サッカー酔いどれ観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	帝京 （東京都代表）	１−３	ルーテル学院 （熊本県代表）
2009年12月30日（水）、第８８回高校選手権、 国立競技場にて観戦。
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新型インフルエンザの余波で、やっと休めると思った翌日に開幕戦。ふう。 気持ちを切り替えて‥‥。 アウェイ側に陣取るが、応援団はホームの帝京より多いんじゃないかね？ 一回戦からブラスは大袈裟では？ それとも謙虚なのかな。一方の帝京は余裕を見せすぎると、危ないぞ。 入場行進の先頭は昨年度優勝の広島皆美、たった三人。県予選で敗退したからだ。これも勝負の厳しさだ。 アイーダの演奏でスターティングラインナップの放送を聞きそびれた。後で写真から起こそう。こんな大規模なブラスバンドは、一回戦では初めて。準決勝並だな。 強豪大津を下した実力校なのに、この戦いが全て、出場できて嬉しい、そう伝わって来る、迷惑な謙虚さだ。

ルーテル（臙脂）の先制ゴール。		前半終了間際、帝京にＣＫのチャンス。

キックオフ、帝京が右から攻めて、ＦＫだ。 ミスキックから奪うルーテルももたつき、またも帝京が押し込む。 序盤の帝京の攻勢に驚いたかのようだったルーテルも、リズムを掴みつつある。 右サイド、２４番が張り出して、チャンスを伺う。３分。 やはりブラスバンドが騒い。ピッチの音も声も、笛も聞こえない。 帝京がやや優位にうまくつなぐが、最後の一押しで焦りが出るのかミス。 ルーテルはやや守勢だが、繋ごうとして取られる。慌ててクリアしてもミスキック。 ６分。 どっちが先に調子を出すかと思っていたら‥‥右からルーテルの１１番が突破。 初シュートかな。 帝京も即座に右から１１番が突進、ＧＫともつれる。７分の激しい攻防。 １５分、一回戦レベルの互角の内容。勝ち進むとチームも成長する。パスワークは、ルーテルはスピードディーに、帝京はワンタッチ多く丁寧だ。 ただ、どっちもファールが多いんだよなあ。 ２１分、右からルーテルの猛攻だったが、帝京も身体を張る。やや乱暴な守備。丁寧さを取り戻した方にゴールは生まれるだろう。 ルーテルの横パスをカットして、 帝京の攻撃。 攻守同数だが、右への展開からＧＫへ。ここに丁寧さが欲しいんだね。 ２５分。 右24番のクロス、中央11番が‥‥宇宙開発か。これまででルーテルが最もゴールに近づいた瞬間だった。 ルーテルが先制！ 中央から右へのパス、これは帝京に読まれていたが、インターセプトに来た前後の選手が見合ってしまい、 その門を９番が縦断し、持ち込んで決めた。３２分。 ラッキーな先制ゴールだが、決めた９番は落ち着いていた。 左９番のクロス、２４番が‥‥バーの上。このコンビも形なのかな。３８分。 前半の内に追いつきたい帝京の攻めだ。しかし反撃するルーテルはシュートにまで持ち込めている。面白くなってきた。あと１分。 右ＣＫを何とか防ぎ切ったルーテルだが、もう一本か‥‥いや、ここでハーフタイムの笛。 後半、ルーテルのキックオフ、左サイドへ大きく。でも勢い余ってファール。 激しいからファールにはなるが、危険に見えるものは少ない。 ２分、帝京は 右ＦＫのチャンス‥‥何とか防ぐがＣＫが続く。 １１番 かな、バーの上へ外す。 帝京がやや押し気味の１０分過ぎ。 まあ無理もないが。ただ、攻め込まれている焦りがルーテルに、あ‥‥案の定、ルーテルのファールだ。 そして右ＣＫと帝京のチャンスが続く。 ルーテルに交代。２０番が１７番に代わり投入。 相手コーナーのタイミングでだったが、守りきった。 帝京の猛攻。 左右とＣＫが続き、ボレーはバーの上。また１１番かな（笑）。 １５分、ルーテルも打たしちゃいけないね。 局面のミスの多さは代わらない。 帝京、ＦＫから同点！ １７分、センターサークル付近からの帝京のＦＫだった。何でもなく処理できるはずが、ゴールマウスから遠めの位置に落下、 飛び出すＧＫだが、ちょっと軽率では、と思ったら‥‥パンチングの手に当たったかな、ゴールイン。 オウンゴールか、いや、キッカー１０番のコールがあった。ううむ、陽光で判断を誤ったのかな。 帝京にリズムが出てきた。 同点ゴール自体は幸運があったからなのだが、どうであれ、勢いつくものだ。 ２３分、ルーテルは二人目の交代。２５番が入り、８番が下がる。 一方帝京も交代。 １０番と１７番の同時投入、９番と１８番に代える。２７分。 アナウンスが聞こえない。ブラスバンドは嫌いだ（笑）。 ルーテル、突き放す。 ２−１だ。やはりミスから。 右への深めのパス、帝京のＧＫが中途半端に飛び出しかけて、ループを決められた。 このＧＫの癖を記憶していての、次のゴールだったんだろうな。 サッカーはミスを前提とした競技ではあるのだが、しなくていいミスでゴールが三つも続くのは、少々残念ではあるなあ。 あと９分、リズムの出てきたルーテルが逃げ切るか、そうなりそうだが。 帝京の攻めも鋭い。ルーテルはスローインから左コーナーでキープ、あと２分か。 そしてとどめ。 帝京ＧＫの中途半端な飛び出しを見て、１１番が落ち着いてループを決める。 見ながらリフティングしてジャストミートする余裕ぶりだった。 ＧＫのポジショニングのミスだった。 ここで、インジュリータイム３分の表示。 全てミスに乗じてのゴールなのが、少々複雑な思いだ。ルーテル、２番から６番へ交代。 帝京のコーナーキックを守り切って、タイムアップ。 一回戦のレベル。 強豪大津を倒して臨んだルーテルはブラスバンドもベストメンバーを組んだのか、ピッチの声も音も笛も掻き消す演奏。謙虚過ぎる。 帝京は少なめで、初戦突破は想定内なのか、こっちには謙虚さが不足かな？ 試合は、よくも悪くも一回戦のレベル。 勝ち上がるにつれ、チームも成長するんだろうなあ。どちらもここだ、という局面でミスが多い。 先制点は、ルーテルの横パスを、帝京のＭＦとＤＦの二人が読んでカットに入り、見合った門を９番に抜け出されゴール。ラッキーな先制点だった。 明日は等々力競技場だ。 そしてルーテルはどこまで勝ち進むか‥‥。

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サッカー川柳

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