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さあ、サッカーを語りましょう!

スペイン 1−0 日本

2001年3月46日(木)、国際親善試合
NHK BSにて観戦。

アジア王者が粉砕されたフランス戦では、両アウトサイドが攻撃的な選手だったため、 守勢になった時にボランチの二人がDFラインに入ったせいで、 中盤でフランスをフリーにしてしまいました。
今回も劣勢が予想されます。 両アウトサイドを守備的な選手(服部など)にし、5−3−2の形でスペインのサイド攻撃に対処し、 ボランチ(稲本と名波かな?)は中盤で踏ん張ってもらいましょう。
攻撃陣では、中山の復帰はもとより、 高原と鈴木のパワーとスピードに溢れる活躍も見たいですね。

国歌吹奏‥‥? 聞こえない。キックオフも少し遅れるかな? スペインも、 トヨタカップで来日したお馴染みの名前をあり、蓋を開けてみればベストメンバーだ。
日本は‥‥ウエムラが初出場かな。DFには当たりの強い選手を持ってきた。よく分かる布陣だ。ニホンのキックオフ。そうか、トダを使う予定だったのか。 でも失いかけていたポジションを取り返す、イナモトにはチャンス!

おお、9番サルバがウエムラを躱そうとして‥‥FK。グアルディオラかな? 4番のキック。ふと虚を衝かれた。

GKからナナミ‥‥イトウテルへ‥‥滑った。さっきのウエムラも?

4分。負けてない。 スペインがドリブルからサイドチェンジ、そしてゴール前へのロビング‥‥ラインは整っているし、ちゃんと跳ね返している。
スペインも‥‥日本DFが持つと三人でプレスをかけて来る。

お、タカハラが右サイドに出た‥‥ファールか。7分まで、殆ど劣勢だが、 ここをしのげばチャンスはある。

ナカタが中央ドリブル‥‥左にタカハラ‥‥リターンをカットされて、逆襲。攻めきって欲しい。 シュートで終って欲しい。

おっ、10分に日本の攻勢。イナモトの初シュート。起点はタカハラのキープ、ナナミがドリブルで進み、左の服部へ。 クロスを拾って繋いでシュートだった。

左サイドから波戸の前でクロス、走り込んだラウル! 一瞬のスピードが怖い。

14分、ナカタが倒れて、 左FK。ナナミ‥‥ニアにイナモト、中央に‥‥わすかに合わずにカニサレスが抱え込む。惜しい。フランス戦より、いいぞ。

おお11番ムニティスの左足! CKだ。小柄だが巧くて、早い。今は右サイドに出る。18分、右サイドを波戸が挑み、倒されてFK。壁に阻まれる。 まずしっかりと守備を固めるという意識は、日本は強い。

そして機を見て左服部と右波戸が攻め上がれば‥‥
おお、21分、ラウルのミドル。 枠をそれるが、ここはボランチがしっかりコースを切りたい。

右からクロス、サルバ! エルゲラか。二対二の競り合いに勝ったヘディングは、 川口がパンチング。CKから逆襲‥‥も奪われる。25分。

攻めながらリズムを取り戻すのが、スペインは巧い。 ラウルが右足ボレー。枠に近づいて来た。全員の攻守の意志統一が、残念ながら、日本は少し劣っている。
でも、9番サルバの強烈なシュート! ラウルのループはヨシカツ! スペインのシュートが下手で助かっている所もあるが‥‥。

サイドを深く深〜く抉られる。 36分。
久々‥‥服部と中田から‥‥守られるなあ。ここまで日本が守っていると、次は得点が欲しくなる。38分。スペインが焦れて来たか‥‥。 ラテン系はこうなると集中を切らす傾向がある。

お、高原が左サイドで持って、スローイン‥‥奪われて、奪って、稲本のミドル、これは、よかった。 圧倒はしてないし、危機感は強いが、うまく守り切っているぞ。あと3分。

45分! 中盤で奪われてミドル、川口が飛びつくが、 ちゃんと突っ込んで来るラウル?一番やってはいけないミスだった。オフサイドかな、FKが舞い上がった所でハーフタイム。

さあ、後半。 四人を代えて攻勢に来たスペイン。日本は組織を崩したくないので、そのまま。開始10分は、前半と同様にスペインの猛攻だ。

ああ、 右ワンツー‥‥稲本へのリターンパスは、タッチを割る。起点に中田、中央に名波‥‥伊東‥‥囲まれる。その後の攻めが速いスペイン‥‥。6分。

ホセマリの右からのヘッドは川口。やはりシュートは巧くない。もちろん、川口の好セーブもあるんだが。

中央で3DFが待ち受けて、 ホセマリ‥‥サルバが飛び込んで来る。ちゃんと見てたか? CKだ。ピンチが続く。

10分、このリズムを崩したくないが、攻め手もない。 交代は悩む所だろうが、静かなトルシエ。トルシエが静かな時は、うまく行っている時だ。

波戸が中に切り込んでシュート。いいね。 GKカニサレスがキャッチ。日本は後半初シュートか。

16分、ゆっくりと包囲して来たスペイン。このリズムは初めてだ。 緩急の変化のつけ方はさすがだ。

お、波戸が右を駆け上がり、伊東のボレー、CK。ああ、逆襲を‥‥服部がカット。見事。

20分を過ぎて‥‥切れないけど、少し焦って、真面目に取り組んで来たかな、スペインは。

スペインはまた交代。プジョルが入る。DF‥‥? 攻めはこのままでいい、ということか。

日本もなあ‥‥守備はいいとしても、攻撃は‥‥高原を代え辛いところか。

服部がムニティスを倒してイエロー。 そのFKから‥‥バルハのヘッドはバーの上。

スペインは、ラウルを下げたのは失敗だろう。単純な放り込みだけになった。確かに高さは驚異だが、 どこからでも飛んで来るシュートがなくなった。
バラハのミドルも枠の遥か外。

31分、スペインは更に二人を交代。GKも? カシジャスだ。 グアルディオラも下がる。

勝ちに来た、というより、全員を実戦で使おうという策だろう。ちょっと奢って言えば、 仮に引き分けたりした時に言い訳にしようと、現役より少し太ったカマーチョは考えているのでは?

さて、誰か出て来るかな? 33分。 高原の果敢な突進、カシジャスが落ち着いてカット。名波に代えて明神。微妙なバランスだったが‥‥。

CKだ。チャンスだ。 先程中田が足を押さえていたが、そのため、ミスキックかな? 少ないチャンスを確実に決めたい。今後の課題だ。

お、西沢の投入だ。高原に代える。 この時間帯で、ゲームに入って行けるか。39分。

スペインの包囲網。3番のミドルはまたも宇宙開発。ムニティスを倒してFK、中田浩二にイエロー。 左からフリーで、パコのヘッド、これも‥‥さて、ここでヒデから奥に交代。前線でためを作りたい。

「切れ、一回!」と声。上村に代えて中沢。 時間がないが‥‥。ミドルをクリア、コーナーにはしない。セルジのスローインから、GKだ。
え、ロスタイムが5分? でもこの緊迫感はもっと味わいたい。

うわ〜バラハ‥‥

パワープレーを跳ね返し、中田浩二のパスをカット、 ムニティスにそのままスルーパスを出された! 悔しいこの時間帯の失点! 悔しいミス!

ここで鈴木が入る。遅い交代だ。どういう意図か。 あ〜あ、ちょっと悔しい一戦。さて、仕事だ!

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