サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

	暁星 （東京都B代表）	０−２	滝川二 （兵庫県代表）
2006年12月30日（土）、第８５回高校選手権、国立競技場にて観戦。
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晴天だが風が強い。見る立場はともかく、選手も少しやりにくいんじゃないかな。開幕戦は全日本ユース優勝の滝二と地元暁星。風などはものともしないだろうか。 開会式。文科副大臣の挨拶が一番長く、紋切り型。とってつけた教訓じみた退屈な話。逆に、懸命に緊張と戦って選手宣誓を完遂した四中工の主将くんには、心から拍手を送ろう。

	見事な追加点のゴールだった‥‥。

暁星のキックオフ、大きな喚声が湧く。 左サイドへ蹴り込んで‥‥。開幕戦に東京代表を持ってきたのは、意図があってのことだったんだろうか。 滝二、右からのFKだ。まだ１分のチャンス。しかし逆襲する暁星、右サイドへ、それを逆襲に繋げる滝二。しかも同じく右サイドへ展開。見応えのある序盤。 右９番左１７番と、滝二のシュートが続き、暁星GKが阻む。４分。やはり、滝二の優勢となりつつある。 去年の滝二には、絶対的なエースがいたっけ‥‥。 いなくなってもチーム力としては、総合的にはアップしているようにも思える。 暁星、左中盤での攻防から呼んでいた右へ展開。ここは暁星のペースだ。しかしファールでストップ。６分。 １７分から１９分にかけて、滝二の中盤のパスを奪って暁星が攻める。右サイド深い位置からのＦＫに、左ＦＫと続く。逆襲から、またも右サイドへ展開する滝二。だが‥‥。 相手のボールを奪ってからの攻めが早い暁星。自分たちのボールの時に早いのが滝二。似たタイプにも見えるが、細部の相違点が興味深い。 ２５分、滝二は左８番が機能し始めた。右２２番と９番と交互に使うと暁星は混乱するだろうな。 滝二は１１番が右サイドに出てきた。暁星６番との攻防がまた面滝二い。風の強さか芝生のためか、滝二の中盤でのパスミスが気になる。 キックが弱くカットされて即ピンチを招いているのだ。３３分。そして暁星はそこからの攻撃を、必ずシュートで終えている。 暁星、右ＣＫをＧＫがキャッチ、既にインジュリータイム。大きく蹴ってハーフタイム。風上（と思う）の滝二は前半でゴールが欲しかっただろう。 後半、エンドが替わり、風向きも逆になる‥‥はず。ゲームの流れはしかし変わらない。ゴールはセットプレーではなく、 ＤＦのミスから生まれると思う。だから、どちらにも等しくチャンスはあるはずだ。 この予想は外れた（笑） 左コーナーキックのタイミングで滝二は交代。７分。２０番が２２番に代わって登場。 シュートを外しまくる滝二。左からパス交換で持ち込み中へパス、スルー、持ち換えて撃つ！　‥‥宇宙開発。誰だろう。１０分。 １６分、左のクロスをＧＫと競った１９番か、１１番だね。カバーに入ったＤＦに当たったようにも見えたが‥‥。 １１番のヘッド、先制！ 暁星の応援席から悲鳴が上がる。 両チームとも動きが激しくなった。滝二が積極的に攻める。しかしシュートはバーの上。誰だろう。１８分。 暁星に交代。当然、攻撃の交代だろう。５番に代わって９番。２１分。 暁星、左から崩す。14番が中へ持ち込んでシュート。バーの上。 速攻で数的優位を作らなくても、突破できる。２３分。 滝二のシュートを暁星GKが防ぐ。滝二は宇宙開発がなくなった。もう１点くらいは入るかも。２７分。 暁星８番に代わって２番が入る。３２分。滝二は硬さが取れた。暁星の速攻にも慌てずに余裕を持って守るようになった。 またも１１番のゴール。見事。 左からのらりくらりと持ち込んで右へ。２０番のクロスをファー（つまり左）に走りこんだ１１番がインサイドで押し込んだ。３６分。 暁星が悪くなったのではなく、滝二がよくなった。先制点の前後では別のチームのよう。 右ＣＫはクリア。 逆襲から暁星のＣＫとなったところで‥‥。滝二は１１番が交代。 で、あと２分。 滝二、左からのシュートはバーの上、また始まったか。時間が稼げればそれでいいんだがいいところまでは攻め込むんだけど、ねえ‥‥暁星は。 暁星２番（FWかな）のハンドリングでFKが滝二に。リスタートから滝二が倒れて‥‥タイムアップ。 結果だけ見ると順当に思えます。 全日本ユース王者の滝二が優位と予想していました。 風上を取り早めの先制ゴールをもくろんでいたんでしょうが、暁星の強くて巧い守備に苦しみ、中盤のパスミスやインターセプトから幾度となくピンチを迎える。 しかし後半、先制の前後では、まるで別のチームのように歯車がかみ合い、シュートまで枠内に飛ぶようになった。 先制点がもっと早かったら、大量得点になっただろうし、暁星が先制していたら逆の結果になっていたかも知れません。 さて‥‥明日は‥‥？

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