目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

国見高校 1−0 帝京高校

2003年1月5日(日)、高校選手権準々決勝、駒沢競技場にて観戦。

準々決勝。風はあるが、晴天の駒沢。一昨日の雪の三ツ沢が夢か幻のように思える。
第一試合は名門同士の好カード、選手権では意外にも初の対決となる。テレビの特番で、ドイツ対ブラジルになぞらえていたが、言い得て妙だ。 どちらも高い個人技と組織力のバランスがいい。剛の中にも柔を持つ国見、柔に見えて剛でもある帝京。
ただ、決勝にも相応しいこのカードが準々決勝で実現したのは、去年帝京が早く敗退して、 今年シードされなかったから(笑)。勝負の世界ですな。

攻め続けながら‥‥
度重なるCKだがゴールは遠く‥‥。

国見が白黒の縦縞、帝京が赤。どちらもセカンドカラーだ。ユニコンはファーストカラーを使ってますが。

さあキックオフ、国見が左サイドを攻める。CKだ。
左から右足で‥‥シバザキかな、直接ゴールラインを割る。 風の影響がどの程度あるのか‥‥。

帝京、10番が左から8番へのスルーパスだが‥‥国見GKのセービング。
そして、 左スローインを受けて8番のミドルのコースに9番が入ってコースを変えるが‥‥ポスト!

すると3分、以上の帝京の攻撃から一転して‥‥国見、 11番の右から二人のマークをかわしてのクロス、中で合わせ切れず、ポスト右へ。国見のオープン攻撃がよくなってきたこの時間帯、7分。

帝京4番が7番と競り合いイエロー、14分。10番の左足! GKのパンチング! 
互角の攻め合い‥‥いや、 国見の方がシュート数では圧倒しているだろう。

20分。帝京ゴール前の混戦。シュートコースに入って辛うじて守る帝京。
10番のキープ、8番や9番など、もう少し噛み合えば‥‥という帝京のサッカーだ。

26分、帝京の攻勢になるが、組織的ではない。 国見の守備も思い切りがいい。
何本目だろうか、国見のCK‥‥。帝京には、多分まだないのでは? 28分。

33分、 9番の突破から帝京は最大のチャンスを作った。また左9番のアーリークロス、DF3番のヘディングシュートはバーの上。散発的だが、 やや攻め疲れた国見の裏を突く帝京の攻勢だ。

38分。トリッピングから帝京に、正面からのFKのチャンス。しかし壁を直撃!  チャンスは増えてきた!

ずば抜けた攻撃力を持つ国見の猛攻を凌ぎ、帝京もよく耐えて、少ないながらもチャンスを作った。

後半。強風が止まない。帝京の選手のトラップがぶれて、国見のタックルに奪われている‥‥。風の影響もあるのだろうか‥‥。

国見、鮮やかに先制!

左サイド10番のアーリークロスはアウトサイドにかかったミスキック、 しかしそれを諦めずに追って‥‥誰? ゴールラインぎりぎりで追いついてマイナスのクロス、14番ヒラヤマのヘッドが決まる。3分。

帝京の反撃だが、ペナルティエリア内には入れない。11番のミドルは9分、苦し紛れ、バーの上に消えて行く。

11分、帝京はミドルが駄目ならとばかり、左アーリークロスから9番のヘッド。しかし逆襲から国見のCK。後半は初だ。
何だかんだ言って、結局は国見の猛攻となる、18分。全員の持つ運動量は確かに脅威だ。
右CKからヘッド、クロスバー。*******(メモ判読不能)、国見の惜しいチャンス。 二度目のシュートは、ファールになったらしい。20分。
何だか元気のなくなりつつある帝京。

帝京に交代。11番ヤマセに代えて12番イシハラ、24分、総攻撃の開始かな?

29分。いつの間にか国見が攻める。 CKだが‥‥これが決まらない。
33分、帝京の逆襲。アーリークロスから9番が競るが、攻撃に厚みがない。

37分、帝京はCKから押し込む。国見はこれ以降、守勢になるだろう。
左からのグラウンダーのクロス、 12番のキックは空振り‥‥フリーだったのに惜しいチャンス。

深い位置から帝京の反撃‥‥国見GKのトラップに帝京12番がプレス。 ここでタイムアップ! 見ている方も力が入った。国見の準決勝進出が決定。 さて、応援団が入れ替わり(これがある意味興醒め、勝負の余韻を味わう暇もない)、第二試合が始まる。

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