パラグアイ対ユーゴスラビア～長屋の路地裏・サッカー勝手に観戦記～

サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

パラグアイ２－０ユーゴスラビア
2001年6月28日（木）、キリンカップ
国立競技場にて観戦。

９３年（だったっけ？）から国際Ａマッチの大会になった。それ以前、前身のジャパンカップの頃も面白かった。何せ、天皇杯優勝チームが出場出来たのだ。ヤマハ（現ジュビロ磐田）が日本代表と引き分けたり‥‥面白かった‥‥。
それがキリンカップとなり、日本代表と他２チームで総当たりとなった。日本代表の試合は中継もあるし観客も多い。でも、他の２チーム同士の対戦は、中継もないし地方での開催。もったいないなあ、と長年思っていた。世界の強豪同士の対戦なのに。
やっと今年は国立での実施となった。しかも、ユーゴ代表には、数日前に“ピクシー”の参加が発表！もしかしたら、私にとっては、生の現役ストイコビッチはこれが見納めかもしれない。一抹の淋しさは感じるが、楽しみ楽しみ。

SA席。前から４列目。近いな～。でもこの雰囲気とカードだったら、もう１０００円奮発してSSにしてもよかったかな。
パラグアイのキックオフで開始。ユーゴ１３番が２１番をふっ飛ばしてFK。迫力が直に伝わってくる。FKは左に流れる。そして、センターサークル付近で挟まれるピクシー‥‥ユーゴのFKだが、これも合わない。
バックパスにブーイング、リクエストを受け入れたかのようにドリブルで上がるチラ。ハーフライン辺りからユーゴゴール前へ。見せてくれる。6分。
引き気味。あまり攻めないユーゴ。ピクシーはトップ下に張り付き、サイドに出てこない。後半に向けて力をためとくのかな。
１１分、ユーゴ16番の張るシュート。でもその気が伝わってこない。そして14番がドリブルから簡単に取られる。ユーゴはコンディションが悪いのか。数日前に読んだ本「悪者見参」の内容が脳裏をよぎる。
ピクシーが右サイドへ出た！サイドチェンジから14番へそして8番へ‥‥そして中へ‥‥チラベルトがキャッチ。１３分。こうでなくっちゃ。
15分、初のＣＫをユーゴ。右から18番が蹴る。その辺りが新旧交代か。逆襲からパラグアイの猛攻が始まる。6番の中央でのヘッドはバーの上。
２０分、ユーゴは、詰まるとサイドに出す。持ち味だ。そしてシュートはチラベルトがパンチング。ＣＫだ。ピクシーが右足で‥‥これはチラベルトが両手でしっかりと掴む。
速い展開になる。２６分、押し込むパラグアイ、ユーゴはサイドから速攻を狙う。
29分、ユーゴゴール前の攻防、スゴイ！言葉にならない迫力。 GKが飛び出し、カバーに入った3番のカット、見事な攻防。
32分、縦パス。＊＊＊の＊＊＊パラグイアイにチャンス‥‥。負傷して倒れているDF６番がユーゴ陣地に残ってオフサイド。なんとなく釈然としないが‥‥。
パラグアイ3番のゴール！
GKのキャッチミスを拾って、すばやく押し込んだ。14番（だったか）との一瞬のコンビのまずさが出たか。その直前、ワンツーで左サイドに展開、直後に逆の右に振ってのパラグアイの攻撃だった。
ロスタイム３分。必死の防戦はユーゴ、中央を厚くしているのから、たまたまカット出来ているだけ。ユーゴは右FK‥‥チラベルトが難なく取り、ハーフタイム。
予想以上に観客が多い。ユーゴ側は満員。メンバー紹介で最も拍手が多かったのはピクシー。次が監督になったサビチェビッチ（あの、トヨタカップで素晴らしいプレーを見せてくれた！）。３番目が岡田主審だった。
後半、目の前に目を剥いたチラベルトがいる。
攻めてくるユーゴ。９番と１１番のダブルアタッカーだ‥‥あれ？そうか、ピクシーが下がったんだよね。ダブルアタッカーにして、ワールドカップ予選を戦う“今のユーゴ”で勝負するのか。少し残念。３分パラグアイにFK。深い位置から。チラベルトに期待‥‥出てこない。
17分、左右からクロスを放り込むだけのユーゴ。華麗さがない。執念だけだ。で、直後、８番が中央から左9番へ、ロビングを中へ‥‥誰もいない。溜息。でも強引な展開を一瞬に柔軟に切り替えて攻める、ユーゴらしさでもあるかな。 8番が引いた位置からサイドへいいパスを出す。
何となくユーゴ寄りに見ていたが、パラグアイのチーム力は、完成度が高い。組織的な攻守の切り替えの速さや意志の疎通が見事に取れている。
トップに大柄な選手を一人、両サイドは小柄でスピードのある＊＊＊＊＊＊＊（判読不能）、ドリブルとパスのタイミングが非常にいい。
２４分、ユーゴ９番のバイシクルがジャストミート、ポスト左へ。拍手。
ユーゴの攻守の切り替えの遅さ、特にDFから前線へが遅く、そこをパラグアイに突かれてピンチを招く。
観衆２１、２１３人。一万人も入いりゃいい方だと思っていたが‥‥。
パラグアイの交代。8番から19番に。場外放送が聞こえない。３１分、ユーゴはＣＫの連続がたびたびある。右側からは１８番が蹴る。目前である。
３２分。ユーゴはゴール正面でFK！ああ、ピクシー！１８番のキックは壁。あれ、パラグアイはまた交代？何人まで代われるんだろう。３６分６番に代えて４番アマリージャ。
パラグアイ、右サイドから速い攻め。ここでユーゴは８番を下げ１５番登場。磐田のジブコビッチだ。
その交代で集中が一瞬途切れたか‥‥パラグアイはCKから‥‥うまく外して、GKが飛び出すが届かず、
２点目が決まる。３９分。誰のゴールだろう？
GKのミスだな～。
９番の右アーリークロスから１１番がヘッド。ユーゴのイナットが後押しするがポスト右へ。立てつづけの攻勢だ。
反撃もここまでか‥‥いや、１８番のコーナーキックがまたも３本‥‥ロスタイムは‥‥？４分だ。
今度は１５番ジブコビッチ（ジュビロ磐田）がキッカー。左足でこするようなキック‥‥ミスクキックか‥‥９番が振って８番‥‥惜しい！
キラリとしたものは見えるユーゴ。でも燦然ではない。点滅だ。悔しい。
パラグアイは油断したか、中央からのFKをユーゴに渡してしまい、さあ反撃のドリブル‥‥ここでタイムアップ。

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