サッカー酔いどれ観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	大津 （熊本県代表）	３−２	藤枝東 （静岡県代表）
2008年1月3日（土）、第８７回高校選手権、 ニッパツ三ツ沢球技場にて観戦。
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古豪、強豪同士の対決だ。たとえスコアレスだったとしても、詰まらない試合にはなるまい。 メインスタンド上段に移動した。そのためか、第一試合より選手たちが大柄に見える。実際、どちらもピッチを大きく使っている。

大津が効果的に追加点。		藤枝東の追撃のゴール。

大津のキックオフ、藤枝東のFKを左１０番が拾い、競って落として‥‥大津の右への攻め。目まぐるしい。 少し攻め込んでは押し戻され‥‥。探り合いの序盤。5分。大津がそろそろ攻め始めそう。 ７分、ぶつかり合いを恐れない勇敢な大津ゴールキーパー。藤枝東FWもだ。的確にキャッチ、歓声と拍手。 11番のドリブルから大津CKだ。繋いでシュートはGK正面。11分。 大津、先制。 シュートコースを消すスライディングを二本、しかし9番10番がGK正面にこぼれて、蹴り込んだ。どっちだ。９番とのアナウンス。13分。 その後、どっちも先制ゴールなど無関係とばかりに、自分たちのプレーに集中している。21分。 大津の9番はポストプレーを基本的に行っている。一度当てて戻すとMFは前を向いてプレーできる。しかもどれもワンタッチパス。練習の賜だ。 藤枝東、中盤の見事なパスワークだが、シュートがよくない。さっきから全てそうだ。２５分。 大津１０番がリードを広げるゴール。 右サイドを切り裂く大津11番のドリブル、ＧＫの目前に走り込んだ１０番が合わせてＧＫの脇かな、抜いて流し込んだ。 藤枝東も右からシュート、バーの上。 最近ではゴールに直結するプレーを「ダイレクト」と称するのだが、大津にはそれを感じさせるプレーがある。 ゴールから逆算して最も確度の高いプレーを全員が選択している。 藤は右CKから‥‥幻のゴール。すかさず青の反撃。青は必ずシュートで終わる。右サイドに９番が来てチャンスを作る。 藤枝東は右CKをキーパーがパンチング、逆から‥‥あ、ここで前半終了。あっという間だった。 後半。藤枝東のキックオフ。 このままでは終わるまい。どちらも交代は‥‥まだなさそう。 ほら、11番の突破からCKだ。しかしファールか。押し込む藤枝東。早いうちにゴールがあれば‥‥。一方の大津は踏ん張りどころだ。 大津GKと藤枝東FWの駆け引きも面白い。８分。次は撮ってやる（笑）。 藤枝東、右コーナーキック‥‥クリア。 藤枝東は単純にクロスを上げない。 ショートパスをワンタッチで繋いでゴールに迫ってくる。 左から持ち込んで藤枝東のシュート、決まった。 追撃のドリブルシュートは１９番。 一瞬青のマークがずれた。１０分。 これで大津GKも茶目っ気を出して藤枝東FWをからかう余裕はなくなったろう。 ‥‥からかうのではなく、味方が上がる時間稼ぎと藤枝東FWの消耗を狙ったのだろうが。 そして大津が攻め込んでCKだ。 大津の交代。１１番と７番に代えて１５番と１７番。リードしていて二人同時の交代とは面白いね。１４分。 藤枝東１３番と４番、縦に。ライン裏に出ようとしながら、とっさの判断で中へ、パスを受けたが、ファールか。面白いプレーだった。１８分。 １５番のゴール！ ３−１だ。右から持ち込んで突き刺した。２０分。 しかし藤枝東も右左とコーナーを取るが、実らず。 藤枝東は２０番から２３番へ交代。そして左CKのチャンスだが‥‥。 追撃のゴール! 左から、 斜めに、斜めに繋いで（斜めにパスを繋ぐとマークがずれるんだよね）、ぶち込んだ５番。あと５分。 でも大津も押し返す。 右CKを、あれ、キープか。３７分。カメラをゴール前に向けて構えて損した（笑）。 ここへ来ても放り込まずに繋ぐ。どっちもクリアがパスになっている。インジュリータイム４分の表示。 メモを取る間もなく終盤、藤枝東のダイビングヘッドはポスト左へ。 大津のミドルはクロスバー。 互いに持ち味を出し尽くしたいい試合だった。 でも、もっといい試合が今大会はあるだろう。根拠のない予感。 伝統校、古豪、強豪同士の対決。絶対に外れることのない好カード。予想通りでした。 クリアは味方に繋がるパス、シュートコースに飛び込むタックル、安易なクロスは上げずに適確にショートパス、これを打開したのは、個人のひらめきと技量でした。 大津は前半に２点リードの貯金が出来て、余裕を持って試合を‥‥そんな展開ではありませんでした。 メモを取る暇もないほど目まぐるしい展開こんな試合が見られて、生きててよかったあ。 でも、多分、もっといい試合が今大会は生まれるような予感がします。

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サッカー川柳

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