サッカー勝手に観戦記 さあ、サッカーを語りましょう！

前橋育英５−２初芝橋本 2000年1月3日（日）、高校選手権３回戦 駒沢競技場にて観戦

今日、このスタジアムでの二試合め。一試合めは‥‥こんな感じでした。 さて‥‥前半１０分で勝負は決まりました。個々の技術とかチーム戦術などという前に、あらゆる面で前橋育英がリード、一方的な展開、 ちょっと特徴のないゲームでした。 更にチーム力を上げた２年後の前橋育英だったが、優勝には至らなかった。

前橋、キックオフからロングシュートを放つ。大きな展開からねじこむ。パワーで押し込まれる初芝。ここをしのげるか。 １０分まで、 完全に前橋のペース。初芝は動きが悪い。攻めさせて相手の疲労を待つ作戦がこの年代で使えるのだろうか。 このままでは力負けして大差で負ける可能性もある。 １３分、やっと初芝の攻め。右FKを８番。いいクロスだが、逆サイドに誰もいない。 前橋のボランチ１１番の中盤のチェックがいい。 前橋FKから先制！１６分。 中央やや右よりの位置、一人がフェイントをかけ、１０番が丁寧にインフロント気味に決めた。 ２５分、初芝は交代でリズムを変えられるか‥‥。 ギリギリで守っている。時折逆襲を許す前橋だが、恐くないだろうな。 初芝は動き出しが遅い。手稲に繋ごうとする意識が高すぎるのか。 少々迫力に欠ける前半が終了。 初芝は８番のキックの精度の高さなど、個々の能力が組織に生かされていない。 前橋育英も攻めながらもFKからの１点だけとは、情けない。 後半。 初芝のキックオフだが、大きく繋ごうとしても不正確。 思い切ってコンパクトな組織にしてはどうだろう。 サイドを前橋が再三割って攻め込む。左右のCKを続けて取られる。 その右CK、中央に飛び込んでGKに競り勝ち、前橋追加点！ 見事なヘディング、ネットにボールが突き刺さる。誰だろう？ 遂にアナウンスはなかった‥‥。その後も前橋のCK‥‥またCK‥‥。猛攻の前に初芝は為すすべがない。 １１分、 前橋１４番のFKが決まる！ １点目と同じような位置から。壁の間を破る見事なコントロール。 更に１４分、前橋１３番のゴール。 左サイド、長いドリブルに守備陣が切り裂かれ､ 中央につめていた１３番が押し込んだ。 何とか中盤で回していた初芝だが、３５分、 またも１３番。 ９番がサイドをドリブル突破、中央と逆サイドにつめられて、GKともつれたところを１３番が押し込んだ。 これまでかと思ったが、 ３９分、初芝橋本１０番が反撃のゴール！ 左サイドから崩して中で合わせた。 柔軟なテクニックが初めて生きた。 そして更にPK！ 持ち込んだ７番が倒され、 ２番がきちっと決める。 ５点も取られた後にこうなる、勝負とは分からないものだ。これがサッカーだ。 初芝橋本、 いいところなく完敗‥‥と書こうと思っていたが‥‥最後の最後に見せてくれた。 が、厳しく言えば、 勝負がほぼ決まった前橋に油断があったからなのだが‥‥ 初芝橋本は、足腰をもっと鍛えなければいけないなあ。それとも連戦の疲れか‥‥

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