目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

　U19日本　０−０　U19カタール
PK　５−３

アジアユース選手権、 2004年10月3日（日）、TV朝日にて観戦。

アジアユース選手権、ワールドユースの予選である。１９９９年大会で何と世界大会準優勝したものの、 アジアではまだ優勝がない。是非とも優勝‥‥おっと、その前に、一つひとつ勝って欲しいですな。

で、このアジアユースですが、 グループリーグの生中継はありませんでした。突破して当然、ということか。でも、年代別の大会は、やってみないとわからないもんですが‥‥。

ともかく、内容はいいから、この試合は勝って欲しい！
カタールとは２０００年アジアカップの時に対戦して以来。 引き分けだったが、日本はグループリーグ突破を既に決めて、メンバーを変えて臨んだゲームだった。先制されて追いついたっけ。

さあ、カタールのキックオフ。右サイド深く放り込んでくる。日本のスローイン。
日本の弱点と見たのか、カタール得意のサイドなのか。２本続く。

ゴールキックをヒラヤマが競って、カレンが追う‥‥。３分。どうなるかと思ったが、落ち着いた序盤だ。

１１番への斜めのスルーパスを通された‥‥DFのミスだが、最後の選択が中途半端で助かった。これは左サイドからの攻撃だった。
日本の組織がちょっとぎくしゃくしている。５分。

録画中継で見たグループリーグとは、流石にカタールのレベルは違うね。 体格からして、違う。

正面のFKがぼんやりとGKニシカワまで。カタールもぼーっとしてたか。そして８分、またもカタールのFKだが、 低いボールをクリア。

クリアをヒラヤマ、ヘッドで左に落として、カレン、疾走が中途半端、切り替えしてシュート、リバウンドをヒラヤマ、 もう少し速く詰めていれば‥‥。９分。大きなチャンスだった。

カタールの攻撃、遅いパスなんだが、つい通ってしまう。 日本の中盤の寄せが遅いのか、ポジションが悪いのか。１２分。

速くて強いカタールだが、集中して守っていれば凌げる。攻めさせて、 でっかくクリア、ヒラヤマが競ってカレンが拾う、サポートにナカムラやヒョウドウ‥‥で、どうかな。１７分。

２０分過ぎて、 ぼちぼち日本のリズムになりつつある。中盤で奪って即座にラインの裏へ、奪ったボールは丁寧につないで欲しい。

高萩が中盤でルックアップ、その隙にボールに足が伸びる。そして、次の局面では高萩を蹴ったカタール１４番にイエロー。２４分。

カタールのFKをGKニシカワがキャッチ、相手に対抗心を燃やすがごときロングキックからチャンス、FKも取った。

１０番兵頭！　 低いボールはクリア。もったいない。しかし奪い返して、左カレンが中を見てクロス、右で競ったナカムラのファールかあ‥‥。

カタールは、クロスも含めてラストパスやシュートのコントロールが悪い。キック力はあるのだが、制御できないのか？

右CKはカタールだ。 競り合いで４番コバヤシにイエロー。高いボール、ミスキックか、クリアも滑って‥‥何とか切ったが、ピンチは続く。

カタール、中盤を越すグラウンダーのパス、ゴール前に落ち着いて１８番のシュート。相手の正面にこぼれたが、シュートをはずしてくれた。ふう。３２分。

ヒラヤマが左で落として、苔口のドリブルからCKだ。４０分。パンチングしたGKがどのまま飛び出して‥‥ううむ。

９番ワリードの反転シュート、GKニシカワが防ぐ。この反転、身体の使い方が上手いカタール。４３分。

タフな前半だった。 でも、もしかしたら、日本は前半は動きをセーブしながら、無失点に抑える策だったのでないかな。答えは４５分後に出る。

さあ後半、 序盤から攻め込むのかな。まずは攻め込む日本。
しかし押し戻すカタール、CKだ。ううむ。これはカット。１９番高柳のヘッドだった。

え、オフサイド‥‥！？　見事なパスワークから完全に崩すスルーパス、カレンが決めたと思ったんだが‥‥。あ、カレンは違う。 兵頭がいたけど‥‥プレーには関与してないぞ。３分。

そしてカタールの包囲網。カタールのCKだ。７分。正面でもたついたがクリア、 カレンのスピードでも振り切れない。止まって切り返そうとしても、相手の方が速い。

クリアを追った高萩が倒されて、FKのチャンス。 でもこれは日本のファールとなるべきだった。ここでその高萩に代えて中山‥‥ＦＫはＧＫの手中へ。１１分。

競り合って倒れた９番が担架へ。
大熊監督の声が通る。ヒラヤマのワントップ！　だそうだ。１４分。

ううむ‥‥クリア、零れ球、すべて拾われている。 １９分、カタールのＣＫだ。日本は足が止まって見える。
クリアからつないで‥‥ヒラヤマのラストパスは引っかかった‥‥。役割が違ったか。

しゃがみこむヒラヤマ、足を痛めたかな。いい形が出来かけた。大丈夫だ。

中盤でカットに入った１９番高柳を倒して６番にイエロー、 やっと危険なプレーにカードが出るようになった。
カレンが持ち込んでＣＫとなる。チャンス！　ファーに零れて‥‥カタールのスローインか‥‥。 またもいい形だった。
ゴールラインを切るかと思われたボールをヒョウドウが追い、泡食ったＤＦをかわしてクロス、最後はナカムラのミドルだったが、 前線に残っていた二人がオフサイド。ＧＫが倒れるが、何だろう。２５分。

しかしカタールの攻め。ＣＫはショート、クリアしてスローイン、 身体の使い方がうまいカタール。マーカーを背負っての練習をしっかりとやっているんだろうなあ。２９分。

３３分、森本が入りそうだ。 延長戦も視野に入れながらだが‥‥。あ、カタール１０番にイエローが出掛かった。

増島が蹴ろうとしたＦＫだが、カタール選手が倒れているようだ。
こういうマリーシアは、日本には入れられない。倒れた８番に、一度外へ出るように命じる。零れてつないで、 １９番高萩のミドル。いいキックだった。

カタールに交代、１３番が下がり、１８番が入る。３８分。遠い位置だがカタールのＦＫに入る。

１０番ワリードのドライブシュート、ＧＫが弾いて‥‥これはよかったが、カタールＣＫとなる。４１分。何とかクリア。

ここで日本は兵頭に代えて船谷が入る。森本は延長になれば入るだろうか。４２分。

カタールに淡白なプレーが目立ってきた。 個々の強さはあるが‥‥。
カレンのキープからのＦＫをサイドに流して‥‥ＣＫだったが‥‥。速攻のカタール、 右サイドへのパスはタッチラインを割る。淡白だ。
ゴールキックをニシカワが大きく蹴って、タイムアップ。延長だ。
どっちも動きが落ちるどころか、ほんんお少し休んだだけだが、回復しているようだ。

カタールのCKだ。いい攻撃を凌いだ末だったが。 これは‥‥逆サイドに高く舞い上がって、タッチラインへ。こういう淡白さが目立ってきたカタール。まだ２分。

そして日本にFKだ。船谷の左足か。低いボールを繋いで‥‥。ここで、森本が登場しそうだ。５分。誰に代える？　カレンか‥‥。
またも１０番が撃つ！　左に流れて撃ったシュートは、ニシカワが指先でカット。CKだ、ここで森本。待ちたかったが‥‥交代だ。 カタールは左からのクロス、味方に当たってゴールキックへ。７分。

FKの妨害か、１０番ワリードにイエロー。 中山のマークにたまらずファールをした直後だった。そして、前線へ、戻ってボールに寄ったヒラヤマがこれは明らかなオフサイド。１１分。

１８番の右から抜け出してのシュートはバーの上。ふう。
森本が中盤で足元に、ドリブルでよかったが、パスを選択。後半の開始直後だ。

そして１０番ワリード、持ちこたえて、シュート、しかしバーの上。粘り強いキープはまだまだ脅威だ。

ほぼ正面のFKをじっくりと置く１０番ワリード。またもドライブシュート、GKニシカワが阻む。ふう。インフロントで擦り上げるようなキックだった。

１１分、カタールも２人目の交代。倒れていた１１番に代えて２０番が入る。

ヘッドのクリアをヒラヤマが丁寧にサイドに繋いで、 森本へのスルーパス。惜しかったが、カタールの速攻も脅威。１３分、スローインは日本のチャンス。森本の初シュートだ。

インジュリータイム、１０番のミドル。バーの上。ペナルティシュートアウトになったら日本有利だと思うが‥‥。

よし、ペナルティシュートアウトを制して、世界への扉を開いた！

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