| サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
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鹿島アントラーズ ３−２ ガンバ大阪2000年12月29日（金）、天皇杯準決勝横浜国際競技場にて観戦。 |
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例年何試合かはスタジアム観戦するのだが、今年はJユースカップ等を見に行ったりしたので、
今年の天皇杯はこれが初観戦である。 これも例年は必ず勝ち上がっていた名古屋の姿がない。 日本にピクシーがいることの幸せを噛みしめながら年末を迎える習慣だったが、これも勝負の世界。 ２００２年ワールドカップの決勝が行われるスタジアムの、 今日はG大阪側のゴール裏、二階席から観戦。 |
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両チーム、それぞれの応援団に向かって攻める。 １分３０秒、ガンバ小島が中央に切り込んで初シュート。続いてビタウが左サイドから‥‥これはカット。 ガンバは攻勢を続けても、波状攻撃が出来ず、畳みかけることが出来なかったのが敗因かな。 押し込む鹿島、逆襲速効のG大阪となるだろうな。 ９分、
ガンバは左FKから攻撃の糸口を‥‥ ガンバ、小島のゴールで先制！左サイド、 片野坂が再三攻め上がっていたが、そこでまずフリーでキープ、スルーパスに合わせて駆け上がった小島が高桑の脇を抜く。１１分。 スピードある二人の活躍だ。 鹿島は中盤の守備が甘い。FWと一緒に攻め上がってしまい、DFとの間がわずかに空く、 そこをガンバのスピードに振りきられている。ガンバはボールを奪うと即座に前線に出す。FWもなんとまあよく走ること。 １８分、 鹿島がチャンスを作るが‥‥。マンマークを徹底しているガンバの守備の意識も高く、組織もしっかりしている。 ２３分、鹿島、 サポーターの目前で同点に！右ＦＫを横に流してミドル、一度は弾く都筑‥‥あ、ＤＦかな、左にこぼれて中田が蹴り込んだ。以降、 鹿島が落ち着く。横パスでマークをずらして、果敢にスルーパスを狙う。ガンバは散発的な攻めがやっと。我慢の時間帯か。 更に勢いに乗る鹿島アントラーズ、３７分に小笠原がドリブルで突破する。結局ファールを誘い、ＦＫを得るが、 この試合初めて崩すドリブルを見せてくれた。 その後は進展なく、しかしある程度押し込まれることは覚悟していたガンバのペースかな、という雰囲気、 一陣の寒風とともに前半修了。全体的には互角の内容。後半が楽しみ。 さて後半。 気が付くともう８分。緊迫して、スピーディーだし、
狙いもはっきりしている。いい試合だ。 １４分、 ガンバは後半３本目のシュート。左サイドの縦パス、反撃してクロスに飛び込んで‥‥ヘッド‥‥ＧＫ正面。 ふと気づいたが、 カメラマンの数がこっち（ガンバ守備側）に多い。ふ〜ん、そういう見方ですか（笑）。でも、内容的には互角だと思う。 ガンバの速攻は威力があるので、鹿島は攻め続け圧倒し続けなければ気が休まらないだろう。 あ、鹿島の選手に×が出る。左サイドの前線‥‥誰だろう？
担架で退場、相馬だ（この時の負傷が長引き、翌シーズンも出遅れ、補強に加えたアウグストの定着によって回復後も出番はなくなり、
ヴェルディへ移籍‥‥サッカー選手の運命と言うのも、分からないものだ。）。代わって本田が入る。中田がＤＦに入り、
本田がやはり守備的ハーフの位置に。 ２６分、ゴール前でハンドリング、イエローは平瀬かな？ なかなかシュートが撃てない。ポストプレーはいいようだが。 シュートらしいシュートが無い。 そして３０分には、こいつのドリブルからは何かが起こる！？ 小笠原が斜めに持ち上がって、 右に走り込んだ平瀬のシュート。しかしＧＫだ。 観衆１２，７８８人。少ないね〜。 去年の横浜Ｆ−Ｖ川崎は、確か２階席閉鎖だったな。今日は開いてるが‥‥だから余計に淋しく見える。 本山登場。さっきからコールが起きていた。３７分。膠着していたから、交代のタイミングも難しかったろう。２３番新鋭内田に代える。 え、ＤＦに代える？どういう布陣になるのか？ ガンバもサイドを疾駆していた片野坂に代えて大黒。ガンバは若くて速い選手が多く、面白い。 ユースからの選手が最も多いのではないか。そういうチームにタイトルを取って欲しい。 左サイドから割られ、鹿島が逆転。 ４２分。鈴木がワンツーを返し、更にリターンを受ける。一瞬のタックルの逡巡が見えたが、 そのほんのわずかなタイミングのズレを見逃さずに降り抜いて決めた。見事。しかし、執念を見せるガンバ！ ４４分‥‥ロスタイムに、ガンバ押し込んで同点！右からのクロスをあわせる‥‥弾く、撃つ‥‥決まる！ 誰だろうか。小島だ。見事な同点弾、 そして執念。その小島が下がってカット、大きくクリア‥‥無人のスペースへ。その位置に小島自身がいるべきだった。 ここでタイムアップだ。 延長前半。現金なもので勢い付くガンバ。しかし鹿島‥‥ 左CKからファーサイドでヘッドをあわせ‥‥Vゴ−ル！電光掲示板の時計は２分３４秒で止まる。熊谷のゴールだった。決まるときはあっけないものだ。 |
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