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さあ、サッカーを語りましょう!

ジュビロ磐田3−1横浜Fマリノス

2000年3月25日(土)、J1リーグ第三節
横浜国際競技場にて観戦

それぞれゴール裏に陣取る応援団。場内の放送もマリノス一色。‥‥ただ、マリノス・サポから井原コールが沸き、井原選手も応える。 それを除いては、この雰囲気、これがJのホームアンドアウェイの雰囲気なのか‥‥
ジュビロ対Fマリノスのカードは‥‥ヤマハ対日産(含全日空トライスターかな?)だった頃から‥‥十五年ぶりくらいかな。

さて。 懐古はともかく‥‥
どちらも開幕戦をとりこぼしたが調子は上向き。ここで勝ちを逃せば、以降下位チームとの戦いに要らぬプレッシャーがかかる。 心情として藤田トシヤやタカハラに活躍して欲しいし、ユサンチョルの豪快なシュートも見たい。シュンスケの鋭さを増したFKも見たい。

退屈な序盤。開始早々から膠着している。ユサンチョルは本当にDFの位置にいる。マルドナードもトップでよく動いているが‥‥

む、オクとトシヤのワンツーからゴン! ‥‥クリア。
左、永井のクロスを福西がジャンプボレーでクリア。しかしFマリノスにFK。 一進一退?いや膠着の6分。混戦をクリアしたのは井原だ、そこからジュビロの逆襲。

両チームとも、 10分を過ぎてそろそろゴールに近づいてきたか。ただ、早めにトップに出そうとするあまり正確性に欠ける。トップの位置やコースにあってない。

奥(かな?)のトリッキーなインターセプトからタカハラが追って倒されFK。FマリノスのDFが受け身なせいかファールが多い。
高原は‥‥そういう作戦なのか、右トップからあまり動かない。動かないなら中央にいるべきではないかな。

15分、ジュビロの波状攻撃。中山がヘッドで落して高原へ‥‥右へ流れてセンタリング、 また折り返す‥‥もっと力強いパスワークであれば1点取れているはずだ。

Fマリノスは元気がない。中盤からして圧倒されている。シュンスケ、 遠藤はどこへ行った!
ジュビロの3人のDFがスーパーカップの時より安定してきた。 今日は余裕すら感じる。ま、Fマリノスはトップに起点を置くタイプではない、という大きな違いがあるのだが‥‥

21分、珍しくFマリノスの攻撃。シュンスケのしびれを切らしたかのようなドリブルを服部が止める。さすがだ。

そして23分、ジュビロ先制ゴール!

右サイドをえぐってのセンタリング、遠くて見えないが‥‥え、福西? すごいねえ。
確か前節だったか、後半ロスタイムまで我慢してオーバーラップして決勝点を取ったっけ。 それがもう前半半ばから得点機を嗅ぎ付けている。
ハジェブスキーがリベロとしての福西の能力を高く評価しての起用だそうだが、 新監督がほんの数試合、ビデオか何かで見ただけで分かるもんか、誉めて調子に乗せようという手だな、と思っていたが‥‥ 認識を改めないといけない。

27分、シュンスケが縦パスに飛び込んだがGK尾崎がカット。出し手と受け手が逆だ。 歯車が噛み合わないFマリノス。

28分、中山!

服部のFKを中央で合わせて、GKヨシカツの逆を突いてネットに。 FKも見事だった。

そして直後、西の右サイドからのドリブルシュートはポスト左へ。いい時間帯に点を取りペースを掴む。 ジュビロの圧勝の可能性も出てきた。
35分、ユがやっとトップに出てきた。三浦アツが左ウィングバックに下がり気味になる。 ユのDFは高原対策だったのだろうか。それでバランスが崩れ攻め手を欠いたのだ。

37分、あーあ、高原‥‥
全てに渡ってジュビロのペース。 スコアこそ2−0だが、このままだと点差は広がるだろう。

後半。早速CKを取る、積極的なFマリノス。ここで取れないと後できつい。

しかし! ジュビロは左中盤から早い突破から西のループ! 攻撃の鋭さが違う。

31分、ユに通った‥‥GK尾崎がキャッチ。一瞬覚悟したろうな。 しかしユはあの位置がやはり相応しい。Fマリノスでは一人で活き活きとしている。

6分、左サイドをフリーの中山から高原への思いやりパス‥‥う〜む。

Fマリノスは左サイド、三浦アツや永井がドリブルから起点となり、ユが右最前線に位置する。落ち着いてきた。
前半は折角の左からのセンタリングに中が誰もいなかった。今はユがいて‥‥

Fマリノス! その狙い通りの得点!

7分、 やはりサイドから粘ってユが中央で競る、背後に飛び込んで‥‥遠藤かな? 見事な狙いだった。

1点を返してFマリノスは動きがよくなる。
が、しぶといジュビロ、9分にはクリアミスとオフサイドの見逃し(?)からどフリーの中山。 切り返しがヨシカツの股に収まる。どっちも慌てたろうが、ここは決めたかった。

12分‥‥攻勢と見えるFマリノスだが、 逆襲を必ずシュートで終えるジュビロのペースと言っていい。よく外すけど‥‥

ジュビロ、更にリード。

左サイドを深く持ち込んだ中山、丁寧なグラウンダーのセンタリング、前に一人囮に入ったかな? 空いた中央に走り込んだ西が落ち着いてネットに突き刺す。絵の様に綺麗なゴールは13分。

入場者数は23,288人。
シートに余裕があっていいが、ううむ、もう少し賑わってもいいなあ‥‥

反撃を試みるFマリノス‥‥迫力が無い。個々が‥‥能力はあるのは分かっているが、バラバラだ。役割分担か、コンビネーションか‥‥よくない。
猛攻‥‥には見えるが、20分過ぎ頃、シュートコースを消すジュビロの守備。高度な読みと判断力。

ジュビロゴール前の攻防で鈴木が倒れる。 シュンスケが気付いてカットする。27分。いい行為だが‥‥余裕はないはずだ。

ジュビロはDFの位置で取るときちんと狙って前線に出す。 中盤からは出来るだけ早くフィードする。前線の動きもいいのだが、チームとしての狙いがはっきりしているし、ピンチもすぐにチャンスに転じる。

30分過ぎて、中村シュンスケが中央右寄りでキープするようになる。ようやく‥‥
そして35分を過ぎて立て続けにFKのチャンスも! しかしそれにも狙いがない。

あ、西に代えて三浦フミタケ、元マリノスだよね。こういうのがプロなんだよなあ‥‥(今ごろ何を言うか‥‥)
更に40分、タカハラに代えてラドチェンコ。恐らく万事が思惑通りの磐田。
Fマリノスも永井に代えて外池。選手交代も後手なのか‥‥

ほぼ決まりか‥‥
ジュビロの良さが一方的に目立ったゲーム。しかしFマリノスはよくない。よさを消されたのではなく、自縄自縛か自滅か‥‥
これで2500円かあ‥‥ジュビロのいいサッカーは楽しめたので、1700円相当かな〜。

44分‥‥おいおい、 それは決めろよ!

ジュビロ磐田はスコア以上の大勝。決めて当然のシーン‥‥どフリーだったのが3点分はあった。それを決められるかが課題かな。

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