サッカー酔いどれ観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	東北 （宮城県代表）	２−１	一条 （奈良県代表）
2009年12月31日（木）、第８８回高校選手権、 等々力競技場にて観戦。
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お馴染みの両校。 対戦するのは‥‥少なくとも見るのは初めてだ。そして等々力。 トイレが改修されて綺麗になり数も増えた。いいことだ。 相変わらずトラックがあるので少々見づらく、改修の署名活動も行われていると聞く。 十一年ぶりにＪ１に昇格するベルマーレ、そのホームの平塚競技場の見づらさに比べれば‥‥。 しかしこの等々力競技場の問題点は別のところにあった（笑）。

早々と東北の先制ゴール。		東北、ＦＫからの決勝ゴール

スターティングラインナップ紹介のアナウンスがない。いや、小さくて聞こえない。慌ててスクリーンを撮影する。 昨日と同じだ。受難の会だな。 気を取り直して、一条のキックオフ、東北のプレス、ＦＫから１０番の強引な初シュート、まだ４０秒だぞ。 早くも東北が先制、１０番のゴール。 右スローインから競り合って、抜け出た１０番、チェックが間に合わない、冷静に、インフロントで左に決めた。３分。 一条、左からの反撃、惜しくも無人のゴール前を横切るボール。 中盤のパス回しから一気にゴール前へ。１２分、 東北は右ＣＫをクリアして一条の左へ、右に流れてクロス、互角、 いや、一条はＧＫへのバックパスが多い。 東北のプレッシングが効いている。 一条も失点に動じず、東北もリードを意識し過ぎず、どっちもいいサッカーをしている。 ２９分、一条は左からのドリブルで、９番などがチャンスを作りつつある。 東北のパスワークにも若干陰りが見えてきた。 と思ったら３１分、一条は右からパスとドリブルで崩す。戻してクロス。これはＧＫへ。クロスを上げても中に味方がいない場合が多いな。 一条の交代。１１番キタノに代わって１７番キトラが入る。怪我かな。 そして東北も６番ホシに代えて５番アベ。３４分過ぎ、一人づつの交代だ。 今度はやたらでかい音量のアナウンス。 背後の客から「運動会みたいだな」の声。言い得て妙だ。 後半。 一条がピッチに散り、東北が円陣。その頃に悠然と審判団登場。遅いんじゃないか？ さあ、東北のキックオフ。 右から強引に押し込む東北、 早めに追加点が欲しいという姿勢だ。 ４分。やっと一条が攻める機会。後半初シュート。 東北がずっと押し込んでいた。そろそろ一条の時間帯にかるかどうか。 次のゴールは、東北に入りそうな展開。 一条は入りそうな感じじゃないなあ。 中央突破に拘り、一旦サイドに出すなど、余裕がない。 ‥‥と、思ったら 一条、６番の同点ゴール！ 左から速攻、右に斜めのパス、走りこんだ６番ヤマモトが丁寧に流し込んだ。１３分。 ううむ、オレ様の目も曇ったもんだ（笑）。 いや、そうでもないか。サイドから斜めのランにパスが合ったのだから。 中央突破に拘泥していては決まらなかった。これが偶然の閃きか、再度作れるか。 一条がよくなってきた。 ２２番イタヤが９番ミクニに代わって入る。 サイドを走り回っていた９番か。 またアナウンスが小さくなった。 １６分。 東北も合わせるように交代、 １２番ショウジから８番タキグチが入る。 リードしていた東北が優勢に進めていたが、 追い付いてこの 時間帯、内容も互角になった。２７分 待ち構えている密集地帯への スルーパス、 悪癖が出る一条に交代。 ３１分、 ２番ヨシダに代わり１４番カンダが入る。 東北のＦＫがあり、そして交代。 １８番コバヤシに代わり１４番ショウジ。 どちらも三人づつ交代したかな。 動きの落ちた選手を効果的に代える 一条、そして東北は‥‥あ、正面ＦＫだ。 一条５番が悄然とピッチを去る。レッドが出たようだ。 そして‥‥ 東北がフリーキックを決める。 左から８番がまたいで、１０番の左足。 一条の壁の前に赤い壁が並んでしゃがみ‥‥ボールはゆっくりとした軌道でネットへ。 さあ一条のなりふり構わぬ猛攻が始まる。コーナーのキープから抜け出して、東北が攻め込む。 ＣＫだ。これもキープ。インジュリータイム３分の表示。 落ち着いて守り切って、東北の勝利だ。 キックオフ早々に先制して、前半を終えて東北のリード。日本のチームは先制した方が慌ただしくなる傾向があり、 取られた方の猛攻にたじたじとなるのをよく見るのだが、この両チームは違った。 時間帯が早かったせもあるが、東北も浮足立たず一条も焦らず、どちらもショートパスにドリブルを織り交ぜた組み立てに、 身体を張った激しい守備と、いいサッカーを見せてくれた。 でも一条はまた勝てなかったか‥‥。 さあ、 第二試合だ。

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