目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本　１−０　エジプト

ワールドユース、2003年12月5日（金）、フジテレビにて観戦。

第二試合のコロンビア戦に先立つこと四時間、そろそろ仮眠を取って試合に備えるかと思っていた頃、 愛機が異常終了。懸命の復旧作業も空しく、失点を重ね、失意とともに販売店を経由してメーカーの手に委ねられることに。
そうそう、コロンビア。確かに１−４の「完敗」との報道も、スコアから見ればわかるが、 最後の１点は総攻撃の裏を突かれたものだし、その外の三点も、セットプレーの零れ球を一瞬の隙を見逃さずに詰められたもの。
ううむ、でも、その一瞬が差なんだよね〜。一瞬だから、日本の前を行くコロンビアとの間には、 わずか一メートルほどの谷間があるのみ。でも、その谷間を覗き込むと、深さは数キロメートルはある、 ということでしょう。
余談ですが、今日のテレビ観戦レポは、数年ぶりに以前のＰＣを復活させました。 Ｗｉｎｄｏｗｓ９５です。使いにくい（笑）。

キックオフ‥‥赤いエジプトが激しく動く。序盤から激闘の予感である。

１３番に対するファールで、早速のピンチ。クリア。
ははあ、 茂木と阿部のダブルアタッカー、永田が守備ラインに入る。エジプトの高さに対抗するメンバーかな。

日本のＣＫも、クリアされる。３分。
おお、９番の飛び込み、ＧＫもかわされたが、永田かな、うまくカバーして、しのいだ。ふう。９分。でも、 エジプトのＦＫ‥‥４番ホスニのキックはぎりぎりでバーの上。

日本の攻め、阿部が近くの茂木に落してキープ、 成岡に出して‥‥早いパスならチェックもかわせるが、リターンをダイレクトでシュート、焦ったな‥‥。
やや落ち着いてきたかな、９分。 新しいアウェイのシャツの日本だが、パスワークを思い出したい。このシャツ、テレビではどう見ても白なのだが、 専門店に行って見たら、やはりベージュだった。

阿部が下がってキープするのは変わらない。小林に出してミドル。 いいんじゃないか。

１２分。鈴木のクロスを茂木のボレー、ポスト右。シュートは日本の方が撃っている。段々と枠に近くなってきた。

展開が早いので、緊迫感が持続する。１４分。
菊地が倒れて‥‥あれ、１３番に対するファールを取られた。展開が早いのだが、 この早いリズムが崩れた時、セットプレーで集中を切らさないように‥‥。
でも、エジプトが何時の間にか押し込んでいるなあ。

８番が鈴木の突破に間に合わず倒してイエロー。１６分。ＦＫのチャンスだが‥‥。でかいＤＦが林立している所へ策もなく放り込んでも、 意味はない。

そうか、コロンビアとイングランドが引き分けだそうだ。前回と同様、 グループリーグ最終戦なのに同時刻キックオフは不可能か。多分、スタジアムの都合がつかないのだろう。

長身の阿部がフェアなチャージで吹っ飛ばされて、前線へのフィード、１７番はオフサイドだった。２２分。でも、 コロンビアのように埋めがたい個人の技量の差があるかというと、そうとも見えない。あれ、おいおい、ＧＫ川島のゴールキック、画面が乱れた。 さすがフジテレビ。直った。２４分。

３番角田と５番がぶつかる。エジプトのＣＫだが‥‥。２７分。いや、ＦＫだったが、これはクリア。 あ、角田にイエローが出たようだ。

２９分、やはりパスワークからチャンスを作る。今野が上がって組み立てて、右サイドの成岡へ、逆まで流れて、 鈴木がカバー。中の阿部や茂木に合わないのが惜しかった。

右からのクロス、中にあわずに‥‥８番小林がミドルだが、惜しい、バーの遥か上。 ３２分。

同様の展開から徳永のクロス‥‥ＣＫになる。これはエジプトの速攻、日本の逆襲。阿部が右サイドに持ち込んでまたもＣＫだ。 エジプトの左サイドが弱い。

それでも攻めるエジプト８番から右サイド１４番、角田のエリアだ。互いにサイド攻撃は右からだ。３７分。速いし、 早い。

角田が８番に出たボールをブロック‥‥触っていないが、ＣＫの判定だ。４０分。ここは気をつけたい。

おお、 １７番が斜めに走り込んで撃ったヘディングは川島が奇跡的なセーブ！ 見事だった。

４１分、無理もないか、動きが落ちた日本。
そうなるとじっくり持てなくなるから、つい放り込んでしまう。するとカットされて背後をねらわれる。悪循環だ。ほらほら、 ４番のドリブルに誰もチェックに行かない。９番に出されてシュートは、川島がセーブ。ふう。

右の徳永、左の鈴木、日本がチャンスを作る。 ゴールキック‥‥ここでハーフタイム、ふう。
さあ後半。気候がどうなのかは知らないが、前半のあの激しい動きが持続するのか‥‥。 日本のキックオフだ。

小林が足を痛めたかボールを出すが‥‥大丈夫かな。まだ１分。エジプトがボールを返してくる。

エジプトの猛攻。 ゴール前に釘付けだ。ちょっと嫌な展開だ。４分。あまり激しい上下動は見せなくなったエジプト。そして、シュートも積極的だ。

１７番がマーカー菊地を振り切る反転シュート、川島のセーブ。見事だ。７分、これはエジプトのファール。ふう。

９番右サイドから、 浅い角度からのシュートも川島。打開策はなくても、失点さえしなければやがてリズムはこっちに来る。そういうものだ。小林を下げて矢沢。１０分。 どういうねらいか。引き分けを狙う守備固めではないし‥‥。

１７番との接触で永田が倒れる。１３分。足がつったのか、 やはりでかい相手とのぶつかり合いのダメージは蓄積されるのかな。
エジプトも５番が倒れる。１６分。互いに消耗しているようだ。

徳永のサイドのドリブルから中へ、ボールをまわす間にエジプトは自陣に戻り‥‥パスミスでスローインへ。チャンスを自ら潰すなよ〜。２０分。

お、１１番阿部に代えて１９番平山。国見の平山だ。でかいＦＷ同士の交代。その平山のプレスから矢沢、シュートは弱かったが、いい展開だった。２３分。

矢沢のキープから‥‥でも永田がまた倒れて、カットする。２５分。苦しい時間帯だ。がんばれ。

永田に代わって栗原。２７分。 エジプトも９番に代わり１０番が入る。守備陣がコンビネーションに慣れる前に相手ＦＷも変わる。ううむ。

平山が元気だ。中盤で奪ってドリブル。 ファールを誘う。３１分。今度はペナルティエリア角でポストプレー、落して矢沢のシュートは当たらない。

２番が茂木の突破を止める。ううむ。 ややホーム寄りの判定が多い気がする。

よし、平山！

中盤でカットしてロングパス、二人のマーカーの間を抜け出して、 ＧＫをもかわして流し込んだ。見事なゴールだ。３４分。これでエジプトも攻めてくるはず。ほら、右サイドからの攻勢。
ＦＫから平山がキープ。茂木へ‥‥これはだめだ。そして、エジプトのカウンター、栗原が１７番に追いついてタックル。ふう。３７分。

今野の右サイドからの突破。転ぶフェイントを二度。初めて見る（笑）。レフェリーもだまされて近寄ってきた。３８分。油断はできない。

うわ‥‥１４番のアーリークロスを１３番のヘッドは‥‥ポスト左へ。ふう。４１分。

どっちも足が止まった。エジプトは遅れるファールが増えるし、 日本は競り合いに行かれなくなる。４２分。

１８番矢沢が倒されて日本のＦＫだが、ゆっくりと始める。

茂木がトラップして、ＣＫだ。 これもゆっくりで、いい。あら、ショートコーナーをキープしようとして、読まれて奪われる。じわりとしたエジプトの攻め。角田のファールで、 エジプトのＦＫだ。あと４分、長いね。川島のパンチング。徳永が取って‥‥。日本のＦＫだ。

角田のヘッド、追う栗原のクリア。いいぞ。 しかし攻め込んでくるエジプト。左からのアーリークロスは抜けてＧＫへ。
猛攻。１７番のヘッドだが、ＧＫだ。角田が秋田に見えてきた。

よし、勝った！

日本を叩きのめしたコロンビアを抜いて、グループ首位だ。これが面白いところだな。 これで、チームもさらに成長しただろうし、真剣勝負を続けることができる。え、その相手は韓国？ よろしい。 アジアユースの仇を討ちましょう。おっと失言。「スポーツにリベンジはない」 （ブラジェビッチ氏）のでした。じゃ、雪辱だ。
さて、天皇杯の２回戦でも観に行こうかな‥‥。

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