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サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！ |
 | 前橋育英 １−２ 岐阜工業2002年1月7日（月）、高校選手権準決勝国立競技場にて観戦。 | 
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鹿実の３位の表彰式が終わった。応援団の入れ替えで、バックスタンドは少々ばたばたしている。 ふと思ったが、（誰が読んでくれているかどうか分からない）この観戦記は、メモをとっていない時がいい展開なのだ。 いい展開の時には、つい見入ってしまって、メモを取る手が止まる。 だから‥‥何事も「行間を読む」ことが大切なのです。 |
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岐阜工のキックオフ。前評判の高いのは前橋育英なんだが。１４番須田の右クロスは逆サイド、ラインを割る。ちょっと守りが淡白な岐阜工。 岐阜工９番片桐のロングシュート。こいつか‥‥（ニヤリ）。前橋は８番里見かな、５番にプレスをかけて奪い、CKを取る。
前橋の背番号が見づらい。１３番かな、速くて高くて上手い。
岐阜工、先制！ 片桐だ。中央、ドリブルでDFをひきつけ、 その前を右サイドに横切るランニングでマークをずらし、パスを受けてシュート。二人で取った組織的な点だ。１３分。１３番相川のスライディングに頭から飛び込むＧＫ荻！ 確かに忙しい。岐阜工は中盤のチェックが少し甘い。１８分、前橋育英の攻め。 ２０分、１０番土屋の左へのドリブルから中へ、８番のミドルはバーの上！ 両軍とも、守備に少し甘さがある。 その分、共にシュートまで行くから、攻めあっていて面白いとも言える。 ２８分、前橋育英、左サイドからじわりと‥‥ 岐阜工ベンチは、サブの全員がアップを始める。微動だにしない前橋育英。 同点。やはりこの男、１３番相川だ。チェックの甘い中盤、 右からのシュートはブロックしたが、マークが集中しすぎて、こぼれた先の中央が空いた。一瞬速く走りこんでシュート、３３分。３本続けて岐阜工のCK‥‥惜しいチャンスは岐阜工に多い。 直後、前橋の攻め。岐阜工のＧＫ荻は忙しい。攻めが、
中央からＤＦラインの裏へのパス、単調だ。サイドから仕掛ける前橋にチャンスが増えそう。 １３番相川の突進にＧＫ荻が倒れる。相川にイエロー。２６分。もし、岐阜工が勝って決勝進出を決めたら、 ＭＯＭは荻だ。 やや岐阜工ペースだが‥‥中盤の守備がきちっとできれば、そこから攻撃のパターンが広がる。後半はどうなる？ 電光掲示板に「緊急告知」と出た。何事か、ニューイヤーユースかな、と思ったら、 キャンペーンソングを歌っている３人組のミニライブを、明日の決勝の時にやるんだそうだ。 いつかの日韓OB戦の時もそうだったな。純粋にサッカーで人を呼びたいし、 純粋にサッカーを楽しむために来た人にとっては、無意味かもしれない。あるいは、サッカーにあやかって、アピールしようという試みかな。 いい歌だったらいいんだが。 岐阜工、押していると思っていたら、あっという間に前橋の速攻を食らう。３人がかりでつぶしたが、 前橋１４番のキープ力は要注意だ。見ていて楽しい。一転して前橋の攻勢。 岐阜工の中盤の出足もよくなった。前橋はその中盤を省略して、
前線にロングパス。通ればチャンスはあるが、読まれている。 前橋育英、左からのロングスローをヘッド、ポスト右。こういう手もあったのか。ロングスローの名手も、 各チームに一人は必ずいるようになった。 14分、中盤のチェックが甘かった！ 前橋８番がフリーでドリブル、 スルーパスに突っ込んで‥‥GK荻のファインセーブ。 １９分、前橋４番のドリブル、シュートはバー直撃！ ここで交代。
１０番大谷に代えて２２番小谷。 ３０分。 前橋育英は９番岡本から１１番山本。岐阜工はダイナミックな攻め‥‥あ〜あ、もったいない。左から右へ、大きい展開だったのに‥‥。 久々のシュートは１０番片桐。岐阜工は左サイドから崩す戦法。前橋も、そうなった。１４番のアーリークロス。面白い。 あ、気がつくと、 もうロスタイム。いいシーンは、行間にある！ ロスタイム‥‥岐阜工、なんと勝ち越しゴール！正面、 １１番古田のミドルレンジからの、GKの頭上を越えるループシュートが決まる！なんということか、この勝利への執念と戦術眼！ この勢いが、明日の決勝をさらに面白くするはず。 |
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