目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本１−１コスタリカ

2002年4月17日（水）、国際親善試合
テレビ朝日にて観戦。

コスタリカとは数年前に対戦しています（いや、なかったかな？）。しかし、今回は、北中米地区予選を悠々と突破するなど、実力は本物。 しかし、本番まであと１ヶ月強となった今、いい内容も求められるし、もちろん勝利、勝って勢いをつけることも大事、 かといってセットプレーや組織プレーなど、手の内を全てさらけ出したくない‥‥。難しいところです。
ま、ホームなんだから、勝ちましょう。

１１番ゴメスがスピアヘッドかな？ フォンセカと聞くと、ウルグアイの方を思い出す。
日本は左に三都主、右にイチカワ。 リーグでは精彩を欠いているが？ ダブルアタッカーにヤナギスズキ。これも不調だが（笑）？

４分、フォンセカの突破を松田がカット。CK。 楢崎がファーサイドに飛び出してキャッチ。序盤から積極的だ。松田のカットもカバーも冴えているが、あの長髪は気に入らない（笑）。

９分には三都主の右CK‥‥ショートから繋いで、正面小笠原のミドルはバーの上。

１３分まで。いい意味での膠着かな。 早いパスワークといい個人の技術の高さといい、互角、似たタイプのようだ。

コスタリカの右からのFK。高さでは日本が優位。それでも、 意外と放り込んでくるコスタリカ。裏を狙ってとは思えない。ゴメスの頭をめがけているようだ。

１６分、 １１番がフリーになって楢崎と競って‥‥オフサイドだ。多い。繋ぎがよくない日本。守備陣はいつも通りの安定だが、 小笠原を中央にしたコンビが不慣れなのか？ あるいは攻守の役割がはっきりしすぎて、 ポジションチェンジなどが消極的なのか？ と思ったら、おお、左サントスから平行のクロス、 競り合いながらヤナギ‥‥カバーに合いCK。１９分、惜しいチャンスだった。初めてだ。日本はリズムが掴めてきたか？

コスタリカは４人のフラットなDFかな？　三都主とイチカワが縦に動くスペースがない。ここで小笠原とのパス交換で切り拓けないか。 コンビネーションが不充分だから、出来ないのかな。
左から個人でも打開できる三都主が何度か突破しているが‥‥。

２４分、 モリシが入るのかな？　小笠原が下がる。憮然とした表情。当然だ。
そのモリシ、スズキのヘッドを受けてヤナギに。２６分。

更に、 ヤナギに代えて西沢らしい。２８分。テスト‥‥実験は早くも終了して安全策なのだろうか。３１分。CKも多い。攻め合いになっている。 右から‥‥楢崎の掌中に。

攻撃の策はやはり隠しているようなコスタリカだが、 日本と戦ったときのウクライナやポーランドより手応えはある。強いぞ。

三都主が受けてDFを一人は外してクロス、これが出来つつある。スペースに出るだけの市川の右からの展開は苦しい。 逆だったら中村を入れるんだろうが‥‥。３６分。

中盤でキープして上がりを待とうにも、 コスタリカのチェックが速く厳しい。三都主の個人技しか打開策がない。単発だ。しかし、日本の初戦のベルギー戦は、こんな展開になるのでは？

４２分。危なかった。右サイドから１１番ゴメスのクロス、フォンセカが丁寧に落として、６番ロペスのヘッド。おいおい。 これは入ってもおかしくなかった。崩された。
さて、緊張を維持したまま後半へ。

攻勢の日本。
イチカワに代えて福西、 明神が右外に出る。トップ下に構える小笠原より、下がり気味から攻め上がる福西の方がいい。しかし、左サイドは三都主の個人の技量での突破しかない。

７分、PK‥‥。１５番のフェイントにかかり、ナカタのファール。 ゴメスのシュート‥‥正面に来たのを楢崎がブロック！、これで流れが来るかな。

さあ、逆襲、 FKのチャンスだ。三都主から‥‥スズキが飛び込むが‥‥。
またも三都主のクロスにスズキ‥‥バーの上。マルティネスが着いているが、 スズキは勝っているぞ。後は‥‥。

ゴールネットが外れたらしく、しばし中断。８分。そろそろ、ごそっと交代する時間帯だが。

１４分、 モリシの左サイドの粘りから、三都主の見事なフェイントからのクロス‥‥スズキ‥‥。こりゃあ、代え時だ。 これを決てくれなきゃ困る。

２０分。やや日本の攻勢なんだが。ゴメスのミドル。意表を突いた‥‥いや、ナラが取る。

明神！ クロスがゴールマウスに飛び込んだ！

スズキのポストを受けて、横に流れたんだが、クロス‥‥。GKの頭上を越えた。 見事だった。２１分。アジアカップでもそうだったが、いい時に決めてくれる。
ただ、テストマッチなんだから、きちんと形を作って、相手を崩して点を取って欲しい。贅沢かな？

コスタリカは先ほどに続いてまたも二人同時に交代。３１分。

９番パークス！　同点ゴールだ。

左サイドを突破された。 宮本を外され、中田のカバーもかわされた‥‥。３２分。逆襲からの速いドリブルで持ち込まれた。

西沢とマルティネスの対決が熱い。 そのヘッドもポスト！　惜しい。

お、ここでシュンスケ登場！　波戸や服部も？　まずは三都主に代えてハット。祝復活！　そして‥‥まだか。 明神に代えて波戸。残り規定内で１０分。短いなあ。宮本に代わってシュンスケ登場。松田がセンター、服部がDFに入ると言うことか。

久保も入る？　 でも、あと５分程度。何も出来ないじゃないか。

波戸のローングシュート！　ＧＫも意表をついてこぼしてＣＫ‥‥あれ？ コスタリカＤＦがフリーでカットして、タイムアップ。
ふう。

まあ、良かったんじゃないですか？
失礼ながら、 ウクライナ、ポーランドそしてコスタリカと、相手のレベルが段々と上がってきました。更には、 日本チームも集まって二日間では準備不足だったよう（日本はチーム全体のコンディションが個人のそれを左右しますから。 全員が、例えば時差ぼけなどで、ぱっとしない内容の時がたまにありますから‥‥）で、 ボールもうまく回りませんでした。一週間ほどでも合宿をした後はいつもいい内容です。更には、手の内を全て見せる訳にも行きませんから‥‥。

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