サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

清水エスパルス ３−１ エステグラル 2001年5月20日（日）、アジア・カップ・ウィナーズ選手権 ＮＨＫ ＢＳにて観戦

何てこったい！ 生中継かと思っていたら、録画かよ〜！ 気を取り直して、どうせ、もう、観るつもりでいたから、テレビの前に張り付いてやる。 この大会は、２年程前に、鹿島アントラーズが同じく３位入賞した時に見に行った。国立での開催だった。 そして、清水エスパルスは、先日もカップ選手権王者として、スーパーカップを戦っていたのだ‥‥。 アジア王者への道も、厳しいもんだなあ‥‥。そうすると、常に勝ち進むジュビロ磐田の底力も大したもんだと、そうも思えて来る。 そのジュビロ磐田と、９８−９９シーズンにアジアクラブ選手権決勝で戦ったのが、このエステグラル。歴史をひもとくと、 ９０年代の初めの頃にも、何度かアジアの頂点に立ってますね。 好ゲームを期待しましょう。

互いにパスをどんどん通して来る。２分、スルーパスに反応して‥‥斉藤が１５番を倒すが、フェア、ＣＫ。 ４分になってようやくアレックスに。 やはり清水は左サイドアレックス頼みかな。 両チームとも動きがいい。気温やコンディションは‥‥お、右サイドで横山が倒されＦＫ。チャンスだ。 アレックスの左足‥‥カット。 ７分、市川のクロスにバロン！ 立て続けにチャンスだが、エステグラルＧＫもうまい。 控えらしいが、イランはいいＧＫを輩出する。 え、リベロにザリンチェ？ あのザリンチェかな。１０分、やや押され気味だが、 決定的なピンチはない。 エステグラルの中盤のダイレクトパスが綺麗だ。が、三人め４人めの動きがまだないので、 清水も翻弄されていない。 １３分、澤登のシュート。左アレックスからのクロス、ヘッドで狙ったが右に。エステグラルが押し込んで来るので、 速攻のチャンスが清水に増えそうだ。エステグラルは、中盤を早くワンツーで繋いで、右サイドからクロス、というパターン。 古賀が決めた！ 清水先制！ １８分、 ＣＫからのこぼれ玉を広い速攻、三対三、右へ走ったバロンに中央から出て、 中でヘッドをすらそうとしたは誰だろう。そして外から、左から走り込んだ古賀！ 見事な、流れるような攻めだった。 これでエステグラルはがっくりとなるかも‥‥そうでもないな。１４番モハンマディのミドル。真田がパンチング。 またもＣＫだ。そういえば、アジアカップでも、イラン代表マハダビキアの目の覚めるようなロングシュートがあったっけ。 さて、清水の攻勢になる。２７分だ。両サイド‥‥左アレックス右市川からクロスを放り込む。バロンのヘッド‥‥お、 低いボールに突っ込むが‥‥。 エステグラルもオープン攻撃、右サイドから中央へ‥‥２７番かな、膝に当たり真田の手中へ。 ２９分。落ち着きたい。 いつの間にかまたエステグラルに主導権。中央左よりからＦＫを取られる。２２番が壁に潜り込む。お、 トリック失敗、清水が奪って速攻。３人の意志の疎通がうまく行かなかった。珍しい。 その速攻から‥‥右サイドバロンが流して横山‥‥これは失敗。 更にその速攻から、２２番バエリのゴール、 ３３分、左サイドを駆け上がって、ちらっと中を見て、 ズドンと決めた。 その後、少々スローな展開になるエステグラル。疲れたかな。動きが落ちたが、清水も無理はせずに、 それでも左サイドからＦＷ横山に出るが‥‥。 あれ、４１分だが、アレックスに代えて調子を上げているはずの平松が入る。 そのためでもなかろうが、エステグラルが前半最後の猛攻だ。バックパスからロング、それをカットされて攻め込まれる。プレーを切るか、 落ち着かせたい。 ２２番のロングシュート、ＧＫ。ここで落ち着いて‥‥落着かない。それでも伊東テルのシュートまで。 目まぐるしくエステグラルのＣＫ。更に速攻から平松のシュートがそれて、ハーフタイム。ふう。 後半。なんだかゆっくりした展開。 でもじわりと何時の間にかゴール前に来るエステグラル。奪って平松‥‥カット。でもゆっくり‥‥。 エステグラルは、 スピアヘッドに見えて、中盤に人数を置き、機を見て一気に４人程が前線に飛び出して来る。そこを清水は押さえないと、ピンチは続く。だた、 走る距離が長くなるので疲労は溜まるだろう。 ダブルアタッカーの、バロンには高いクロスを出し、横山にはスルーパス。 狙いがはっきりしているが、エステグラルにも分かってしまう。 ９分、斉藤にイエロー。ＦＫのピンチ。でも‥‥入らないのはもう分かっている。 ８番ナバジのいいキック‥‥わずかにポスト右。 １４分、エステグラルは右サイド‥‥清水の左をドリブルで突破、 見事な弧を描いたクロスは２０番の足にぴたりとあう。危ね〜危ね〜。 エステグラルは、マジティに代えてアクバルプールが入る。１７分。 いいリズムだが、途切れないかな。それにしても劣勢の清水。あと２点も取れるのかな。どこで流れが変るのかな。 エステグラルのＣＫ。 真田がこぼして、森岡かな、クリア。逆襲してもすぐに反撃される。２０分、アリが入ったらしい。右サイドをとことん突いて来る。 ここは相手の攻めのリズムを切りたいんだが‥‥。 ２６分、やっと右サイド市川からクロス。ＣＫだが‥‥ううむ。しかし波状攻撃ができる。 伊東テルのミドル、そしてカバーに戻る。 よし！ やっと決めた横山！ ３０分。左サイドから斜めのスルーパス、 逆サイドからスライディングして、右足を降りぬいた。見事。 右サイドを抜いた横山、ＧＫも越してバーに当たり、 ‥‥これはライン上でクリア。そしてバロン‥‥一転して清水の攻勢。そのバロンに代えて吉田が入る。 ３９分、動きが落ちたエステグラル。 澤登が右前線によく出る。動きが落ちたが‥‥右からの苦し紛れのクロスに、ヘッドで競り勝ってしまう。ＤＦラインとほぼ平行のクロスの醍醐味だ。 しかしここへ来てピンチ。ＤＦの背後や、サイドからのクロスに圧倒される。 トップの位置でキープしたいが‥‥テルがＣＫを取る。 もう４６分。ロスタイムは４分。そのままサイドでキープ、澤登がファールを誘う。ここもキープだ。 スローインからロングボールを放り込むエステグラル。 真田が前に出てキャッチ、そのまま右サイド市川が落ち着いてニアにクロス、 走り込んだ横山が合わせてゴール！ １分後にタイムアップ。Ｊリーグを置いて遠路をやってきた甲斐があったかな。 気温３３度の炎天下だったそうだ。そこで運動量をコントロールできたのも、さすがだ。

観戦記目次

このページの最初

全ての観戦記

ワールドカップ２００２！

関連リンク集