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日本 3−0 チェコ

2001年6月25日(月)、ワールドユース
フジテレビにて観戦。

そういえば‥‥A代表同士は3年前のキリンカップで対戦していたんですね。 今回のU20の選手たちが‥‥まだ16歳の頃ですな‥‥。しみじみ(笑)。
それはともかくとして、既に2敗、勝ち点ゼロの日本が、 セカンドラウンド進出のためには‥‥大量点差での勝利、そしてオーストラリアの敗北の二つが条件という、追い込まれた状況です。しかし! 追い込まれてからの強さを見せて欲しい。未明に起きてテレビの前で祈りながら、最後まで応援するファンが大勢いるんだぞ!

序盤から早く激しい展開。2分、16番森崎が額を割られて治療。やや押し込まれているが、日本は第一戦二戦とはちと気迫が違う。恐らくアンゴラなどよりはやり易いと思う。
チェコは早々に勝負をつけるつもりらしいが、いずれペースは落ちるはずだ。

5分、頭部に包帯を巻いた森崎が戻る。 チェコは頑健そうで巧さと速さがある。組織力も、だ。

11分、最初のチャンスは日本。石川のクロスが戻り、右サイドからドリブルで中に入る。 スルーパスに正面前田! GKすらはずして‥‥ポスト‥‥CKとなる。惜しかった。

一転してチェコにCK。
逆襲から‥‥15分、グラウンダーのサイドチェンジのパスが右サイドへ。中へスルーパス。山瀬が中央で受けてシュート。いい攻撃だ。 CKからの反撃を羽田が阻止。

17分。石川が右サイドでうまく機能している。ここまで、中へドリブルしてスルーパスを通したのが3本、 あるいはセンタリングでチャンスを1本作る。もう19分。期待出来そうな展開。でもそろそろ1点取っておかないと後で苦しくなる。

主審はUSA。ボディコンタクトには厳格はジャッジ。そういうことも前二戦とは違うのか。

右サイド石川が縦に走りまくっている。 大丈夫か、体力は? 24分にはまたも右サイドから突破、青木のミドルまで。シュート数では圧倒しているはず。

チェコにCK。油断は禁物。もう31分。チェコの印象は薄い。ただ、GKに全て阻まれている。ユンのスピアヘッドなので、 日本もDFは2人が残る。他の選手の攻め上がりも、タイミングが遅いのか日本のMFのカバーが早いせいか、目立たない。
32分、チェコの攻勢。しかし‥‥

パスとドリブルでほぼ圧倒してはいるんだが‥‥。42分。いつしか、またも日本の攻勢となる。

チャンスは多くありながら、0−0でハーフタイム。

後半。

開始早々田原の粘りからCK。チェコの速攻。羽田のカット。 速攻を狙って来そうな気がする、そのチェコにもCK。まだ2分。

5分またも日本の波状攻撃! ううむ‥‥。田原のシュート、 一瞬ゴールマウスがあいたが、チェコはフラットな4DFなのかな、サイドから切り込んでのスルーパスには、DFは全く反応できない。 GKがカバーする規律なのか。

包帯のせいか16番森崎が目立つ。中盤で必ず相手にチェックに行き、ピンチの芽を未然に防ぐ。 かつての森保選手のよう。同じサンフレッチェの選手だ。いや、むしろ監督の西村さんか代表でコンビだった宮内さんの姿が重なる。 ‥‥それも包帯のせいかな(笑)。

11分。いい加減にゴールが見たいぞ。
左サイドからチェコのクロス‥‥ユンが受けて倒れて‥‥ああ‥‥ あ、ダイビングを取ってくれた。ふう。14分。チェコのゴールは見たくない。

GKのセーブからユンに。ここのところ出るようになった。 羽田と中沢のどちらが見るのか、マンツーマンでつくのか、はっきりしたい。

16分。正面でFKのチャンス。壁。 左に出してクロス‥‥田原がオフサイド。

21分。FWの佐藤が16番森崎に代わる。中盤ノバランスはどうかな?
案の定かな、チェコのペースになってきた。久々に嫌な時間帯だ。

スルーパスに抜け出したチェコ9番ムシルが‥‥オフサイド。 26分。右サイドを9番に粘られてクロスに16番ユンの左足‥‥ふう。

森崎! 日本先制!

右からのアーリークロス、 田原が落として、いや、競り合った6番のクリアを拾って8番森崎のループ! よく狙った! 29分。

リズムを取り戻した日本。

山瀬のヘッド!

スルーパスを11番が右へ落とす、田原が狙うがGKの足、上がった所に詰めて山瀬! がら空きのゴールマウスへ。チェコのFKのチャンスはオフサイド。流れは完全に日本!

え‥‥オーストラリアとアンゴラが引き分け‥‥? そうか‥‥。既に消化試合になっていたとは‥‥。え、 でもグループリーグの最終戦は同時刻キックオフのはずでは? ともかくも、選手たちは知っていてこのプレーぶりなのか‥‥立派なものだ。 いや、厳しく言えば、こういう展開を初戦から行っていれば‥‥。

40分。守備を固める交代の日本。山瀬が倒されてFK。 ここで山瀬に代えて飯尾が入る。

よし、田原!

42分。決定的な3点め。 浮き球のスルーパスを中央でうまく抜け出して田原の左足。

多少は余裕もあるチェコ、無理をせずにタイムアップ。

余談だが、この試合はレフェリングがよかった。これまではよくなかった。特に二戦めの主審はポジショニングがあいまい。 酷かった。ボールのあるエリアからの位置取りが中途半端で、パスを何度もカットされていた‥‥。今更ながら悔しい(笑)。

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