サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

筑陽学園　４−１　桐蔭学園 高校選手権、2004年1月2日（金）、三ツ沢球技場にて観戦。

去年１２月３０日に開幕し、元日は休んで（でも天皇杯の決勝を楽しめた）、２日にシード校の登場。 桐蔭学園は、去年までの大物ストライカー阿部が卒業し、どう作り直しただろうか。そして対する筑陽学園は、 初出場ながらあのクボタツの母校として、注目されている。 いずれは、 今の選手たちも注目されるようになっていればいいな、と思います。

	後半１６分、筑陽の猛攻！

余談ですが、主審「八木あかねさん」となっているので、もしかしたら女性かな、と思ったら、男性でした。失礼しました。さて、 筑陽のキックオフで試合開始！ 左サイドから組み立てる筑陽、桐蔭はロングパスを裏へ狙う。桐蔭７番１０番が迫るが、ファール、 一瞬のうちに筑陽ゴール前に来た。 今度は桐蔭９番のシュートをブロック。筑陽の４番５番は忙しくなりそうだ。 7分。じっくり遅攻の筑陽、ロングパスを多用し速攻の桐蔭、対照的だ。 左、裏に抜け出す桐蔭１１番だが、惜しくもタッチラインを割る。 狙いはいい。フリーだったし。 筑陽、サイド攻撃から先制。 左からのクロス、ニアで流して、 右より中央から９番ニシノのヘッドが決まる。１９番ヒサミツのアシストだ。１０分｡ 桐蔭は押し戻す。攻勢。一昨日の南宇和のように、 すぐに追いつくといいが‥‥。でも筑陽の４人の守備陣が桐蔭のサイド攻撃に慣れてきたようだ。 筑陽の攻勢。桐蔭のセンターバックはボールばかり見ている。走り込んでくる筑陽アタッカーに注意が及んでいない。１４分。 桐蔭１４番のファール、筑陽４番が左サイドへ‥‥カット。１５分。ここまで、FKはあるがスローインはない。いい内容だ。 筑陽はコーナーから２点め。 ７番のＣＫは17分、ニアに落ちて来て、クリアミスかな、キーパーも出ていたところを、右から詰めていた４番アオヤギ、インサイドで決めた。 今度は桐蔭の反撃も許さず、左サイドから押し込んだ混戦、７番のアシストから‥‥ １４番ニシナが押し込んだ。 筑陽３点め、２０分のゴール。 桐蔭は２０番が倒されてＦＫのチャンスだが。横に流して、ゴールへ‥‥行かない。淡白にバーの上。 筑陽９番ニシノのゴール！ 右サイドに出たボール、桐蔭ＧＫが飛び出すが、冷静に蹴りこんだ。２６分。４−０と差は広がる。 リードされたせいもあるが、桐蔭は中盤が前が仮になり、DF２番と５番だけで守っている。両サイドも上がり気味なので、 裏を取られがちだ。加えて、攻めもパスが雑で淡白だ。 桐蔭の攻め。スローインから９番１０番と繋いで、スルーパス‥‥これも合わない。 ２９分、左サイドから桐蔭９番かな、やっとシュートらしいシュート。でもポスト右に外れた。 桐蔭に交代。９番に代えて３番モリタが入る。FKを右で競って‥‥クロスを狙うが、ゴールキック。３２分。 筑陽は、味方へのサポート、ルーズボールへの反応、マークの受け渡し、全て桐蔭を凌駕している。 桐蔭、追撃の１点！ 左から繋いで、３番が押し込んだ。交代が当たった。１４番のアシスト。これで流れが変わるか。３５分。その３番をセンターフォワードに置いている。 ただ、この一失点で筑陽の守備の意識が高まったようだ。DFはクリア、それより前は拾って繋ぐ、徹底している。 筑陽１４番のドリブル、高速でマークを集め、左７番へ、クロスは９番がトラップしてシュート‥‥。浦和レッズの三人ＦＷのような攻めだ。39分。 筑陽は４番のＦＫからまた右サイドへ、ここでハーフタイム。 後半。桐蔭のCKだ。何度目かと思う。何度もあるのに、ゴールは遠い。GKの足元のボールに１１番が突っ込む。早めに点が欲しい桐蔭。 筑陽のサイド攻撃。右の７番左１１番のドリブルに翻弄される桐蔭の守備陣。 桐蔭は混戦から、振り向きざまのシュート、誰だろう。これは決まらず。筑陽の１５番にイ工ロー、２０番を倒したことによるものだ。 そのFKからダイビングヘッド、GKが防ぐ。左CKもGKがパンチング。１０分。 筑陽は左CKをグラウンダーで戻り気味のボールをニアへ、ダイレクトでシュート、桐蔭がブロック。再びCKだ。１３分の筑用の攻勢。 １６分、筑陽の攻勢だったが、ここで桐蔭１０番と１３番に代えて、８番と１５番が入る。三人目の交代を二人同時に行う。勝負に出るか‥‥あれ、 何かもめてる。交代のメンバー登録かな。筑陽のスローインで再開、１９分。 中盤の混戦、ここから抜け出すのは必ず筑陽、 しかし７番はオフサイド。２０分。 桐蔭、中盤からのロビングに１５番がヘッドであわせる。GKも慌てるが‥‥ポスト右へ。２１分。 桐蔭の攻撃の時間帯だ。 筑陽はドリブルにしてもパスにしても、スペースの使い方がうまい。 相対的に、劣勢の桐蔭が弱く見えるのだが、初戦の硬さだろうか。しかし、既に４年も連続出場しているチームだ。筑陽は初出場。 言い訳にはならない。 ２７分、左CKだが、筑陽は交代。１４番に代えて１０番。７番のキックはその１０番のヘッド‥‥そのままポストを叩く。 筑陽４番に二枚目のイエロー、退場だ。何をしたのだろう。３０分、圧勝のムードなのにもったいない。しかし、FKは筑陽。 １０番が走りこんで合わせて‥‥GKが取る。 桐蔭はなりふり構わぬ猛攻、筑陽は１２番ハラダが入り１９番ヒサミツがべンチへ。 桐蔭は１０番をトップに、やや右サイドに残ってほぼ全員が引いている。７番も中盤に戻っている。 ３６分、CKを７番と８番でキープしようとして奪われる。慣れない事をしたようで、微笑ましい。でも奪った桐蔭はすかさず攻撃。桐蔭の猛攻が続く。 インジュリータイムは４分。長いな。２０番のミスキックから９番が‥‥オフサイド。丁寧に戻して、１０番がミドル。丁寧すぎた。 猛攻の終焉、倒れ伏す桐蔭の選手たち。よくあることだが、後半はスコアレスだった。 さあ、 筑陽学園、どこまで勝ち進むか‥‥。おっとその前に、第二試合を楽しまないと‥‥。

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