サッカー【酔いどれ】観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	流経柏 （千葉県代表）	６−０	津工 （三重県代表）
2008年1月6日（日）、第８６回高校選手権、 国立競技場にて観戦。
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全日本ユースではレッズを粉砕した流経柏（その後優勝）、 あの時も活躍した１０番が今もいる。そしてリアクションサッカーの冴える津工。 同じチームにタイトルが集中するのはよくないと思うし、津工のサッカーも面白いから応援したいのだが、 いいサッカーをするチームが勝って欲しい。どちらも、期待できる。

津工の数少ないチャンスだった‥‥。		密集をパスで抜け出して決める。

津工側に坐る。空いている。応援団長（生徒）の挨拶。よく聞こえなかったが、「マナーよく応援しよう」は分かった。 いいことをいうねえ。さあ、その津工のキックオフ。 一旦守備ラインまで下げて中盤へ、柏が取ってシュート、まだ３０秒。 七割方、流経柏がキープしている。まあ、津工も折り込み済みだろう。センターサークル付近で奪取できれば面白くなるんだが。３分。 柏。右２０番がフリーに。すかさずサイドチェンジのパスが通り、クロス。GKへ。出す方もよく見てるし、受ける方のトラップもいい。 津工の速攻。左からは‥‥作れない。右サイド８番に渡ってシュート。初シュート。DFのブロック、GKへ。５分。 やはり速攻か、でも最終ラインからじゃあなあ。柏GKにイエロー。ペナルティエリアから飛び出してファールチャージ、津工にFKのチャンス。ヘッドか‥‥クリアか‥‥惜しかった。８分。 柏も負けてない。ペナルティエリア内のワンタッチパスとドリブルを併用している。津工の守備はてこずっている。 １６分過ぎから柏がゴールに近づいてきた。柏１０番がサイドに開いてチャンスメーカーに徹しているよう。 大前のゴールで先制！ ２６分、左サイドでフリーになった１０番が受けて切りこみ、インフロントでコントロールされた見事なシュート。 先制された津工は初めて見た。慌てなければいいが。 おいおい津工、DFが柏１０番に奪われてスルーパスを許すとは、そりゃ自分たちの手だぞ。落ち着け。３０分。 まあしかし、流経柏は、中盤のミスが少ない。あったかな。順当にリードを守ってハーフタイム。 津工、２２番が１１番に代わって登場。お、左から９番が持ち込んで‥‥GKの頭上を狙ったが正面へ飛んでしまった。５０秒、津工のチャンスだった。 柏、８番に代わり11番が入る。 そして6分。左アーリークロスを正面でダイビングヘッド。 2点目が決まる。またも10番だ。 流経柏のゴールはシャッターを逃すことが多い。攻撃のテンポの変化が早くて追いつけないから。相手守備陣はなおさらだろう。 流経柏は10番のゴールでリードしているが、配球役の、例えば7番の活躍もいい。キープして、パス。そのリズムがアクセントになり、 味方の攻め上がりまでのためとなり、相手はリズムを狂わされる。しかも殆どミスがない。11分。4番から25番。DF同士の交代、怪我かな。 今大会は前線にちっちゃい選手が多い（そういうチームしか見てない？）から、セットプレーに迫力がない。 昨日、コーナーから豪快なヘディングを決めていた広島皆実が新鮮に映った。あの選手もDFだったなあ。 柏に交代、24番に代わり14番、19分。久々に津工の右サイドからの攻め。柏は守備の陣形が崩れない。偏りもない。 左から流れて＊＊＊＊＊（メモ判読不能） 右のマークがずれる。 横パスを叩きこんだ。11番のゴール。 21分。３−１になった。 23分、左フリーキックのこぼれ球、またも11番だ、ボレー。 津工はやはり左サイドから攻めるが‥‥流経柏の速攻。 GKが飛び出したのを巧みなトラップで前を向き‥‥ 10番はハットトリック！ 26分、これで４−０か。こんな大差がつくとは。 流経柏の攻め、２９分、密集を抜け出して縦パス、クロス、中で合わせたのは‥‥ またも１０番、５点目だ。 FKを失敗して‥‥え、１０番を下げる、のか。３１分。１２番が入る。お疲れさん交代だね。津工には屈辱だろう。 32分、６点目だ。２０番のゴール。 縦の浮き球のパスに、　DFが反応し切れなかった。センターバックが門を作っちゃうんだよなあ。 リアクションサッカーの限界か。ミスを奪っての攻撃しか形のない津工は、ミスのない相手には攻めようがないもんな。ここまでよくぞ勝ち上がってきたもんだ。 インジュリータイム３分。柏は１４番が倒れてFKだが‥‥キープだな。 津工がここまで為す術なく敗れるとは。でも失点も３点くらいはミスだったな。ポジショニングやマークの‥‥あれ、 昨日まではそこを狙って勝ってきたのに‥‥。 リアクションサッカーの限界でした。 中盤や前線で相手のボールを奪って即シュート、というのが津工の形。 それしかないと言っていいほど磨きをかけたものだったが、 流経柏はまったくミスがない。 センターバックにチェックに行っても‥‥奪えばGKのみ、という状況下でも慌てずにかわして落ち着いてフィード、 これじゃあ津工に勝ち目はない。加えて、先制されたから余計に攻めねばならず、苦手（？）な組み立てに腐心した挙句に失点を重ねてしまいました。 さて、第二試合が始まる。

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