サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	青森山田 （青森県代表）	０−１	静岡学園 （静岡県代表）
2007年1月3日（水）、第８５回高校選手権、 駒沢競技場にて観戦。
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静岡県代表を直接見るのは何年ぶりだろう。国見対東海一を見て以来? 約20年ぶりか‥‥。 首都圏以外では集客が見込まれるチームなので、敢えて見に来なかった。 青森山田は、西が丘から1試合おいて三日ぶり。年が明けてどう成長しただろうか。 どちらもセカンドカラー、白の青森山田に静学は見慣れぬ赤だ。

逆襲・速攻から静学の攻撃だった。		後半インジュリータイムの先制ゴール！

赤の静岡学園のキックオフ。押し込む青森山田、10番が弱いけど初シュート。 ハイレベルな攻防、2分、静岡学園、左サイド深々と持ち込む。どっちも簡単には蹴らない。少しでも味方に繋げられる手段を瞬時に模索している。 右、相手がボールを失ったと見るや、直ぐにスペースへ走り出す青森山田。味方が奪うと予測しているのだ。 そしてパスを受けて左サイドへ、シュートは弱いが、いい形だった。７分。 青森山田９番のミドルはバーの上。左からのワンツー、ドリブルから強引に持ち込んで撃った。 青森山田５番が静学の速攻の芽を摘み、拍手。右へのフィード、零れ球をロングシュート、いや、左へのパスだが、コーナーキックへ。 攻守の切り替えの速さを堪能した。１７分。 青森山田ゴール前にじわじわと迫る静学。青森山田のクリアも判断よくカットする。前へ出る守備とはこれだ。21分。 ただ、静学にシュートらしいシュートはあったかな。 あ、撃った。２１分。左から２０番が狙いすまして撃ったが、ギリギリでポスト左へ。もっとシュートの意識を強く持てばゴールも近づく。 青森山田、10番のポストから左サイドを速攻、クロスを、お、上がってきた10番がミドル、ポストを叩く。20分。やっとゴールに近付いて来た。 青森山田の右CKが二本そして静学の逆襲。もう31分。良くも悪くも、球離れのよくない静学、よすぎる青森山田。チャンスは青森山田がやや多いが、圧倒はしていない。 青森山田の猛攻から静学の左サイド速攻、クロス、落として突っ込んで‥‥これは失敗。37分。 こういうのをハイレベルな攻防と言うのだろう。今大会ここまで六試合見たが、スコアレスでペナルティシュートアウトが二試合。 つまり互角のレベルの試合が多い。しかし、強いチーム同士と強くないチーム同士になぜか分けられているようだ。 この静学と青森山田はどっちも次へ進んで欲しかった。第一試合の両チームは、どちらもここまでが分相応だったと思う。 静学8番に代わり12番。そして後半のキックオフ。右からのアーリークロス、FKと静学はゴール前へ迫る。青森山田も負けずに‥‥。 さあ後半。青森山田は16番に代えて11番が入る。その青森山田のキックオフ。右から青森山田の攻め、鋭くなって来た。 静学7番のミドルシュート。シュートの多い青森山田だが、決定的なものは静学の方に多いかな。24分。そして静学は右FKのチャンス。 ゴールはDFのミスかセットプレーで決まると思う。流れの中からは決まるまい。24分。 青森山田9番が倒れてFKのチャンス。32分。4番が慎重に‥‥しかしGKがキャッチ。 静学の逆襲、オフサイドでカット。青森山田に、11番から14番への交代34分。 静学、右サイド深い位置から持ち込んでFKを取る。最大のチャンス。しかしバーの上。37分。 右9番、正面10番かな、静学FKのチャンス。守り切った青森山田。39分。後2分の表示。 左ハーフウェイラインのファール、静学はＦＫを右へ、クロス。 ２０番のヘッドは遠いか‥‥クロスバー、ＧＫが倒れて飛び込んだのは１２番‥‥ ２０番オオイシのゴールで先制！ クロスバーを叩いて落ちた時にゴールインだったのか。後半インジュリータイムに先制だ。 ゆっくりと静岡学園、急ぐ青森山田。 しかし静岡学園が攻め込む。 青森山田は１５番に代えて２０番が入り‥‥直後にタイムアップ！ 非常にハイレベルな試合でした。時間を忘れて見入ってしまいました。 第一試合と後半39分まで同じスコアだったんですが、内容がこうも違うと‥‥。 個人のテクニックや戦術眼の差ですね。そしてそれがチーム戦術に合致している。この二チームはどちらも次までは進んで欲しかった。 失礼ながら第1試合の両チームは、どちらもここまでで去るべきだったと思う。強い同士、そうでもない同士が、対戦する組み合せになった皮肉でした。 懸命にプレーした選手には、当然敬意を表します。 さあ、激闘を制した静学は準々決勝へ進み、 第一試合を勝ち抜いた作陽と戦います。

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