キックオフに先立って、横浜ＦＣの辻野代表、奥寺ＧＭ、リトバルスキー監督、後藤主将の、それぞれ挨拶。
そして‥‥結成式のような一幕。
そりゃ無理もないが、今日はジャトコは敵役となるのかな。
そしてメンバー紹介。旧フリューゲルスの渡辺一平、
そしてリティーの紹介に一番大きく拍手が沸く。
ゴール裏は青い旗‥‥フリューゲルスのものかと思ったら、全て横浜ＦＣ。
やはり、横浜ＦＣは新しいチームなのだ‥‥
しかし！ 光るグラウンドに飛び散るイレブン、ユニフォームを来た選手たちを遠目に見ると、
その白・青・白の姿はまさにフリューゲルスそのものだった。１３時をやや過ぎてのキックオフはホームの横浜ＦＣ。
右サイドから押し込み、序盤戦で優位に立とうという意図だ。
そして左サイド、後藤から藪田へ、しかしファールから今度はジャトコが攻める。
ピンチにスタンドからは「フリエ！」の大合唱だ。ＤＦ渡辺が中央でカットしてすぐ前線へ。ＤＦというよりボランチ気味である。
そして縦へ抜けて‥‥ビッグチャンスだったが、辛うじてＣＫ。
３分、横浜ＦＣ先制！ 小野のＣＫから有馬が反らせて‥‥
遠藤のヘッドが左隅に決まり、ゴール！
大歓声のスタンド。
やはり個々の能力に差があるのか。このままでは横浜ＦＣ大勝かと思ったが‥‥。
事実、この時間帯に追加点が取れていればそうなったかもしれない。
中盤で盾となる渡辺のパスカットがそのまま前線へ繋がれ、
幾度となく決定的なシーンに繋がるが‥‥。
ジャトコは三人でＤＦラインを作り‥‥スイーパーを置くようだ。サイドを簡単に破られ、
中央で何とか守っている。重田と真中が必死にカットする。
１５分、猛攻をカットしたジャトコ、右サイド鈴木（？）が起点となり、
リズムを掴もうとする‥‥初シュート（だと思う）はバーの上｡
防戦のジャトコ、押し込まれるシーンが多い。かといって引いて守ろうともしない。
横浜ＦＣも攻めてはいるがシュートがない。
ジャトコは久々に攻勢、右ＦＫを壁の背後に落とし、走り込んだ小野‥‥わずかに合わない。
１８分。
さらにほぼ同じ位地からのＦＫ、ジャトコ新村の蹴ったボールは壁に当り、前掛かりになっていたＧＫ大石の頭上を越えてゴールイン。
２０分、ジャトコ、同点！そして攻勢に出た横浜ＦＣの背後に早いパス、走り込むジャトコ‥‥左サイドを裏に抜けて、
右から走り込んできた選手が溜めて、三人目、松尾（かな？）のシュート炸裂、ジャトコ逆転！ ２２分。
その後の展開も同様。
圧倒的に攻勢に出る横浜ＦＣの背後を狙うジャトコ。横浜ＦＣは渡辺がＤＦラインに入り、修正する。
押し気味ながら単純なミスで得点期を逃す横浜‥‥芝に慣れていないためかもしれない。また、広く大きな展開にも欠ける。
その点ではジャトコはかなり優位に立っている。
ジャトコのリードで前半終了。 後半。
早い内に同点に追いつきたい横浜ＦＣ。
波状攻撃をかける。
４分‥‥既に数本のシュート！ しかしゴールには届かない。しかし丁寧にサイドを崩そうという意図ある攻撃の横浜ＦＣ。
ジャトコのＤＦも身体を張って守る。
お、７分、横浜ＦＣはパベルが入る。中盤でより圧倒しようというのか‥‥大きな拍手。
パベルは左サイドでキープし、フォローを待つ。横浜ＦＣはトップに大きな選手がいない。
ＤＦには遠藤や渡辺がいるので、
焦って放り込むとどうしても彼らの上がりが必要となり、ジャトコの逆襲にうまく対処しきれない。
圧倒する構成の横浜。フィニッシュに至らずジャトコは逆襲。そのパターンのまま‥‥選手交代でも流れを変えられない、ある意味で膠着のまま。
長身渡辺が上がりっぱなし。だが、ストライカーの動きではない。
４３分、ＦＫのチャンス‥‥パベルのキック、シュートはポストを打ち、
跳ね返りを増田（かな？）が押し込む。
横浜ＦＣ、土壇場で同点！ 泥臭いゴールだったが、
執念で奪った点だった。 ２−２で引き分け‥‥かと思ったら、延長戦があった。これは分からない。Ｖゴール方式の延長だ。
延長戦も全く同じ展開。延長後半になると、カメラマンがジャトコゴール裏へ一斉に移動。勢いは確かに横浜ＦＣだが‥‥
互いに決定機を活かせず、引き分けに終わった。
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