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湘南ベルマーレ １−１ ＪＥＦ市原 (PK9-8) 2000年12月17日（日）、Jユースカップ一回戦 平塚競技場にて観戦

天皇杯とほぼ並行して実施されているが、いやそれだけに注目度は低い。準決勝までは入場料もロハである。 しかし明日の“J”を担う若い選手たちの活躍が楽しみである。

この年代でこの規模の大会なら、ホームの有利不利も関係はさほどあるまい（と思う）。 でも、開始５分までベルマーレが押し込むし、 応援団も盛りあがる。でも‥‥パスワークがじれったい。ワンタッチではなくツータッチだからだ。すぐJEFに囲まれる。終盤まで変わらなかった。 流れはやがて変わり、深めのFKから右１０番につないで‥‥市原のCK。いいボールだったが‥‥。 お、 右６番のスルーパス‥‥うけて撃ったシュートはGK正面。JEFのチャンスが続く。８分。 逆襲から湘南の９番が市原DFを振りきって撃つ。 これもGK正面、しかし掴みきれずにCKだ。反転してフリーの態勢を作った、見事。両チームの９番に注目するのもいいだろう。１１分。 ベルマーレはラインの裏を何度も破られる。JEFの９番や１０番が意識している。 ２０分過ぎて、ようやく動きが軽やかになってきた。 湘南はロングパスが面白い。市原はドリブルでリズムを作る。 さあ、ベルマーレ９番が中央から右１１番へ、 全力のドリブルから‥‥となるとラストパスの精度が落ちる。CKからミドルを狙うが、バーの上、２７分。 スコアは動かぬまま、４０分。 ベルマーレはJEFのミスを突いて突破、シュートはGKが辛うじてCKに逃れる。満場の拍手。 細かいミスも多いが、 見所も多い。むしろミスを恐れずに、堂々と戦っている。のびのびとプレーしている。 JEFのDFは、 意外と淡白に抜かれているように見える。 結局やきもきするだけに終始して、決着は後半へ。 後半。JEFのキックオフ。 組み立てはいいんだが、フィニッシュが‥‥マークを受けているからというより、ラストパスまででパワーを使いきってしまう。シュートに力がない。 １０分JEF最大のチャンス！ 再三、斜めのパスでラインの裏を突いていたが、もつれながらつついたシュートは、 GKの指先をかすめてポストに当たり‥‥外へ。 JEFは、右サイド１０番が味方と入れ違って抜け出すことが多い。こりゃ面白い。 ２０分。JEFの方が狙いがはっきりしている。横パスで揺さぶって、後方いわゆる第二列からフリーで飛び出す選手がフィニッシュ！ 見ていて面白い。 さてベルマーレのCKだが‥‥工夫が、いや、ミスかな。このチャンスが一向に活かされない。 １１番のゴール、湘南の先制！ ２１分、まずい左CKのこれもまずいクリアミスを拾って、すばやくつないで、最後はきちっと決めた。 同様のパターンは二度目だったか。 あ、雨‥‥。屋根付きのメインスタンドにいたから、気付かなかった。 （屋根の下‥‥いつ以来だろう） ベルマーレは６番のFK‥‥キッカーは同じかな、 CKに比べてFKはいいボールが出るが‥‥ここはキーパーチャージだった。 JEF追い着く！ ３４分、ベルマーレの二人のDFが例によってかわされ、あ、ワントラップ余計だ、と思ったらうまくフェイントになったか、 しかもカットにスライディングしたDFに当たりループシュートとなって‥‥ゴールマウスへ。 ベルマーレにとっては事故みたいな失点だったか。いや、守りが雑だったかな。今までよく凌いでいたようにも思う。 あれ‥‥得点のアナウンスがないまま（アウェイの洗礼ってやつか？）、終盤へ。ともに素晴らしいインターセプトの直後のフィードをしくじる。 気を抜くのが早いのか。 総攻撃のホ−ムのベルマーレ、逆襲のJEF。つまり、PK戦に自信を持っているのは‥‥。 あれ？湘南の右CKを蹴る寸前でタイムアップ。珍しい。観客席からはブーイング。さて、PK戦だ。 湘南ベルマーレ 3 11 6 7 2 4 9 13 10 12 1 ＪＥＦ市原 4 9 10 14 6 2 15 3 5 16 1 最後はGK同士の対決だった。スコアからは推し量れないドラマが一蹴りごとにあった。

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