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ベルギー １−０ コスタリカ

2002年5月26日（日）、国際親善試合
NHK BSにて観戦。

この試合への関心は唯一つ。ベルギーがどれだけ手の内を見せてくれるか、ですね。先日は九州J選抜相手に「二軍で快勝」だったそうですが、 ワールドカップ本大会登録メンバーに、レギュラーとサブでそれほどの差があるとは思えない。テレビ画面を通してでも、自分の目で見ないと、 信用できませんね。
対するコスタリカ、日本とは引き分けているので、タイプは違いますが、 それでも力関係などを測るのに参考になるでしょう。

９番がキープして、左へのパス、合わずにスローイン。今度は７番ウィルモッツから‥‥同様にタッチラインを割る。
コスタリカはドリブルからスルーパス、そこへのチェックにはベルギーは行かない。

コスタリカ‥‥右に抜けて、ワンチョベが待ち受けて、 どフリーなのに空振り。４分。１点もののミスだった。

ベルギー、右からのCK。ゴール前にはキックと同時に走りこんで来る。 １６番バンベーテンがジャストミートしたが、ポスト右。迫力ある攻めだ。

またもコスタリカ、左サイドをワンツーで突破してクロス、 中央９番のヘッドはわずかに外れる。９分。

暑さのせいか、おとなしめの序盤、ややコスタリカが早いかな。
左サイド、 ワレムが中を見てクロス、ベルヘイレンの高さ！　しかしバーの上。逆襲からコスタリカのミドルシュートはGKが防ぐ。

コスタリカは、中盤で横か斜めのドリブルで、一人抜いたタイミングでサイドに振る、 ベルギーのDFはドリブルの時点からボールにつられてマークが外れるので、中央に走りこんでクロスに合わせる。

コスタリカは２２番カストロのミドル、GKが弾いてCK。低く早いボールをニアに。高い相手に対する戦い方だ。 そのこぼれ球を１０番がサイドでキープ、頭一つでかいベルギーFWを背にしてクリア。相手を背後に置けば、 ぶつかってきてもファールチャージを取れる。これもでかい相手に対しての戦い方だ。

ベルギー先制！

２２分、中央のFKをふわりと中へ、競り勝って落としたところ、８番ホールのコントロールされたキック、 ギリギリで右ポストの内側。最初に競り勝って落としたヘッドが脅威だった。

先制して落ち着き出したベルギー。 時間的なものもあるのだろう、コスタリカも攻めあぐねている。
晴天の熊本だが、それほど暑いのだろうか。動きが落ちてきた。 前半の３０分なのに。

全員が引き気味になってきたため、コスタリカが中盤で繋いで‥‥でも奪うと即座に左サイドへ。

全員を交代可能とした割には、ベルギーにここで初めての交代。３番デブックに代えて４番バンメール。４２分。無理はさせないということだ。

昨日の日本チームはまだいろいろと試そうとしていたが、このベルギーとコスタリカはどうだろう、 コンディショニングや試合感覚の保持が狙いだろうか。

４３分、コスタリカの右CK。零れ球を右サイドに、ベルギーが、 サイドバックが上がりかけて、右からゴメス、強烈なシュートだが、ポストを叩く！　惜しい。
更にワンチョペの右サイドからのクロス、 慎重なクロスをゴメスのヘッド、サイドネットだ。
ここで前半終了。

さて後半。またしても左サイドから‥‥と思ったら、 ベルギーは珍しく右サイドから速いクロス。ホールのシュートだった。高さだけではない、 ということは対ギリシャ戦でも分かっていた。

中央、ワンツー？　トラップがベルギーDFに当たって、 ワンチョペか、フォンセカか、ゴール真正面から叩き込んだが、明らかにオフサイドだった。が、ベルギー攻略の手だぞ。

８分、ライン裏にうまく抜け出して９番ワンチョベ、ループを狙ったがバーの上。ゴールに近いのはコスタリカなのに。でも、 守りきってしまうのもベルギーの老獪さだ。

実力の程や、日本と実際に戦ってみたらどうなるかは別にして、ベルギーのサッカーは詰まらなくなった。 単なるノスタルジーや自慢したい心理なのか、８０年代の魅力あるチームの面影もない。でかいのをそろえたからクロスを放り込んでくる。それだけだ。
それだけだから、単純で効果的でもあるが、でも、それだけだ。

１６分、ベルギーはムペンザ投入。かつてのシーフォのような、 巌の集団に柔らかさが融合した、剛柔一致の頃の役割が果たせるだろうか。重そうだ。

１７分、右CKを競って落として、ミドルをズドンとベルギー。 確かに日本チームとしては怖いが‥‥。

ワレムが足を抱えて倒れ伏す。23分。構わず突進するムペンザ、レフェリーが止める。大丈夫そうだ。

ストゥルパールのスルーパス、ホールへは届かない。25分。淡白な攻めのベルギー。単純に放り込んで競り合うほうが確実なのか‥‥。 これで楽しいのかな（笑）。

バンデルアーヘがバンベーテンに代わって入る。27分。 コスタリカはワンチョペに代えて、あのパークス。日本戦でゴールを決めた速くて上手い選手だ。

多少ポジションを入れ替える交代。でも、ベルギーは一寸くらいメンバーが代わっても、やっていることは変わらない。でも、 真剣勝負になるとガラリと変わることもあるから、やっぱり要注意であることに変わりはない。

コスタリカはゴメスが下がる。ううむ。３０分。

ベルギーはワレムが下がる。39分。ボファン。そうそう、ウィルモッツが地味な動きに終始している。まだ隠しているとしたら、脅威だ。

さて、残り数分だが、鹿島対イタリアの中継が始まる。気になってきた（笑）。

コスタリカが、またもラインの裏に出てシュート！ 押し気味なのはコスタリカだ。
ウィルモッツの受けたパスに、コスタリカDFの深いすばらしいタックル‥‥あれ、倒れたままだ。大丈夫かな？　 コスタリカ4番のタックルはボール、着地の際に捻ったかな。

さて、チャンネルを変えて‥‥。 そして今夜はチュニジア対デンマークの中継もある。忙しい（笑）。

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