目次へ サッカー酔いどれ観戦記
さあ、サッカーを語りましょう!

横浜F・マリノス

5−3

大宮アルディージャ
2015年8月1日(土)、 第39回日本クラブユース選手権、 三ツ沢陸上競技場にて観戦。
Microsoft Complete for Surface Pro

例年なら準決勝を観戦するのだが、日程の都合上、今回は初の決勝戦だ。
マリノスユースが勝ち上がることが多い気もするが、地元ニッパツ三ツ沢でプレーするからかな。 しかし準々決勝までは地方だし、これは若手の育成が順調だと言える‥‥いや、でもトップ昇格する選手の数は‥‥思いは尽きぬまま、キックオフへ。

アップ中、大宮の3番ビブス(背番号ではない)がヘディングしたボールが、ワンバウンドしスタンドへ。威力は大したことはなかろうが、観客の女性の頭部に命中。で、それっきり。たった10メートルほどだぞ、走り寄って一言謝ればいいことだろうに。

大宮のキックオフ。一旦下げて、Fマリノスのプレス、逆に大きく裏を狙う。

どっちもエンジン全開、ショートパスをリズムよく繋いで、しかもピッチを大きく使う。この暑さ、最後まで持つとは思えんが‥‥。

Fマリノスのポジションのずれか味方同士の距離の取り方か、パスワークを駆使して大宮が攻め込む。

しかし先制はFマリノス!

左サイド7番エンドウのカットからサイドに抜け出して中へ丁寧なクロス。これを12番アベがインサイドでこれまた丁寧に押し込んだ。7分。

だがしかし!
すかさず追いつく大宮。9分! 中央の密集をパスで抜けて、

8番フジムラが一対一を冷静に決めた。

こっちも左サイドからだった。同点。

大宮のパスワークの早さに、Fマリノスは少し出遅れている。Fマリノスの攻めは7番エンドウのドリブルだが、周囲のサポートが少ない。15分。

左サイド、11番ナカスギを倒して16番にイエロー。フリーキックのチャンスだ。7番エンドウのキックは‥‥ミスかな? 17分。

Fマリノス、11番ナカスギのゴール!

中央でカットして左サイド、裏へのパス、ドリブルで巧くマークをはずし、撃った。23分。見事。 ここで給水タイム。

マリノス9番ワタナベへのファール、フリーキックを素早く繋いで左(!)の11番へ。コーナーキックを左右と取る。
マリノスはセットプレーがよくないなあ。27分。

インジュリータイムは1分。大宮は左コーナーキックだが‥‥。 ゴールキックとなり大きく蹴って、ハーフタイム。

キックオフ早々から両軍ともにエンジン全開だったが、徐々に落ち着いて‥‥押し気味の大宮だったが、横浜のゴールキーパーの前にチャンスを活かせず。逆に、横浜は左サイドからの速攻を、7番と11番がゴールに繋げた。たぶん、ボール保持率の高いのは大宮だろうが、内容・展開としてはマリノスのサッカーだ。

後半。マリノスのキックオフ。
前半の終わり頃から少し風が出てきた。どちらも交代はないのか。

割とマリノスのリズム。前半の大宮みたいなサッカーを始めた。中央をドリブルしマークを集めて裏へのパスを狙う。

しかし中央から大宮が強引にミドル、クロスバーの上。8番かな。4分。

そしてマリノスはやはり左だ。持ち込んで持ち替えて撃つ、クロスバーの上。11番か7番か。

マリノス、3点め!

左サイドから強引にも見えたが、持ち込んでドリブルシュート炸裂。9番ワタナベだ。6分。

しかしすかさず‥‥大宮はセットプレーだ。
左からのコーナーキックを、中央で合わせた!

3番アサヅマの叩きつけるヘディングシュート。

これで3−2になる。
コーナーキックからディフェンダーのヘッドが決まる場面は、昔マリノスの方にあったなあ。

そして同点ゴールが決まる!
ライン裏へのパス、ゴールキーパーが飛び出す、頭上を越す軌跡を描いたボールが、ネットに‥‥。

8番フジヌマのゴールだ。

11分。これでもう分からなくなった。

今度は大宮に余裕が出てきた。Fマリノスは落ち着けるかな。 2点めのスコアラー9番ワタナベに代えて10番、エースナンバーのワダ。14分。

奪ったら縦に速く! というハリルホジッチ流を意識し始めた日本サッカー。この試合も、特に後半の大宮は顕著だ。

攻めっぱなし、大宮のペース。Fマリノスは26番ヒラサワから2番バンナイに代えて流れを引き戻せるか。19分。でも、2番はディフェンダー登録なんだが。

横浜10番のミドルシュート、パンチングからコーナーキック。工夫がない。横浜はセットプレーが決まる気配がない。 25分。

24番のクロス、中央でヘディング、強烈なヘディングシュートだったが、クロスバーの上。セットプレーより、マークのつく流れの中からの方が決まりそうだ。

26分、給水タイム。ここで大宮は10番クロカワから9番へ交代。

やはり左サイド、

7番の速いクロスを2番がダイレクト!

35分。2番‥‥ディフェンダーがよく上がっていたもんだ。

そして、 6番から25番カワラダへ、横浜の交代。 36分。

自陣からのクリア、いや裏へのロングパス。左サイドを駆け抜け、左足を一閃! 10番のドリブルシュートが決まった。

ゴールを決めた後、そのまま応援席へ向かって走り、喜びを分かち合う、印象的な場面だった。 37分、5−3になり、これは決まったかな?

大宮は14番ハセガワに代え6番投入。44分。 そして、大宮のフリーキックのチャンス。疲労からかタックルが遅れて、ファールも増える。

後4分。速攻からファールを受け、マリノスのフリーキック、軸足が滑ったか、ミスキック。攻める大宮。

マリノス13番イタクラが冷静にカット、冷静にフィード。まるで井原さん。そしてタイムアップ。

倒れ伏す大宮の選手たち。あんだけ走ればなあ。競技規則にあった「試合終了後の挨拶は両選手の握手をもって終了とする」とは、いい文言だな。

おめでとう、Fマリノス・ユース。そういえば、今年は、なのか、決勝だから、なのか、ガリガリ君がもらえなかったなあ‥‥。

このページの最初へ サッカー川柳 観戦記目次 日本代表選手一覧