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サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
| 多々良学園 ２−３ 桐蔭学園2003年1月2日（火）、高校選手権二回戦、平塚競技場にて観戦。 |
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Honya Club.com | ||||
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第一試合がペナルティシュートアウトだったので、この第二試合の開始まで時間がなく、応援席の入れ替えも慌ただしい。
来年度は４５分ハーフ、つまり９０分にするらしいが、そうなると、もっと余裕を持って試合時間を組んでもらわないと困る。 さて、 地元神奈川のチームの応援席は混みそうなので避け、多々良側にそのまま陣取って観戦。 ちょっと待てよ、 地元（つまり関東近郊のチーム）が勝ち上がって観客が増えるより、地方が勝ち上がる方が、交通関係や宿泊施設などが儲かり、全国的に見たら、 経済効果は高いのではないかな‥‥どうでしょうね（笑）。 |
 エース阿部のゴール！ |
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桐蔭のキックオフ。 あわただしい応援席。まだ幟をつけ終えていないのに始まる（笑）。 そして多々良のキープ。DFラインで回して、 左１３番から８番、DF５番まで戻す。 桐蔭は１０番のキープから１１番、しかしマークがしっかりついている。 左からのクロスを防いで、多々良４番とＧＫが味方同士で交錯。大丈夫かな？ ６分。多々良のチャンス。ＧＫの手元が狂う。 シュートは‥‥バーに当たって落ちた。 桐蔭１１番阿部のシュート。中盤にまで下がって、二列目から上がってくる。 巧く合わせて放ったシュートはバーの上。９分。 桐蔭、阿部の個人技で先制！１８番からのパスを中央でトラップ、 飛び出して来たGKをかわすと左サイドに流れたが、角度のないところから正確に決めた。流石は阿部、早い、速い、巧い！１６分、桐蔭の方が声が出ている。特に、11番阿部が中盤に下がって持つと、三、四人が「ユウタロウ！」と呼ぶ。次のプレーの選択肢が増える。 ２１分。桐蔭１０番のミドル。ＧＫ正面だったが、切れ味のあるいいシュートだった。多々良が攻勢に出てはいるが、 桐蔭はじっくり守って‥‥あらら‥‥。 多々良、同点に追いつく！左から１０番ナカハラのシュート、ＧＫともつれたが、 右サイドから突っ込んだ１１番ハヤシのゴールが決まる。２３分。２６分。多々良は１５番に代えて６分が入る。 点差はともかく、どっちも悪い内容ではない。怪我による交代でなければいいが‥‥。 桐蔭、リードを広げる阿部のゴール！中央から左サイドへ、７番のクロスに競り勝った１１番のゴールが決まる。その前のシーン、１１番阿部は、 中央での競り合いに堂々と勝っていた。落とした場所に味方はいなかったが、即座にプレス、オープン攻撃がこのゴールに繋がった。２９分。多々良、左１３番のアーリークロスからのヘッド、負けていない。桐蔭のＧＫも忙しい。いや、ポジションを動かしすぎるようにも見える。
３７分、桐蔭７番にイエロー。これは遠目でも分かる。口が過ぎたようだ（笑）。 さあ、後半。エンドが変わり、こちら側に攻めて来る多々良。ＦＷが見えるようになるが、
例えば１０番などはでかいぞ。 中盤の組み立て役のはずの選手が、ゴール前に果敢に飛び込むので、攻めは厚いように見えるが、中盤は薄くなり、逆襲を容易にされてしまう傾向が、 今年はどのチームにもあるように思える。まあ、１１人という数は決まっているから、役割の重点をどこに置くかで、 長所と短所がはっきりするのは仕方がない。むしろ、攻撃的なチームが多いのは歓迎したい。 多々良は１３番に代えて８番が入る。ＦＫのチャンスに交代。ちょっと興味を殺がれる。その後も猛攻が続く。９分にはＣＫのチャンスだったが‥‥。 早めに放り込んで競り合う。ぶつかり合いを恐れない。多々良の勇気と気迫のこもった攻め。桐蔭は我慢の時間帯だ。１１分。 １３分。桐蔭１８番が中央でＤＦを引き付けて右の１１番へ。シュートはそれたが、このコンビネーションも、いい。 １６分、７番の粘りから、多々良、左ＣＫ。低いボールはカットされるが、追いついてゴール前へ‥‥しゃがんでのヘッドはＧＫの正面。惜しかった。 １９分、桐蔭のＦＫをクリアして、逆襲。見事なサイドチェンジのパスからのシュートはポスト！ いい攻撃だった。しかし、 何度ゴールポストやクロスバーをたたいた事だろう。 逆に桐蔭の猛攻となる。１４番のドリブルからのシュートはＧＫコダマの攻守。
やっとまとまった多々良の応援団。生徒たちはJ1や代表に準じた大声で歌っての声援、 恐らく保護者と思しき大人たちはてんでばらばらに「行け〜」「取られるな〜」の絶叫。ブラスバンドがないのはよかったが、 今までどうにも収まりが悪かった（笑）。 １０番マツナガのミドルシュート！中央でボールを受けた１０番マツナガ、多々良の守備陣形が整っていないと見るや、そのままドリブルで突き進み、ミドルシュート。唖然‥‥呆然‥‥一瞬、スタジアムが静寂に包まれる、見事なシュートだった。 ２９分、多々良は足が止まってきた。桐蔭が大きな展開で揺さぶる。攻め疲れ‥‥追加点を食らったショックか‥‥。 33分。多々良は11番から19番に交代。確かもう一人代えられるはず。動きが全体的に落ちているから、早く三人目を代えた方がいいのでは？ ３６分、多々良、右から崩して、飛び込む捨て身のゴール‥‥いや、ＧＫチャージか。そして倒れたＧＫの治療中に桐蔭に交代。 ７番サイトウに代えて２番ハヤシが入る。 多々良のパワープレー。桐蔭は個人の技量で三得点。思えば、 二年前の等々力からこのチームの成長を見てきたような気もする。
インジュリータイム、桐蔭はGKの交代。１７番が入る。さっきの接触だろうか、大事に至らなければいいのだが‥‥。 多々良、追撃のゴール！１０番ナカハラのミドルシュートが、GKの手先をかすめるようにネットに突き刺さる！ 手元のストップウォッチは４３分だ。更に追いすがるような多々良の攻め。左からのFKにGKも上がる！ 本当に最後のチャンスだ‥‥しかし、桐蔭も必死にクリア‥‥ここでタイムアップ。
‥‥激闘だった。勝った桐蔭は三回戦へ進む。 |
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