目次へ サッカー勝手に観戦記
さあ、サッカーを語りましょう！

日本　３−０　ニュージーランド

コンフェデレーションズカップ、2003年6月18日（水）、TBSにて観戦。

オセアニア地区に属する、どちらかというとラグビーのほうが有名でしょうか。
サッカーではオーストラリアが立ちはだかり、 なかなか国際舞台ではお目にかかる機会はありません。でも、日本よりも早く、１９８２年にワールドカップ・スペイン大会に出場しています。
日本との対戦成績は‥‥ここ二試合はオリンピックを目指すチーム同士の対戦で、日本の二戦二勝ですが、 まだアマチュア時代に対戦（オリンピックも年齢制限なしの頃ですから、実質フル代表戦と言っていいでしょう）し、 ホームで惨敗。夜間照明対策に、目の下に墨を塗り戦士の装飾の如く見えたのが印象に残ってます。今日は完勝と行きたいですな。

日本のキックオフ。青ずくめの日本、白ずくめのニュージーランド。右に展開し、高原がドリブルで強引に中央突破、シュートは外れたが、いいね。
パラグアイ戦とほぼ同じメンバー。勝っているメンバーはいじるな、ということか。 スタンドにはトルシエもいる模様。あてつけ‥‥ではないよね（笑）。

３分、最終ラインでゆっくり回すニュージーランド‥‥縦パスをカットして、 日本も落ち着いて回す。
中央の縦パスを俊介がキープして右の山田へ‥‥これはアウト。５分。

右からのクロス、１１番にあわない‥‥でも、 何故かアレックスにイエロー。ちょっとややっこしいファール。FKで再開し‥‥カットして繋ぐニュージーランドだが、１６番のトラップミス、スローイン。 どっちもコンビが不安定かな。

中田が右サイド、斜めのパスを高原、はたいて大久保‥‥これは阻まれる。７分。

１６番がサイドを突破し、アレックスが割って入りCK。楢崎がパンチング。日本の守備も落ち着いている。が、 １６番のウィングの動きにアレックスがマーク役になると、攻め手が減ることになる。

シュンスケ、先制！

１１分。右から切り崩して、高原が右サイドへ、（誰からかな？）折り返しを受け損ねた高原の外、間に合った中村がGKの位置を見ながら流し込んだ。 お、リプレーを見ると、ちゃんと大久保が逆サイドに詰めている。

これで日本も勢いに乗って‥‥というわけでもない。 ニュージーランドも慌てて猛攻‥‥にも来ない。
暑そうに見えるのは、この時期のフランス、４年前のワールドカップの記憶からの錯覚かな。

中田から最前線の大久保へ！　トラップが１４番に引っかかって‥‥ファールとなる。ヒデのパスにこれほど合う選手は久しぶりに見る。

２０分、ヒデのドリブルからサイドへ、稲本のミドル、こぼれて高原のミドル、これもブロックされたが、CKだ。ヒデのドリブルが効果的だ。 相手のマークを引きつれ、それでも正確なパス、バックパスもあるが、ダイレクトで前へ出す。

そしてシュンスケのCK、高原が競り勝つが‥‥惜しい！　 平均身長の差はありそうだが、ヘッドの競り合いにも負けない日本。パワープレーで来なければ怖い相手でもない。２２分。

DFの宮本と坪井、そしてその前の遠藤と稲本、このバランスがいい。２９分。この４人が守備に専念、攻撃は前の４人、 となるとサイドの山田とアレックスが攻撃に絡めば厚くなる。

ニュージーランドが大きく早い展開で攻勢に出る。逆襲、 大久保の右サイドの突破から高原が‥‥GKが何とかクリア。３１分。

日本のパスワークから中央シュンスケ、倒されてFKだ。３３分。絶好の位置。 遠藤かな。壁に当たり、オフサイドか。

中盤でカットしたイナにイエロー。日本に２枚目か‥‥。ちょっと厳しいな。３７分。

大久保のシュート。鋭い切り替えしで２番を振り切り、早い反転のシュート、決めて欲しい。予感はある。４０分。

４２分、アレックスの攻撃参加、アーリークロスは高原の頭上‥‥惜しい。決めたかった。このままかな？　前半はこのままでもいいよね‥‥。

山田がスローインをもったいつけて（笑）投げ、前半終了。
ハーフタイムにはピクシーがメッセージをくれる。トルシエも見守っている。 何だかニュージーランドに申し訳ないような気分だ。さて、後半。

立ち上がり、攻勢のニュージーランド。遠藤のチャージが８番を倒してファール。 浅いボールを７番、宮本がブロックし、自由にヘディングさせない。落ち着きたい序盤。

大久保の粘っこいそして鋭い切り替えしのキープからCKとなる。 逆襲から‥‥１６番を倒してFKだ。６分。FKはナラの正面。

そして、７分過ぎから、じれたかのようにニュージーランドは空中戦が増える。 特に７番のヘッドは、威力よりもコントロールがいい。

早く大きなパス交換から、サイドの山田、これは切れる。１６分。基本、 チップチップアザーサイドだ。

ニュージーランドの攻勢も落ちたか、盛り返す日本に押され気味かな。

ヒデ、ゴール！

文句なし。左サイド、相手のタックルをかわすトラップ、そのままドリブルして‥‥ホイッスルが聞こえたが、 これは違う、ミドルシュートがネットに突き刺さる！　見事！　２０分。

そして高原の強烈はシュート、 ＧＫが必死のパンチングからＣＫだが、何とかクリア。遠藤が拾って‥‥敵にパス（笑）。２３分。

８番に代えて２１番を入れるニュージーランド。 ２５分。高原を倒した２番にイエロー、２７分。ニュージーランドはもう一人交代かな。

山田、 ２本目のサイドからのクロスに、ファーで合わせた‥‥

シュンスケのヘッドが決まる！

高原がニアに、 恐らく大久保が引いてマークをずらしたんだろうね。

ニュージーランドの攻勢。２番のサイド攻撃をアレックスがきちんと抑える。３３分。 パワープレー、ヘッドで落として繋ぐパターンだが、実際には単純で、読み易い。あれ、アレックスが倒れる。

４０分。散発的だが、 冷やりとするニュージーランドの攻め。
点差からすると余裕を持って、と言っていいでしょう、凌ぎ切って、久々の快勝でした。 相手があってこそサッカーです。これまでは強豪との苦戦が続いていたが、失礼ながら今日のニュージーランドは少々レベルが下だった。 強敵との苦戦や惜敗もいいんだが、負け癖がつくのは嫌だ。たまには勝ちたい。これでいいイメージを持って フランス戦に臨める。そのフランスはコロンビアとの初戦。どうなるか‥‥。

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