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さあ、サッカーを語りましょう!

日本 7−0 ベトナム

アテネオリンピック予選(女子)、2004年4月18日(日)、駒沢競技場にて観戦。

これまで、少なくとも去年の5月までは全く関心を持つことのなかった女子代表の応援です。 何故関心がなかったかというと‥‥既に人生の折り返しを過ぎようとする年齢のわが身とはいえ、 まだまだボールを蹴って走って‥‥それほどは衰えてはいないぞ、という見栄のせい(笑)。
自分がまだ走れるぞというプライドがあるから、完全に傍観者になる女子サッカーには一顧だにしなかった。 男子チームは、プレーヤーとしての自分の延長線上にあるから、そういう見方をするんですな。
しかし、このオリンピック予選の抽選では、アイドルグループを招くことで世間の注視を得ようなどと、姑息である。 女子サッカーに対する注目ではなく、アイドルに対する興味や関心からマスコミが騒ぐのみである。 と考えて、さてそこで我が身を省みると、自身も女子サッカーに無関心だったと気づきました。 自分の憤りに責任を果たすため、今日の駒沢となりました。頑張れ、ニッポン!

日本の先制ゴール!
早くも先制、前半2分。
絶好のチャンスだったが‥‥
後半20分、これは決めなきゃ‥‥。

ベトナムのキックオフ。短いパスに日本のプレス。右サイドで奪って中へ。クロスに詰めて‥‥ハンドリングだ。そのまま攻め込んで日本のCKとなり‥‥。

早くも日本が先制!

左CKをニアでスラして、ゴールエリアの角で待ち受けた8番が押し込んだ。2分。

早くも日本のワンサイドゲームになる。順光になる工ンドを取った、前半から積極的に攻める、狙い通りの日本。

ベトナム左21番のFKは日本GKまでふわり。あまり動かないベトナム。よく走る日本。この暑さ‥‥日本は暑さに足が止まる時間が早く来るかも‥‥。

11番オオタニの追加点!

右スローインから中央で待ち構えた11番オオタニが叩き込んだ。7分。

右サイド5番が倒されてFKとなる。これは壁を直撃。日本の方が体格がいいせいか、故意でも悪質でもないが、 ぶつかり合いがファールを取られることが多い。
更に、ベトナムのミスから奪う機会が多い。が、ベトナムもすぐにタックルに来るので、 早めのパスを心掛けたい。日本攻勢の14分。

5番へのパスをベトナム21番がカットしてCKを取る。ショートをつないでクロス、 へッドで落としてミドル。これはベトナムGKが防ぐ。

18分まで。日本は2点を取ったが、その後はベトナムのGKの好守に何本も阻止されている。 きちんと攻め切りたいものだ。
ベトナムはFKから7番の初シュート、フォームが崩れ、やや力なくGKが余裕を持ってキャッチ。21分。
そして日本の7番が左サイドから切り返して、右足のクロス。中央は‥‥合わない。

8番のミドルをベトナムGKが横っ飛びにセービング、CKだが、ベトナムのペースと言ってもいいな。勢いは今はベトナムだ。 特にGKがファインセーブ連発なので、調子に乗ってしまう。

押し込んでいるが、取れない。26分、シュートも撃てなくなりつつある日本。2点リードの油断、気の緩みかな。

たまには攻め込まれた方がピリッとするんじゃないかな。

右CKから、零れ球を正面6番のミドルはバーの上。30分。前半のうちにもう一点は欲しいなあ。

右CKを珍しく7番が放り込む。中でもつれて‥‥9番が押し込んだ‥‥あ、オフサイドかな。34分。

21番のタックリ、サカイが倒れたところに体当たりして、ファール。日本のFKだが、大丈夫かな。一人がまたぐフェイント、左足でゴール前へ‥‥。 ぎりぎりで合わない。
取り敢えずは、2−0を守り切ることを優先して考えればいいと思う。無理して攻め込まずに、体力を保持するのも戦い方だ。 余裕を持ってボールを支配していれば、いずれはチャンスが訪れる。

右からのクロスに10番のジャンプボレーはGK正面。そして‥‥。

8番のヘッド!

右CKを7番がふわりと中へ。合わせた8番のヘッドは、これもふわりとGKの頭上を越えてゴールイン。

FK、CKと猛攻の日本、押し気味の展開だが、逆サイドなので遠くて見辛い。43分。

中でため、 右5番に出してハーフタイム。3点めがよかった。その後、内容が締まって来た。

後半は日本のキックオフ、6番サカイに代えて16番コバヤシが、 9番アラ力ワに代えて19番マルヤマがそれぞれ入る。

左アーリークロスに19番が飛び込み、ベトナムGKのファインセーブ。

7分、前半の流れのまま、ある程度は多様な攻めを見せながら、ベトナムGKの美技に阻まれている。

12分、 正面からのFKを直接狙うが‥‥2本続けてGK正面。ちょっと無策だな。

11番オオタニのゴール!

16番コバヤシの中央から左への粘り強いキープから中へ、合わせた11番オオタニが押し込んだ。14分。

そして‥‥

19番マルヤマ!

右サイドをドリブルで切り裂きシュート、見事に決まった。

ベトナム10番のミドル、DFのクリアミスを拾ってのもの。バーの上、ベトナムは二本めのシュートかな。16分。日本10番がGKと一対一、 頭上を抜こうとしてポスト。詰めた‥‥誰かな、シュートを撃つもバーの上。こういうのを決めなくっちゃ。20分。

日本のCKだが、べトナムに選手交替。7番に代わり6番が入る。この交替は‥‥クリア。日本はショートを多用し、べトナムはファールで止めて、 2枚めのイエロー。FKに、ゴール前に飛び込む8番かな、GKに飛び蹴りの格好になる。カードが出てもおかしくなかった。26分。

日本は13番のファール‥‥ベトナムに比べて体格がいいので、競り合うとどうしてもこうなる。そしてベトナムのFKを2番が、合わせる5番だが、 ラインを割る。

ふと電光掲示板を見ると、6513人。メインスタンドとバックスタンドはまあまあ埋まっている。

19番の右サイドからのドリブルシュートはポストを叩く。やれやれ。

べトナムの選手交替。12番が入り17番に代る。35分。 35分、CKから中へ放り込んで‥‥オフサイドか? 日本は5番に代えて15番が入る。

7番ヤマモトのゴール!

右サイドから崩し、戻してクロス。待ち構えて、正面のGKを睨み据えて、ネットに突き刺した。見事。

抽選会に来たアイドルは、応援には来ないようだ。来ていたら、ハーフタイムに何かショーがあったはずだから。 自分たちが主役として目立たない場所には来ないのだろう。

7番のキラーパス。 流石に左サイドで機を窺っていた11番も走らない、走れない。場内からも失笑。43分。

気温の高さや、 点差もあったから無理もないが、気の緩んだ時間もあったようだ。しかしそんな時に効果的なゴールがあってよかった。この勝利は計算の内、一歩一歩、 着実に勝って行って欲しい。
そして、当面のライバルとして、北朝鮮を想定しているが、何が起こるか分からないのが世界大会の予選。 意外に北朝鮮が敗退することもありうる。あまり頭の中を固定しない方がいい。

インジュリータイム2分の表示、ここで

サワ、止めの一撃!

ペナルティエリア右隅に出たパスを10番サワが蹴り上げる。宇宙開発かと場内の溜息が歓声に変わる。 GKの頭上を高く越えて、ネットに。
ベトナムも決して勝負は捨てずに、でもタイムアップ。
さあ、来週はどの試合を見に行くとしようか‥‥。

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