目次へ サッカー酔いどれ観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

聖和学園高
(宮城県代表)

7−1

野洲高
(滋賀県代表)
2015年12月31日(木)、第94回全国高校選手権ニッパツ三ツ沢球技場にて観戦。
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第一試合は激闘だった。余韻が冷めず、スタンドの入れ替わりも時間がかかっている。
まあ、ペナルティーシュートアウトになるよりはいい。
さて、十年前の(そんなに経った!)優勝校の野洲。 対するグレーの聖和は初めて見る。何だか寒色対決になってるな(失礼)。

野洲のキックオフ、右サイドへ、そして聖和学園が右から攻め込む‥‥。

通路にまで人が溢れている、この混雑は何が原因なんだろう?
聖和学園の10番が中央で粘る。

野洲は優勝した年のサッカーが特別だったのか、今はドリブルとショートパスの連携があまりない。
と思っていたら、左サイド8番から10番へのチップキック‥‥チャンスにはならなかったが。6分。

そして聖和はショートパスを繋ぎ野洲のマークが集まって‥‥ファール。

これでもか、という程ドリブルで突き進む聖和。 10分。

10番タニダ!

度肝を抜くような強烈なシュート。聖和が先制。左サイドから持ち込んで撃った。柔らいタッチのドリブルやパスワークからは想像できないようなパワフルな一撃だった。

そして18番がファールを受けて聖和にフリーキックのチャンス。10番と9番が立つ。14分。ゴール前へ‥‥上げずに繋ぐ。囮じゃなかった。

16分、聖和学園は全員が一定水準以上のドリブルの技術を持っている。 左から持ち込んで中へ、押し込んだのは‥‥

6番コイケが決めた!

聖和学園の方が「セクシーフットボール」だ。
右サイドからのドリブルシュートが決まる、

10番タニダ!

これで3-0だ。

久しぶりに見せる野洲、左サイドでパスを繋いでゴール前へ、。ゴールキーパーのセーブ。23分。

左サイドで粘ってフリーキック、狙うか。聖和学園は真似するな、といいたげな野洲。しかしクリア。 27分。

聖和学園は左サイドから、まるで野洲の優勝時のようなドリブルとショートパス。9番がループを狙う。 34分。

野洲はいいところなく、インジュリータイム1分の表示。押し込む時もあるんだが。
右サイドを10番が粘ってコーナーキックを取るが、蹴る前にハーフタイムの笛。

聖和学園のキックオフで後半。
どちらも交代はなさそう。当然ながら攻め込む野洲。

ショートパスを繋ぐようになった野洲、逆に付け焼き刃にすら見える。一人を飛ばして繋ぐなどしてマークをはずそうとする。そのアイディアはいいね。

9番から12番トクダへの交代相手の聖和学園の右コーナーキックでの交代。FWだからいいのか。聖和学園はこれも繋ぐ。下げて一気に裏へ。
これが、7番のファールを誘い、ペナルティーキック。 4番ケンモツが冷静に左隅に決める。 6分。 吹っ切れたのか、野洲の流れるような攻め。
右コーナーキック。単純に放り込んで‥‥

中央で競り合って、ゴールイン!

聖和学園4番のオウンゴールのようだ。これで4-1となる。

ゴールはゴール、野洲は落ち着いて組み立てる。あと11分。まだ? それともたった?

速攻からフリーキックを得る野洲、聖和学園は交代、16番から17番。

中央、ファールか、と一瞬止まったがプレーオン、そのままドリブルで直進。

9番ハタノが決めた。

18分。

野洲に交代、11番から15番ヤマモト、21分。尚も短く繋ぐ聖和学園。

ミドルパスを繋ぎ、左へ、クロスへ飛び込むが、クロスバーの上。 27分。

聖和学園は10番を下げて20番オクノ。お疲れさん交代かな。攻める野洲。7番から14番ヤマモト。33分。

猛攻の聖和学園ゴール前、ゴールキーパーと4番が倒れても守り抜く。 5-1の点差、あと5分。それでもどちらも手を抜かない。

聖和学園、18番タカハシから5番イサカの交代。野洲のフリーキックにゴールキーパーが飛び出す、がら空きのゴールにボールが‥‥カバーに入った3番がヘッド!

その直後、逆襲から6点目が決まる。 37分。

3番タケダ!

カバーリングで防いだ3番が、その直後に、この時間に、ゴール前まで攻め上がる。聖和の強さはドリブルだけじゃない。

聖和学園は7番に代えて25番カタオカ、39分。

野洲12番のドリブルからフリーキック、右に繋いで‥‥ミドル‥‥攻めてはいるんだけどもね。

速攻から‥‥

20番オクノ!

3番が今度は右サイドをドリブルで抜けて、ラストパス。20番オクノが右インフロントでネットに突き刺した。

一方の野洲も攻めるが、シュートは力なくゴールキーパー正面へ。何かが違う‥‥。そしてタイムアップ。

ほとんど良いところのなかった野洲。セクシーフットボールの肩書きは聖和学園が継承したようだ。全員が高水準のドリブラー、 足下に吸い着くキープなので守備は集まるだけでうかつに飛び込めない。そしてパス‥‥どんな練習をすればこんなプレーが出来るんだろう。 その、聖和学園のテクニックに、野洲応援席からもため息が出る。
そかしその聖和学園を倒したのは 青森山田だった。きっとまたあのロングスローだぜ(笑)。

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