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さあ、サッカーを語りましょう！

浦和レッズ０−１セレッソ大阪

2001年12月29日（土）、天皇杯準決勝
埼玉スタジアム２００２にて観戦。

専用の競技場だ‥‥いいもんだなあ‥‥。収容人数ではかなわないが、この雰囲気は横国以上ですな。しかし！　 聞きしに勝る交通の不便さでした（笑）。行きは浦和駅からシャトルバス３０分、帰路は最寄り駅の浦和美園駅まで徒歩。 警官隊も動員、交通整理に当たっている。ご苦労様でした。
他のスタジアムだったら、駅までもっと歩くこともあるが、 大抵はそれまでの行程で人の数も分散し、駅からの混雑は、ないことはないが、気にするほどでもない。しかしこの混みよう。３万でこれだ。 １１月の代表戦はもっと大変だったろう。６月は？　ううむ。

序盤、大声援を受けてレッズが左サイドを突破、ゴールキックの応酬となる。

最後尾の井原のパスカットから、中盤２０番阿部への落ち着いたフィード、 さすがサッカー所だけあって、こういうプレーに拍手が湧く。
その井原を見るのは‥‥Ｊリーグでは多分、 ジュビロにいた頃‥‥そして天皇杯では二年前の準々決勝‥‥そう、 マリノス最後とジュビロ最初の試合をそれぞれスタジアムで見たんだ‥‥しみじみ。 今日はスイーパーだ。

永井が田坂に引っかかり、拾ったトゥットがシュート。
３分、直後の逆襲から‥‥ＧＫまで引き出されて、 ９番大柴（元レッズ！）のシュートはポスト横。この決定機を活かせないことで、レッズは‥‥。

中盤はセレッソ優位だが、 レッズもラインを下げずに踏ん張っている。
レッズはトゥット−アリソンの長い壁パス‥‥６分。ここに永井がどう絡むのか。ミドルシュート。 逆襲速攻のセレッソ。

ちょっと荒れてきた１０分過ぎ、内容も落ち着いてきた。ここで一息というところ。

そして１１分、 この試合初のオフサイド。セレッソ１６番原かな？ 直後の１３分、今度はレッズの攻め、右サイドからクロス、アリソンのヘッドがオフサイド。

ここまでセレッソのパスにミスが多い。気になる。試合内容はいい。セレッソは３DFなのだが、二人が残っている。最後尾の一人と、 レッズのスピアヘッドにマーク。大体は永井が左前線に残っている。下がり目のトゥットは機を見てスピードに乗って駆け上がってくる。
よく守っているセレッソ。

２２分、セレッソのCK。レッズのGKがつかんだが、イエロー？　なぜだろう。
そして逆襲からFK‥‥ともに攻めきっているから、 面白い。

２７分、レッズ、中央を経由して、右から崩し‥‥センタリング、ヘッドは叩き過ぎて枠の外。そして３４分にはレッズのCK。 トゥットの粘りから、少し持ちすぎたか‥‥永井（かな？）のシュートをGK下川が弾いたものだった。

３８分ごろからレッズの攻勢。 ２２番が攻め上がり、トゥットが下がってキープ、アリソンに出す。ちょっと荒れ気味。後味が悪い。そういった辺りでハーフタイムへ。

後半。キックオフのセレッソのボールを掻っさらい。FK、CKとチャンスのレッズ。しかしセレッソの組織、中央が鈴木ー田坂の守備、 最前線からよく動くモリシに大柴。チームプレーだな。

２２分、セレッソDFの譲り合いから、 左サイドを抜けて３７番アリソンのループシュートはバーの上。こういう、チャンスをみすみす潰してしまったのが今日のレッズだ。

同様に、今度はセレッソ、中央から抜け出して右へ、左から詰めていたが‥‥大柴！ セレッソの方がゴールに近そうだ。２４分。

ＤＦラインでボールを回すセレッソ、背後はレッズ応援団から大ブーイグ。もう７分！？ セレッソ、９番大柴の右からのシュートに８番モリシが詰める。 レッズは必死のクリアー。セレッソのペース。１０分、左２４番が起点になっているこの時間帯。対面するレッズ２番のミスをよく突いて攻めに転じている。

井原のカットから前線へ。左サイドが‥‥あ、縦パスか、まあそれでよかったかな？　１５分。しかし、レッズはトゥットの＊＊＊＊（判読不能）。 中盤に下がってのキープはいいが、トップに出た時の迫力がない。

セレッソ先制！　１８分、中央突破から２４番杉本！

ラインの裏を破り、レッズのＤＦ二人に挟まれながらも、ボールは足元に残った。でもその前、レッズは中盤でのパスをカットされたんだよな〜。

セレッソに余裕が出てきた。レッズは足が止まり気味である。早く追いつく‥‥より、時間一杯で勝負するつもりか。 ここまで勢いに乗って勝ち進んできた相手だし、早く攻めるべきだが。

観衆３６．４８６人だそうだ。 ２階席は空いているようだ。それなら国立でやってくれればまだ近かったのに（笑）。でも地元レッズの見事な応援風景を見られたから、よかった。

２９分、福田登場。２３番に代えて９番福田が入り、大歓声。その間隙を突くセレッソの連続攻撃。
３４分には浦和１３番にイエロー、大阪はFKのチャンスだが‥‥。

さてここで、セレッソは９番大柴に代えて３３番真中、まだ攻めるのか。 それともいつかのようにDFに入るのか。
更に、２４番杉本に代えて５番長身DFの蔵田。確か最前線でポストもやっていた。 スコットランドのデービッド・ネアリーみたいな選手。守備固めか、攻勢を維持するのか‥‥。

さあ４０分、 攻めのリズムは六分四分でレッズなのだが‥‥セレッソは速攻から真中のミドルシュート。 レッズ、福田が左サイドから起点に‥‥フィニッシュがよくない‥‥。
セレッソのCK。ロスタイムは２分。あくまで退かないセレッソ。決勝進出。

概して好内容でした。どちらに点が入ってもおかしくない展開から、セレッソが先制。 そうなると思うつぼ。ただ、終盤に一点リードしながら、攻撃の選手を投入、当たりの強さを買って守備の位置に置くなど、意外な采配。 レッズの猛攻を、下がらずに押し返す、攻めを忘れない内容で勝利。カップ戦独特の勢いをセレッソに感じる。

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