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サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
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星稜高校
（石川県代表） | １−０ |
前橋商業
（群馬県代表） |
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| 2005年1月5日（水）、高校選手権準々決勝、駒沢競技場にて観戦。 | ||||
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準々決勝、駒沢に来ました。三ツ沢では、何か縁を感じる鵬翔が頑張っているでしょうが、恩義とサッカー好きの血と、
選んだのは駒沢でした。でも、星稜とだって縁がある。２年前の全日本ユース決勝も観たし、
去年の選手権で鵬翔を破ったのは星稜だった。 余談ですが、鵬翔が選手権２勝目を上げ、監督インタビュー「あと１勝で夢の国立！」とアナウンサーが興奮していたが、 全日本ユースでは鵬翔や星稜などはコクリツの常連（常連‥‥というほどではなく、経験済み、かな。）じゃねえか。 不勉強なのか、番組として盛り上げたいのか、軽佻浮薄に思える。 そんなピッチ外の有象無象は放っておいて、いい試合を見せて欲しい。 |
 星稜の先制点。 |
 リードした星稜の攻撃が続く。 |
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前橋商のキックオフ、右サイドへ。左ロビングを１３番へ。星稜のラインディフェンスの裏を狙う前橋商。１４番のシュートはポスト右へ。開始１分で初シュートか。 一応、ダブルアタッカーとの発表だが、前橋商は１３番が裏を狙う。目の前の星稜の４ＤＦはみんなでかいね。 ６分、前橋商は１１番がセンターに、 １３番が左に位置を代えたようだ。すかさず星稜５番が１３番を警戒する。見事な守備の意識。 前橋商１４番のミドル、クリアミスから意表をつく言い狙いだった。 詰めた前橋商、誰だろう、ＧＫへのチャージでイエロー。９分。 １０分、前橋商は右ＣＫのチャンス。 ６番のキックは大きく弧を描くが‥‥ファーポスト外へ。惜しかった。 前橋商４番のファールで星稜のＦＫとなり、素早く始めるが、ファールか。１４分。 積極的な前橋商に、押され気味の星稜。 左からのスローイン、クリアを拾った星稜５番のクロスに、中央でヘッド。惜しくもＧＫ正面。 攻めっぱなしの前橋商だが、一瞬の隙にやられるかも知れない。 右ショートコーナーから星稜の猛攻。２６分、ペースを掴んだかな。ＤＦを３人にして、 中盤の人数を増やしている。そして前橋商が逆に速攻。 前橋商センターサークル付近からのＦＫだが、そのキックに合わせて、ラインを下げる星稜。 裏を狙う前橋商の意図をちゃんと読んでいる。 またもほぼ同じ位置から前橋商のＦＫだ。ピッチでは風を感じるのか、 浮き球をゴール目がけて蹴ることの多い前橋商。２９分。 前橋商１１番が５番を倒して得たＦＫを、これも１１番が蹴り‥‥右ＣＫを得る。
中に飛び込んで、これは囮かスラしたか、左サイドから押し込んで‥‥ ３６分、押し込んでいる前橋商だが、星稜はより落ち着いて守っているように見える。相対的に、前橋商に焦りが出ているのか。個々のマークとプレスが厳しくなった。
後半、星稜のキックオフ。 前橋商の自陣からのＦＫに対し、星稜の守備ラインはやはり一旦下げる。 ６分、星稜１１番が右７番へ、丁寧に上げたクロスはカットされるが‥‥１１番の強引なシュートはバーの上。 散発的だが鋭い星稜の攻め。リードしているし、これでいいな。 右ＣＫをクリアした前橋商、１３番が一人でドリブル突破‥‥星稜のＤＦは二人だ。９分、ここから攻勢が再開するか‥‥。 前橋商は速攻では一人しか行かないし、星稜が待ち構えているところへクロスやスルーパスを通そうとする。サイド攻撃がないね。１２分。 星稜は守備の技術がしっかりしている。個人では体でボールを相手からブロックしたり、ドリブルの ステップの間隙をぬってのフェアなタックル。対人的トレーニングをしっかりと積んでいるのだろう。１５分。 よく見ると、前橋商ＤＦラインも、星稜の深い位置からのＦＫには一旦ラインを下げている。今気が付いた。 ２番が１０番を倒して星稜の左ＦＫのチャンス。１８分、 １１番のキック‥‥右足で鋭いカーブが‥‥右ポストの外へ。 星稜１１番がオフサイド、どっちも一旦下がるラインディフェンスだからか、２３分にして初のオフサイドではないか。 前橋商に交代、１１番から９番。２４分、そして前橋商正面ＦＫのチャンス。６番がポイントに立つ。 ＧＫがキャッチ。前橋商２人が詰めていたが‥‥。 そして星稜９番が前橋商ＤＦに当ててＣＫだ。１１番が立ち‥‥思い切り擦ってカーブをかける。 星稜８番に代えて２５番が入る。そして前橋商にＦＫだ。７番がキッカー‥‥クリアから星稜の速攻、これはファールでとまる。 １３番の一人旅、いや、珍しく９番が右からフォロー。シュートはポスト、ニアに外れる。２９分、もっと早くこれをやってなくっちゃ。 前橋商右ＣＫで星稜の交代。１１番から１３番へ。３５分。何とかクリア‥‥前橋商のファール。 星稜、右のＦＫだが‥‥ここで前橋商は１４番から３番に交代。これをクリア。３７分。あまりセオリー通りに進まない試合だ（笑）。
右ＣＫをキープする星稜、もう３９分。急ぐ前橋商。 インジュリータイムは２分。
高度なサッカーでした。まず星稜の個の強さが印象に残りました。序盤、風上から攻め込む前橋商をきちんと押さえ込みました。
当たり負けずパスやシュートは体でコースを塞ぐ守備。さすがでした。
そして後半には、前橋商もそうしていたことに気づいたのですが、相手の深い位置からのＦＫでは、最終ラインが一旦下がって、
ボールと相手選手を視野に入れます。トルシエ時代の代表は、ラインを上げてオフサイドを取ろうとしましたが、
ジーコの代にはラインを下げるようになりました。代表はその国の鏡です。もしくは鑑でしょうか。
前橋商はスルーパスかアーリークロスのどちらかのみ、星稜に読まれてました。速攻にはフォローがなく‥‥。
星稜に内容で一歩及ばず、というところでしょうか。
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