あ‥‥ＧＫがかなり早く前へ出ていたが、ポスト右に外れた‥‥あらら大久保！　２１分。しかし！！

よし！　日本先制！

お株を奪う速攻、大久保が相手を引きつけて、田中が決めた！ ２２分。 マンツーマンを意識しすぎたのか、パレスチナＤＦの裏をかくパスだった。

田中隼麿が今度は右サイドからのクロス、ＣＫだ。まだ２４分、畳みかけたい。しかし速攻‥‥７番のクロスは長すぎて、日本の攻め。

パレスチナは１６番アワドが入る。２６分。ダブルアタッカーにして、パレスチナも攻めてくる。展開が早くなる。

３０分。ゴール前のＦＫ。根本の左足からのボールが、ここへ来て正確に飛びつつある。惜しかった。

日本、追加点！

３５分。左サイドをドリブルで突破、石川かな、スピードに乗ってアウトサイドでの丁寧なクロス、 正面を向いて落ち着いて蹴り込むことが出来た根本。クロスは下手だが、代えなくてよかった（笑）。

日本は野沢が入るようだ。得失点差もある（バーレーン３−０ウズベキスタン）から、もっと取りたい。入ってＦＫのキッカー。枠は外れたが、 落ちるボールにＧＫはちょっと迷った様子も。

４１分。ゲームも前半とは違う形で落ち着いてきた。パレスチナも動きが落ちた。 ２点差は大きいと感じているのだろう。

ボールを持った選手にマークが集まるパレスチナの習性（？）を利用して、 右サイドの１４番石川がフリーに、クロスは焦ったＤＦがＣＫに逃げる。キッカーは野沢。いいボールだ。大久保のシュートはブロックされる。４４分。

前線アブダハへのボールだが、一人では打破できずに、日本のクリア。カットしたバックパスにもプレス。日本の攻勢だ。

恐らく、反撃されても１点だろう。このまま勝てるだろう。少々もたついたが、これで、 今後の試合も乗ってくれるといいんだが。

おっとっと、８番のミドル、 黒河がセーブしてパレスチナのＣＫだ。もうインジュリータイム。

淡泊に見えて、チャンスになると鋭い攻撃を見せるパレスチナ。
大久保が中盤で倒されて、ファール‥‥いや、タイムアップだ。

政情不安どころではない中でチームを作り、 乗り込んできたパレスチナには多少は同情していたのだが、 後半の半ばまでにその気持ちは萎えた。露骨な時間稼ぎは醜い。そりゃあ、 日本を格上と見て、その相手に勝つためには引いて守って速攻、 更には勝てないまでも引き分けに持ち込むグループリーグの戦術としては理解は出来るが。 それにしても、打ってもいない足を押さえてのたうち回る様など、スポーツマンとは思えない。

このページの最初へ ｔｏｔｏ予想師 観戦記目次 ワールドカップだ！ ゆにこん一覧