目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本 １−０ ウクライナ

2002年3月21日（木）、国際親善試合
TBSにて観戦。

今年初めての代表Ａマッチです。もちろん、ホームですし、好内容での勝利を祈りたいところです。
しかし、 あくまで今年前半の目標はワールドカップです。で、かくあるべき予想です。理想です。 ２−１で日本の勝ち。
ここは、完勝して楽観論が蔓延しないように、一失点。でも、 負けるわけにも行かないので、二得点。守備では組織にまだ課題があり、攻撃もパターンが確立されていない、その程度の内容で、 よしとしたいところです。

さて、ウクライナですが、実はユース代表が去年の調度今頃来日していました。２３日に、 東京スタジアムでメキシコと対戦、敗北しました。 続く第二試合では日本がチリを相手に勝利、勝者同士の対戦で決勝を争ったので、 ウクライナと日本の対戦はありませんでした。去年の今頃の東京スタジアムか‥‥。なんとなくしみじみ（笑）。

さあ、今年初の代表戦。勝てよ〜。お、三都主と市川のエスパルス・ウィングスをスタートから使うとは。戸田と福西のボランチも期待。

キックオフから左三都主へ。ふうん。右サイド、西沢とモリシがプレス。
おお、マツダの中盤のヘッドを拾われて、１１番ボロベイがラインを突破。危ない。 シュートをミスして助かった。

お、三都主が倒されてＦＫ。一転してチャンス。２分。自ら蹴ったがＧＫのパンチング。

戸田のカットから市川が中央にドリブル‥‥。ううむ。４分。市川がかわされ、７番がフリーでクロス。これもそうだが、３ＤＦの背後と両サイド、 いつもの日本の弱点を突いてくる。

市川のクリアを拾われてミドル、楢崎が横っ飛びでキャッチ。クリアを正確に繋ぎたい。 ここはＧＫのファインプレーだったが。１０分。

右サイド、福西が市川の外から回って受けようとする‥‥ ボランチはやってはいけないプレーだ‥‥奪われてピンチ。

中田のロングパスを柳沢がＧＫと競る。大きな展開もいい。７分。

開始早々のボロベイの突破で、日本の守備網がいい緊張感を持ったようだ。あれで取られてなくてよかった。意識して守備ラインの背後を狙うウクライナ。 しかしきちんと対応している。長身のマツダがやや前めでカット、宮本がカバー、三都主の上がったスペースを中田が意識している。 宮本がボランチのカバーに上がることも。福西が右サイドに行きがちだから？　右サイドの市川の上下動によるスペースのカバーかな。

しかし速攻、正面からのＦＫ。１３分。右隅を狙ったが‥‥１メートルほど遠かった。惜しい。

１８分、切り替えしからヤナギのシュート‥‥。ううむ。 体当たりで負けない西沢と技巧でかわせる柳沢のダブルアタッカーだ。柳沢は前節のＪ１で、 「ストライカーの本能」的なゴールを上げている、期待。

ウクライナの右ＣＫ。競って逆にこぼれるが、拾われる。誰もチェックに行かない。 市川か松田か、福西か‥‥その辺りのディシプリンだ。２０分。

日本も右ＣＫ。三都主が蹴る。ショートから‥‥これは策がない。２２分。

よし！　戸田のゴールで先制！

市川の突破からＣＫ、またも三都主。ショートを折り返して‥‥戸田が押し込んだ！ ポストは柳沢だったようだ。２４分。右ＣＫはショートだけかな。

うお‥‥１０番ザカルルカのドリブルを‥‥市川が倒した。 ボールへのタックルか。ＣＫ。あ、シミュレーションかな。イエロー。ＣＫだが楢崎が飛び出してキャッチ。

３０分過ぎて、ウクライナは動きが悪くなった。 足が止まっている。
スルーパスを通されて‥‥９番がトラップミス、助かった。動きの落ちた相手に合わせてはいけない。が、相手も回復を待っているから、 その機を窺うのも大事だ。福西がゆっくりと持って‥‥しかしじわりと押し込まれる。３６分。日本も両サイドが機能しなくなってきた。

４０分過ぎて‥‥９番の右サイドからの突破をアレックスがカバー。あれ？　担架が‥‥アレックスが座り込んでいる。大丈夫かな？　よし、戻った。

ウクライナはここへ来て更にパワープレー、零れたらサイドに‥‥。うまく乗ってしまい、CK‥‥何とかクリア。前半はこのまま終わりたい。ピンチが続く。

ロスタイムにもキープできない。しない。試合勘が戻らない？　そうかなあ。

後半。アレックスに代えて俊輔。鈴木もいるから、 西沢に代えたのか？　キックオフ、DFまで下げてゆっくりとまわすウクライナ。鈴木が追う。

左で受けてパス‥‥カットされてスローイン。 逆サイドを狙ったのか。ニヤリと俊輔。２分。

守備の意識の有無や強弱はともかく、両サイドに攻撃的な選手を置くのは初めてか？　 ウクライナを攻めて押し込もうと言うチームの意図、トルシエの狙いを感じる。

後半初のシュートはウクライナ、強烈なミドル。

うわ、 最大のピンチ。右から上げられ、逆で受けた９番ズボフの切り返しに振られた。ポスト右に外れて助かった‥‥。６分。

さあ、 俊輔のCKはニア‥‥ミドルは宮本かな？　狙いが変わってきた。面白い。７分。ニアで飛び込んだのは鈴木かな。

お〜小笠原、登場か。 ウクライナも交代。１０分。１０番ザカルルカに代えてリケン。モリシに代えて小笠原。動のモリシ、“微”動の小笠原。 しかも前線は鹿島の組織になった。

小笠原、インターセプトから前を向いて右足！スルーパスは柳沢‥‥ポスト右に外れる！　うわー‥‥。１３分。 これを決めてくれ〜。

お、高原と明神が入りそうだ。１４分。鈴木がCKを取る。右は小笠原、戻してクロス、逆のCKになる。福西に代えて明神。 ヤナギに代えて高原だ。
１６分、このCKは俊輔。両サイドとも、CKはゴールへ向かうキッカーだ。

小笠原のドリブルシュート。冷静な判断がいい。 惜しい。強いし、冷静だし、初代表戦だぞ？　いいね。FKも見てみたい。

１９分日本の攻勢！ 左下がり目から俊輔のサイドチェンジ、リターンを受けて、 クロスは早いかと思ったが、零れて小笠原のループはバーの上だったが‥‥。いいペースになってきた。

ウクライナに交代。２２分。 やはりこの時間で動きが落ちる。

クリアを拾って高原から中村、逆サイドへ‥‥いい狙いから惜しいシュートだ。市川は疲れてないか？ ２５分。

日本の攻撃は鹿島陣だが、解説は日産だ。

交代選手が多いと、試合の流れが停滞する。 ウクライナが続々と代えているが、ちょっとバランスが悪くなっている。突破が強引な個人技になっているので、逆に日本は押し込まれつつある。 崩されてはいないが、劣勢には違いない。
久々の市川の切り返しからクロス、鈴木のヘッド‥‥。３０分。

市川に代えて波戸。３２分。

３４分、 またもビッグチャンス。俊輔のＦＫから高原がアルゼンチン土産の深いキープから‥‥ＧＫの好守。ＣＫから残っていた俊輔‥‥。
さあ、 波戸も突破してクロス。気持ちを感じる。

４０分。逃げ切りを考えていい時間帯。
さあ、俊輔の見せ場。鈴木が飛び込む‥‥１４番のカバー。ＧＫか。

ウクライナは攻撃が重くて速いが散発的になった。組織で攻守を行う日本より、局面は個人の力とスピードに頼るウクライナに消耗は大きい。

インジュリータイムは２分。
ここでパワープレーのウクライナ。日本の攻撃陣が、アピールを焦るのか、突っかかって行って取られて速攻を受ける。 ここはチームの勝利を考えてほしい‥‥無理かな（笑）。‥‥よし、まずは今年の初戦を勝利で飾った。

両サイドに攻撃的な選手を置いた前半、狙い通りに先制すると、徐々に守備的な選手交代でした。本番をにらみ、先攻逃げ切りのパターンだったのだろうか。 新加入、久しぶりのメンバーが、みなそれぞれに特徴を出した。これはどのポジションも、誰が残るか分からない。さあ、 次の出場メンバーは？　そして、ワールドカップの最終メンバーの登録は５月２１日です。

＊後日‥‥四月三日に以下の発表がありました。
FIFAは3日、 5月24日朝（日本時間24日午後）にＷ杯の登録選手を発表することを明らかにした。出場32チームは、 5月21日深夜（日本時間22日朝）までにFIFAに選手名簿を提出する。

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