サッカー酔いどれ観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	桐生第一 （群馬県代表）	４−１	奈良育英 （奈良県代表）
2012年1月3日（火）、第９０回高校選手権、 ニッパツ三ッ沢球技場にて観戦。
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大晦日の等々力で見た奈良育英と、昨日三ッ沢で見た桐生第一の対決。 一度見たチーム同士だと、分かっていることも多いし、逆に成長の度合いも見られるので、楽しい。 桐生第一の10番と、配給役をどう封じるかだが、奈良育英の組織力はレベルが高い。点の取り合いになるんじゃないかな。

さあ桐生第一のキックオフ。 ペナルティーシュートアウトの後なので慌ただしい。 桐生第一は１０番は勿論、１４番や８番も見たい選手だ。 奈良育英、深い位置からＦＫのチャンス、２分、零れてミドルはＧＫへ。 右スローインを受けて懐深くキープする桐生第一の１０番、しかしファール。４分の攻防。 桐生第一は１０番をセンターフォワードに、６番が左、７番が右と、ワイドな布陣。 奈良育英の守備はボールサイドにプレスをかけるのはいいが、気を取られすぎるとファーサイドの相手がフリーになる。 桐生第一６番が左から裏へ抜け出す‥‥オフサイド。９分。危なかった。 奈良育英は今のところは桐生第一１０番を組織で封じてはいる。が、昨日の大社も一瞬の隙にやられたんだよなあ。１１分。 どちらもＧＫの美技に守られている。その都度歓声と拍手が起こるが、 ＤＦ陣の組織は破られている、ということ。いつまでＧＫ個人がもつか、だが。１６分。 １０番がペナルティエリア、平行にキープしながら機を窺いシュート、一歩早く撃てばよかった。こぼれて更にミドル、クロスバーの上。１８分。 桐生第一は正面ＦＫの大チャンス‥‥と思ったら、右ＣＫだった。これはクリア。 左６番へ、これが奏功して、中へパス、走り込む１０番、これに大社はやられたんだ。２２分。 桐生第一、先制。 ３６分、左６番のスピード！ 中へ、１０番は囮じゃないか！？ ７番ヨシモリのゴール １０番を囮に使う手口(笑)は昨日はなかった。チームが成長しているんだ。 攻め合う。互いのゴール前からゴール前へ。速くて大きな展開。しかも局面のチャージは激しい。プレミア以前のイングランドリーグみたい。勿論、誉めている。 奈良育英のキックオフで後半。応援席に向かって（真正面ではなく横目だが）攻める。 左サイドから中央に繋ぐ、正面、斜めのスルーパスに反応しインサイドで流し込む。 ６番ヤマダのゴール！ これで1-1だ。 右サイド、８番から１０番へのパスはオフサイド。桐生第一は焦っているのかな。 ３分、奈良育英に交代。 ９番マツダから１５番コウミョウジ‥‥実在するんだ、この苗字。 桐生第一は１０番が左にポジションを変えている。 ６番が中央に。 そこへパスが通り‥‥シュートはＧＫ が阻む。８分。 １４分、奈良育英の左ＣＫだが、久しぶりだ。少なくとも後半は初だ。ファーサイドのゴールエリアの角に集まる陣形。ただし散るのが早い。 桐生第一、逆転‥‥おいおい‥‥。左から持ち込まれてＧＫと一対一、９番のゴールかな。 左サイドに１０番が移ったことでマークのずれなどが生じた。１５分。 そして桐生第一１０番が中央に戻る。 左からのドリブル。押し込んだ、いや、ファールだ。 落ち着け奈良育英。 奈良育英はＧＫの美技連発、つまり守備は破られている。 その奈良育英、１４番が１５番に代わる。２２分。 大ピンチの後の速攻、右から10番がゴールキーパーと一対一、これは逃さない。 桐生第一、リードを広げる。 ２５分。 ４番と３番がカットに入っていたのに、 冷静にＧＫの脇を抜くインサイドキックだった。 でも攻める奈良育英。桐生第一に交代。９番から１１番。 奈良育英１１番から２５番。あと５分。桐生第一も２番に代えて２０番。 うわあ‥‥４−１になってまった。 １４番のゴール。 しかし諦めない青のコーナーキック。インジュリータイムは３分。 桐生第一１０番が絡むゴールシーンは、ついに撮り切ることができなかった。 尚も攻める諦めない奈良育英、しかし実らず。 悔しい。 桐生第一は二試合で計７ゴールも見たのに、写真に収められなかった。予測に反する動きばかりだった‥‥。 二日の第一試合は全３ゴール撮ったのに。 １０番の身体能力ばかりではなく、周囲との連携がそれほどハイレベルなんですな。６番とか１４番や８番など。 前線の三人がワイドに位置を取り、しかも速くてうまい。守る方は守備に人を割くから、 攻撃に人数をかけられない。 バランスがよく、いいチームだ、ということですな。

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