目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

U20メキシコ 2−1 U20ウクライナ

2001年3月23日(金)、ジャパンユースカップ
東京スタジアムにて観戦。

2002年に向けて‥‥そして2006年‥‥。あるいはtotoの全国販売。 結局のところ、A代表を始めJ1やJ2に注目は集まるが‥‥。それだけがサッカーではない! ナビスコカップだってあるし‥‥。
‥‥“通”としてはこういう大会を見逃すことは出来ないのです。 しかも、今シーズンからお披露目の東京スタジアムとくれば‥‥。さあ、観戦だ。

南米(所在は中米だが)スタイル対欧州スタイルと言っていいのだろうか。国歌の演奏、メキシコは右手を胸の前に水平に。かっこいいお馴染みのポーズ。

キックオフ、慎重にメキシコ。非常にコンパクトだ。ウクライナは大柄な選手が多そうだ。その分(?)技術はメキシコに分がありそう。
中でも目立つ右アウトサイド8番グラスィメンコがフリーで突破を狙う。ボールキープはほぼメキシコだ。

4分、 メキシコ9番ガルシアの突破からCK‥‥逆サイドのゴールラインを割る。

そして一転してウクライナの攻め。動きが硬い‥‥お、 11番ベンドフスキーはテクニシャンだ。6番スマルコが左から放り込む、パワープレーだ。持ち味を発揮かな、7分。

ウクライナの初シュートは17番のミドル、8分。大きな展開でペースを掴みつつある。
そしてメキシコ、 右サイドから横パスでマークをずらそうとするが‥‥10番が左足に持ち替えている間に潰された。

15分、ウクライナ15番にイエロー。 小柄なメキシコは大人っぽいサッカー、大柄なウクライナは、その‥‥子供っぽいかな。

ウクライナは放り込むか、 11番や17番のテクニシャンに集めて組立てるか、チーム戦術としてはっきりしない。

19分、メキシコはこれまでで最大のチャンス。 9番ガルシアがリフティングで躱して持込み、GKクリスィまで外すが‥‥ポスト! が‥‥実はオフサイドだった。スタンドからは拍手。
この第一試合の観衆は、流石にサッカーをよく知っている人たちが多かった(含自画自賛)。

24分、メキシコに交代。 2番ロペスに代えて14番が入る。特にDFラインでは瑕疵はなかったと思うが‥‥。

そして攻勢のメキシコ、 30分にはドリブルで両サイドから交互に崩そうとする。チャンスを生みかけている‥‥が、どこでパスを出すのか、味方と合っていない。

FKそしてCKと、攻勢の続くメキシコ‥‥

メキシコ、先制!

左CKが低い弾道でニアに落ちて‥‥9番ガルシアのゴールとアナウンス。直接入ったのかな?

更にメキシコ、リード!

33分。9番ガルシアの何気ないスルーパスを10番が受けるや否や、 振り向いてのループ! 見事。

そして35分、

ウクライナは“マリーシア”のゴール!

右サイド、メキシコのクリアが6番に当たりタッチラインを越すが、判定はウクライナのスローイン。素早く投げ込んで深い位置から折り返し、 丁寧に8番が決めた。

ペースを取り戻そうと****(メモ判読不可)するメキシコ。
ウクライナは二人を同時に代える。 11番を14番、16番を7番。何人まで代えられるんだろう。押され気味を挽回したいウクライナ。更に17番を5番に代える。40分になるが‥‥。 流れは変らずにハーフタイム。

ここまで極端に力(ウクライナ)と技(メキシコ)の対決という図式になろうとは‥‥。

後半、目前、メキシコが攻め込む。10番の個人技が***(メモ判読不可)、ループを狙う。いいね。

ウクライナも攻める。 3分、FKを横に流して、13番プロホロフのミドル。これはバーの上。
早い展開。しかし前半同様、メキシコ優勢の7分。
ここへ来て、第二試合を目当てに“早めに”来たファンがうろうろしはじめる。

10分、ウクライナは9番が右サイドから持ち込んで‥‥ふかした! いや、CKだ。メキシコはクリアして速攻に繋げる。

14分、パスでウルグアイを翻弄するメキシコ。10番マルケスのドリブルもなくなった。ワンツーパスで小気味よく切り裂く。 ウクライナもぎりぎりのところでは体を張って守る。いい内容だ。

あれ、ウクライナは13番に代えて15番が入る。17分、左サイドから大きく崩して、 ウクライナのシュート、バーを越えて、メキシコも交代。11番に代えて15番。

25分、メキシコの最終ラインが乱れ始めた。疲労か、 またはパワープレーに受け身の時間が続いて気持ちが切れたか。ここでメキシコは16番カストロに代えて7番が入る。ウクライナも14番に代えて18番、 30分になる。面白い展開だ。

ファールが多いが、これは体格差からだろうか。悪質なものは殆どない。メキシコはまたまたドリブルで仕掛けて来る。

40分、メキシコ、9番と10番のコンビからミドル‥‥う〜む。ここまで押されていたが‥‥で、メキシコは9番に代えて13番を入れる。 ロスタイムだが‥‥。

スコアの動かなかった後半の方が、互いの持ち味が出て面白かった。 ともに「カップ」を争うのではなく、テストマッチを二試合戦いに来た風情であった。それでいい。
そして、メンバーの重複の有無は分からないが、一年後に、地元開催のワールドカップに向けてのテストマッチ(Aマッチであるが)に、 日本代表とウクライナ代表が対戦することになる。

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