| サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
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オランダ １−２ イングランド2002年8月25日（日）、 INAS-FIDサッカー世界選手権決勝横浜国際競技場にて観戦。 |
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大会二日目の平塚競技場、韓国を２２−０と叩きのめしたオランダ。対するはイングランド。 日本対ロシア戦に先立って行われた開幕セレモニーでは、選手全員が集まったピッチから、 記念のミニボールをスタンドに蹴り込んでいた。すると、イングランドの選手が一人、ロッカーへと走り去る。やがてボールを山ほど抱えて登場、 チームメイトとともに盛大にスタンドに蹴り入れた。大盤振る舞いに、見ているこちらが心配になる位。 ボールを欲しがる子供たちを見ての行動のようだった。その微笑ましい開幕セレモニーから、もう二十日近く経つのか‥‥。 |
 優勝！歓喜のイングランド。 |
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イングランド１０番ブライアンと１７番ルディとでキックオフ。右サイド３番ジェイソンに下げて、縦パスはタッチを割る。
FKからのアーリークロスは２番ダニエルだ。 そして初シュートはイングランド１７番ルディ、左からねじ込む攻撃によるもの。１分。 ４分まで、イングランド優勢。機動力で押しこんでいる。オランダの初シュートは５番サリユのミドルだった。ちと苦し紛れだった。 イングランド先制６分。右スローインから、ヘッドで繋いで、１０番ブライアンが押しこんだ。 イングランドらしい見事なオープン攻撃。オランダ反撃。１０番カーリッドのミドルに詰める９番ジュリアーノ。 我に返った（笑）オランダが､イングランドのペナルティエリア付近、横パスで揺さぶる。 １３分。オランダ１7番エドソン、右から見事な切り替えしでマークをはずしてクロス。１１番ハマザかな､狙いすぎてシュートは枠の外へ。 １７分、オランダの攻勢。イングランド８番マルコムが背中から倒れて、担架。その後、更なるオランダの猛攻となる‥‥CKが３本も続く。 試合も落ち着いてきたようだ。放り込みからGKハンターのファインセーブ。
イングランドは右サイド２番ダニエルのロングパスが出ると面白くなる。これぞバナナキックという、
大きく曲がってオランダの選手を避け、味方の進路に落ちる。
その中断に、オランダに交代かな。ファールが増えて来た。ギリギリの激しいぶつかり合いだから。悪質なものは皆無。欧州同士の対決だな〜。 オランダ９番ジュリアーノがゴール前で倒されてＦＫのチャンス。正々堂々と蹴ってきた。
悪くいえば策がない。レイ・クレメンスの後継者の見事なセーブが立ちはだかる。 イングランド、
１０番ブライアンの縦パスはチャンスにならない。彼は受け手のタイプだ。走り込んでパスを受けて、正確で速いクロスを上げる。 イングランドは７番ウォルタースから１０番ブライアンとつなげて、FK‥‥直接狙うが、策がない。 ３９分、逆襲から右サイド、１１番から１０番へ‥‥シュートはGK正面。 オランダは軽快なドリブルと横パスで揺さぶり、ミドルで狙うか、
少なくともファールを誘う。そのパターンが定着している。他に手がないのかな。 後半開始。オランダのキックオフ。 ５３分（つまり後半８分）。ドリブルとパスで押し込むオランダだが、 最後は肉弾戦を挑んでしまい、イングランドの守備陣に跳ね返されてしまう。だから、ここを守りきればイングランドのチャンスになるだろう。 ５６分、イングランドがドリブルではなく、早いパスで崩し、ミドルシュート。必ず逆サイドからもゴール前に詰める。オランダGKも多忙だ。 イングランドは約束事がしっかりと決まっている、堅実なチームだ。 ６１分、イングランド１０番ブライアンとオランダ４番サントスが相討ち。 再開してオランダの攻め。幾度目かのCK。ショートで繋ぐ。これは新しい手だ。もしかしたら‥‥でも、最後はやはり放り込んでしまった（笑）。
どちらも個々の技術やパワーなどのレベルは高いのだが、チーム戦術に変化やメリハリがない‥‥。 ６７分のオランダの攻め。 右FK、戻す方向へのパスでクロスを狙うが、読まれていた。更にCKも跳ね返される。 イングランドの攻勢となり、左FK。放り込んで、 オランダGKの身体を伸ばしたパンチングだが、頭から落下。ハマドイの勇気あるプレーだが、大丈夫‥‥だね。 73分、
イングランド１１番ローニーが右サイドで倒れる。ん、オランダ５番サリユにカードかな。 ７６分、イングランドも左CKから戻してミドル。多くはないが、チャンスはある。 そして右サイド１０番から１１番へのパスは‥‥オフサイド！？ 個々のレベルや攻防など、高い水準ではあるし面白いのだが、 相手の手を読みあったりする組織対組織のかきひきにおいては、オランダ対ポーランドの方が面白いね。 個の力と強さで、イングランドが負けない。オランダはそれが分かっていて、それでも打開策が見出せないようだ。 観客数は２４６７０人。有料だったらもっとよかったろうに。その分、寄付を弾もう（笑）。 ８２分、 イングランドは左から２０番モーガンのアーリークロスを７番ポールがヘッド！わずかに外。いい攻めだった。 リードしているイングランドとしてはこれでいい。 イングランド追加点！左で受けた１０番ブライアンがサイドチェンジ、 右１７番ルディからのクロスを７番が見事なヘッドで決めた。８４分。綺麗なオープン攻撃だった。大きなサイドチェンジのパスでオランダの守備を揺さぶる、 これはオランダがやりたかったことだろう。再開‥‥まだだ、ちょっともみ合っている。オランダはここで７番ファリドに代えて、
１８番オルフェが入る。この時間帯での失点、オランダは集中を切らさなければいいが‥‥そのための交代だろうか。 オランダ１点返す！攻めこむオランダの右FK。放り込むのは変わらず、しかし右に流れたところを走りこんだ１５番が決めた。 ８８分。でも残り１分。イングランドは押し込むだけでいい。オランダに持たせるだけでも、いい。ここでオランダ、 ４番サントスから２番メリーサに代える。 インジュリータイムは５分。まだ分らない。電光掲示板があるのに、表示は第四審判のボードのみ。
オランダは、左サイドから中へは入れてもらえなくなった。 イングランド、初優勝おめでとう！
さて、そして1週間後の九月一日には国立競技場でユース選手権の決勝！ これも！ 何と代表のレプリカを着て行けば入場無料！？ たくさん持ってるからねえ（笑）。 |
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