目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

蔚山現代

2−3

JEF千葉
2006年8月3日(水)、A3チャンピオンズカップ、国立競技場にて観戦。

十九時半キックオフにJEFを持ってきたのは正解でしたね。第1試合に比べて、見る見る客も増えてきました。
メンバー発表。登録どおりのポジションに則って並べると、千葉が2−7−1で、蔚山が5−2−3になる。全く噛み合わない(笑)。実際はどうなるんだろう。
さあ、JEF千葉は噂の円陣ダッシュ。そして蔚山のキックオフ‥‥。


JEF千葉はFKから先制ゴール!

イチョンスのPKをGK立石が懐に収める!

蔚山現代のスルーパスを防いでクリア‥‥正面FKだ。1分。10番のロベカル助走! ポスト右へ。見かけ倒しか。

JEF千葉、左ショートコーナーを右へ、カットされる。6分。続いて蔚山現代の右CKだが、中央でファール。パワーと走力にやや押されているJEF千葉。

JEF千葉8番かな、右へのサイドチェンジのロングパスに、拍手。拍手した人は、分かってるってことだ。

その8番のキープ、ハンドリングとなりFKだ。8番9番が立つ。9番のミスキック、クリア、スローイン。9分。6番アベのキックは温存か?

12分、18番マキが倒れて中断。レフェリーがコントロールし切れていない。どちらもリスタートが早いし、レフェリーが一瞬の判断を過つと怪我人が増える。 またどっちも当りが激しいんだよね。

ピッチに戻る18番マキ、自分を倒した4番に歩み寄って握手。14分。これにスタンドから拍手。

ぶつかりあってのファールが多い、16分。せっかく涼しくなったのだから、ボールも選手も走るサッカーが見たい。

左FKはJEF千葉のチャンス。6番アベは上がって‥‥来ないのか。しかし!

15番が中で合わせてヘッド!

21分、JEF千葉が先制。ノーマークだった。久しぶりにいいものを見た。キッカーは誰だったかな。

一進一退からJEF千葉がペースを取り、しかし!
蔚山現代10番が右サイドを自陣から独走、突破、3番かな、振り切って並行のクロス。 18番がトラップミス、いや、マーカー4番に引っ掛かって‥‥

18番が押し込んだ。

同点だ。

お、今度は18番マキが4番を蹴った。27分。 この対決も面白そうだ。

JEF千葉は一対一で、強引な突破に競り負け、その後のマークがずれる。国内感覚が切り替わらないのかな。 絶対的なゲームメーカーがいないのも、局面と時間帯によっては辛い。

せっかく取った左CKだが、JEF千葉は活かせない。31分。
余談だが、蔚山の応援だろうか、 「ウルサン、ウルサン、エイエイオーッ!」の声が「ウルサイ! ウルサイ!」に聞こえる。

39分、左右と蔚山のGKが続く。10番のドリブルからのチャンス。

今度は7番が左サイドを駆け抜けた。中のマークを、どうしようかと迷った、一瞬の隙。遅れ。その一刹名に、中の10番に渡ってしまった。

蔚山現代、逆転のゴール。

42分。

このままハーフタイムかと思ったら、まだまだ。
左サイドからの突破、 右に出て振り向き様のクロス、ニアに走り込んでいた‥‥

18番マキ! 貴重な同点ゴール。

43分。しかし、まだまだ‥‥。

中盤で潰れて‥‥プレーオン、JEF千葉に流れるような攻撃。
スルーパスに反応する最前線中央に二人、片方がトラップの足元を救われ転倒、 しかし繋ぐ、押し込んだ。

羽生、執念のゴール!

キックオフ、直後にハーフタイム。
後半はJEF千葉のキックオフ。速い展開。JEFがこうまでスロースターターとは知らなかった。序盤は攻勢、蔚山もこのまま引き下がるまい。
ほら、左10番の強引な突破からクロスが来た。何とかコーナーに逃れるJEF千葉。3分。クリア、蔚山2番のミドルは当たり損ねた。

4番を倒して18番マキにイエロー。5分。マンツーマンマークでやり合っているようだ。
うわ、また左サイド‥‥一瞬、ボールを見てしまう、クロスは6番アベのカット。6分、悪い癖だなあ。

デジカメのバッテリーが切れた。高機能の代償が、これか。一試合半しかもたないのでは、高校選手権の時はどうしようか。

10分、蔚山に交代、2番20番に代えて16番15番が一度に入る。そういえば、JEF千葉はまだ交代がない。元々、ほぼベストメンバーだったね。

蔚山現代6番のクロ‥‥シュートか、ポスト左へ。24番のファール、FKからの展開だった。13分。あと30分まだまだ何かあるぞ。

その速攻から‥‥倒れ伏す18番マキ。ブーイングを聞いてやっと笛を吹くレフェリー。え、ファールじゃなくドロップボール?  変だぞレフェリー。この日一番のブーイングは、JEF千葉のスローインになるまで続いた。

17分、左サイドを駆け上がったのは6番アベかな、クロスは合わなかったが、いい形だった。しかし蔚山の逆襲。ここで千葉は8番に代えて16番ヤマギシが入る。

攻撃が実ってきたJEF千葉、中央18番が倒されて、え、プレーオン? 直後に蔚山が倒れて笛、すぐにリスタート。中立のファンが多いバックスタンドからはブーイング。22分。

15番のドリブルを千葉14番が倒してFKだ、25分。壁。こぼれ球を繋いで、同サイドへ。またFKだ。蔚山7番に代えて28番。27分の攻防‥‥いや、千葉の劣勢の時間帯か。

速攻の応酬だから慌ただしい。どちらも惜しいチャンスが続くが、JEF千葉がややゴールに近いかな。

30分以降はJEF千葉のサッカーの炸裂。しかし決めるべき時に決めて欲しい。もう1点取ればもっと楽しくなる。34分。

JEF千葉9番から2番サカモト、DFかな、守備固めか、裏目に出なければいいが。23番のシュート、よし、CKだ。35分。

この涼しさで足が止まる蔚山。しかし速攻を仕掛けてくる。冷静に対処するJEF千葉。37分。22番に代えて10番ハース、ストライカーの投入。

39分、不可解なファールで蔚山にぺナルティキックしかし、GK立石が懐に収める。キッカーは10番か、ザマミロ。これで、勝負も決まったね。

JEF千葉の猛攻。しかし入らない。44分50秒。あと3分。蔚山が3人を前線に出す、JEF千葉は4人で対抗するようにして、安定した。

タイムアップ。どちらもピッチにへたり込む‥‥いや、JEF千葉は半数、しかもすぐに立ち上がる。蔚山現代は動けない。

第1試合に続いて、これもいい試合でした。幸せな気分です。別にJEFのファンでもないし、蔚山現代が嫌いでもない、 だから、結果云々ではなく、内容を堪能、満足です。
二千五百円の福袋を買ったら、欲しかったものばかり二万円分相当の品物が入っていた、 そんな感じです。これ以上は書けません。
観戦メモも、後半30分以降は空白です。ごめんね。

まあ、ひとこと言えるのは、「取るべき時に点を取らないと、逆に取られて負けちゃう」という古くからの言い伝えがありますが、 今日のJEFも「取るべき時に取れ」ずに、でも何とか凌いで逆転勝利。勝てばよし、ということでもないけど、 「取るべき時に」淡々と取ってしまうのも味気ない。
このJEFの勝利、非常に人間臭くてよかった‥‥。

さて、一方JEF千葉のアマチュアチームは、JFLでどんな戦いぶりを見せてくれるのだろうか。

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