目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

鹿児島実業 1−4 国見

2002年1月7日(月)、高校選手権準決勝
国立競技場にて観戦。

どこかで実際に観戦した覚えがある‥‥そうそう、二年前のことでした。当時一年生だった選手は、三年生になる頃。 誰かいるかな? 国見GK徳重選手など‥‥?

さて、予報では晴れのち曇りだが‥‥一面の曇り空。 霞ヶ丘の曇り空の向こうに見えるような気がするのは‥‥アテネ(2004)?  中国(2004)?  それともドイツ(2006)? いつかもやったが、 山本アナ風でした。さあ、決勝に進むのはどっちだ!?

国見のキックオフ。積極的にプレスをかける鹿実。国見は速いパスワークから前線へ。鹿実、右サイド13番のクロスを落として、 10番城‥‥スルーパスを狙っていたな。国見4番の斜めのパスも、鹿実12番立石が読んでいた。

鹿実の猛攻。5分。左サイドのロングスローを、 GK徳重がファンブルして‥‥CKに。そして逆襲。7分、国見、6番片山が中央を抜け出して‥‥と思ったらファール。

鹿実のペース。8分まで。積極的なプレス、国見は3DFなのだが、ボランチが少し引きすぎて、鹿実が深い位置まで持って行ける。鹿実、 2番のシュート。バーの上かな、初シュートだ。

国見10番、左からのクロスに飛び込む。DFの前にすばやく足を出した。 ボールはGKの正面だったが、クリアミスかとも思った。10分。これで流れが変わるかも?

17分、一進一退。やや鹿実か。 右サイドから崩すことが多い。が、中央の守りは、国見も固い。

国見、先制!

DFラインからのボールをDFと競りながら、14番平山のシュート。DFのタックル、GKより一瞬早く右足を振った。22分。

国見9番がトリッキーなパスを試みる。一点取って余裕が出てきたか。しかしたまたまラインの裏を突かれただけなので、鹿実は焦らない。

鹿実同点、20番柳崎のシュート、見事な軌跡!

27分、左サイドからのロングスローを落として、ミドル! まだ勝負は分からない。

同点になってから両軍とも動きがよくなった。やや国見の攻勢だが、シュートミス。 中央から崩そうとする国見と、ロングパスでサイドを割ろうとする鹿実。対照的で面白い。

国見の6番片山選手が面白い。左アウトサイドだが‥‥柔らかいドリブルで、一人は必ず抜く。 そこでパスを受けられるよう、味方のサポートがあれば、大きなチャンスだが‥‥。

39分。初めてファールらしいファール。 鹿実は左FKのチャンス。これはGK徳重の正面。素早く左サイド9番へのフィード‥‥ここでハーフタイム。

国見の選手がピッチに散る。ピッチ‥‥昔はフィールドと言ったもんだ。拍手を送ると前に座った少年達が不思議そうに振り返る。
前後半のキックオフや、選手の入場、そしていいプレーには拍手を送るもんだよ。
今はやらないのかな、変わったもんだ。スタジアムは基本的に禁煙となった。 これはいい変化だ。

国見、14番から17番、中村。え、中村北斗‥‥!? この選手たちが生まれた約17年前‥‥ 確か流行っていた漫画「北斗の拳」‥‥。親御さんがファンだったのかな。

ハイレベルな攻防。もう7分。国見に一本ミドル。 鹿実GK松岡が右手でセーブ。どちらに点が入ってもおかしくない、ということだ。

8番柴崎、ドリブルシュート決まる!

10分、鹿実のDF、足先だけのタックルじゃあ、なあ‥‥。左から持ち込んで決めた。

うわー、国見は連続得点!

右からのクロスに合わせて、中央13番の亀ヶ渕! GKの伸ばした指先‥‥届かず!
勝負あったか‥‥

鹿実の猛攻。ミドル2本。左サイドから中へ、そしてループ。決して諦めない。14分。
13番田中から9番福寿。鹿実の交代。トップ左よりに入る。 大柄だが、テクニックがありそう。

23分まで、鹿実の波状攻撃が続く。オープン攻撃がダイナミックかつスピーディ、迫力があり好感。
セットプレーも増えた。先日はロスタイムに逆転ゴールを決めるシーンを観た。底力のあるチーム、まだまだ分からない。

32分。 押し込んではいる鹿実だが、国見左アウトサイドのドリブルからのクロスに苦戦し出した。足が止まってきた‥‥わけでもなさそう。

34分、 国見13番が、左サイドから横へのドリブル。あわやゴールのミドルシュート。カバーに入ったDFが辛うじてブロック。35分またも国見。攻勢が続く。

タイプは違うが、それほど実力差があったとも思えない。続けざまに取った国見の三点目が大きかった。 ギリギリで点が取れない鹿実は、精神的に疲労と焦りが高まる。時間を追うごとに、国見がよくなって来た。
ロスタイム、三日には気迫の決勝・逆転ゴールを決めた城のFK‥‥バーの上。そして国見の容赦ない反撃。 中央を突破してのシュートはGKがセーブ、

右にこぼれたところを13番亀ヶ渕が叩き込んで、鹿実の息の根を止めた‥‥。

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